2016年03月31日

TWEEDYを観た



昨日のこと。バタバタと予定をこなしたあと、恵比寿リキッドルームでTWEEDYを観た。WILCOのジェフ・トゥイーディが息子のスペンサーと組んだ親子バンド、と少し甘く見ていたかもしれない。予想を越える素晴らしいライブで無理して観にいってよかったなあと思った。ジェフの友人とスペンサーの友人からなるバンドの演奏はとてもリラックスしていて、WILCOの緊張感とは違う楽しさがあった(スペンサーくんのドラムもよかった!)。

途中バンドが引っ込みジェフの弾き語り、これも溜息がでるほど。WILCOの名曲群をギター一本で、フロアから大きなシンガロングや手拍子が響く一幕もあった。僕がWILCOを初めて聴いたのは1999年、21世紀に入ってからのWILCOはある種のリスナー/ミュージシャンにとっては最重要バンドとなった。ジェフ・トゥイーディの歌をリキッドルームくらいのスペースで(頑張って前で観たのでオペラグラスいらずだった)堪能できる幸せを噛み締める。ジェフのもう一人の息子サミーが出てきてビッグスターの「Thirteen」を歌ったのが個人的ハイライト、彼にとって二度目のステージだったそうだ。アンコールでは予想してた通りジム・オルークが登場してルースファーの楽曲で盛り上がった。

一緒に観たハックルベリーフィンのさくちゃんと吉祥寺まで戻って一杯飲んで「いやあ、良い日だったねえ」と締めくくり。毎日が特別な日だ。  

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2016年03月30日

時の流れにーStill Crazy After All These Years



来客が続く。月曜日は高橋徹也、昨日は高橋結子(けっちゃん)がやってきて、今日はシンガーソングライターの愛弟子、立花綾香が初めて作ったCDを持って遊びにきた。タカテツさんの前ではなぜか普通に立ち居振る舞ったポチ実だったが、けっちゃんには窓越しの姿しか見せず、今日の綾香に対しては1秒たりとも姿も気配も見せなかった。ポチ実がつれないので(ポチ実も朝からチミママ訪問で疲れていたのかもな)近藤研二さんちのモイに接待してもらいに。

ちょうど1年前の5月、近藤家の猫になって1ヶ月も経たないときに会って以来のモイと綾香の再会だったが、モイの育ちっぷりに彼女は驚愕していた。初めて会ったとき20歳だった綾香はあと何日かで24歳になる。時の流れよ…と思わずにいられない。今日もなんやかんやと充実した一日でした。  
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2016年03月29日

4月になれば彼女は



新しいマイクを買った。高い買い物ではなかったけれども、やっぱりちょっと新鮮で録音して音を重ねるのが楽しくなって、今日も一日中レコーディングしていた。4月になったらライブ活動も再開、またバタバタと駆けまわる日々が始まる。新しい暮らしを始める人もいると思いますがぜひ新しい季節の歌をライブ会場まで聴きにきてください。最新メルマガをここにも転載しておきます。完売した公演もありますがいろいろ予約受付中です。どうぞ春からもよろしくお願いします。


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2016年03月28日

猫と青年



シンガーソングライター高橋徹也氏と待ち合わせて吉祥寺で遅いランチ。昨日のライブの様子を聞いたり、お互いの近況報告をいろいろ。せっかく吉祥寺まで来たので、と初めてタカテツさんがうちに遊びにきた。居間でコーヒーを飲んでいたら窓の向こう、塀を伝ってチミママがやってきた。かと思うとあれだけ来客に怯えるポチ実が「だれか来てるの〜?」という感じで現れ匂いを嗅ぐ仕草、タカテツさんへの猫接待は充実したものになり「やっぱ猫かわいいっすね」とニコニコしてもらえた。

作業部屋で最近の作業を聴かせて嬉しい感想を聞く。タカテツさんにと取っておいたデヴィッド・ボウイ関連グッズをプレゼントし、かわりに1990年代後半にカセットテープで発表された『太平洋』というアルバムを受け取った。これから聴くのがとても楽しみ。久しぶりにいろんなことをゆっくり話せた。やっぱりこの人はどうかしてて面白い。  
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2016年03月27日

ケルアック、サリンジャー、カスタネダ|molnの貸し切り図書館30冊目(Chocolat & Akito)



昨日のこと、朝から夕方まで作業してからバタバタと鎌倉へ。週末の道はやたらと混み合って、しかし逗子海岸まわりで走ったら素晴らしい夕陽と海の風景に出会えた。molnでChocolat & Akitoのライブということで楽しみにしていた夜、開演時間ぎりぎりに会場に着くと入り口でショコラさんとばったり。ステージには片寄さんが一人でサウンドチェック中で、期せずしてGREAT3の「Oh Baby」が聴けて時間が巻き戻った。今僕は『リッチモンド・ハイ』を聴いているところ。

2012年に出たChocolat & Akitoの『Duet』というアルバムに僕は感銘を受け、翌年自分の『新しい青の時代』をリリースするときに片寄さんにお願いしてコメントを書いていただいたり、以降いろいろ良くしていただいているのだけど、新作『Chocolat & Akito meets The Mattson 2』も予想を遥かに上回る素晴らしい作品だった。moln名物の“貸し切り図書館”ということで好きな本を紹介しながらのライブ、片寄さんの紹介する本は自分の読書遍歴と共通するところもあり興味深い。なかでも片寄さんが19歳当時、すでに廃版になって手に入らなかったジャック・ケルアックの『地下街の人びと』を国会図書館に通いつめてすべてコピーを取り(1日10ページしかコピーできないゆえ)丁寧に製本したという一冊がすごかった。若さゆえの情熱、青春の形見のような重みがあった。カルロス・カスタネダの本もネイティブアメリアン好きには避けて通れない本、あらためて読み返してみたいと思いました。

一方ショコラさんの選ぶ本はどれも直感的、感覚的な感じがしてショコラさんらしいと思わせる本たちであった(今日は思い立ってサリンジャーの「フラニーとズーイ」を本棚に探しました)。“暮らし家”に憧れるという話を聞いて、僕も最終的には“暮らし家”になりたいなと思いました。片寄さんとショコラさんおふたりの会話は本の内容から転じて死生観さえ垣間見えるような貴重な話に展開していき、たくさん刺激をもらいました。ライブ演奏も素晴らしく、新作からも旧譜からの曲もたくさんあって聴き応えのある2時間。久しぶりに観たC&Aでしたが、面白くて可愛くカッコよく、感動的でした。

終演後はmoln綾ちゃん、五十嵐くんとご飯、ゆっくり話をしたのはいつぶりか。愛猫ミルクにも会えていい一日だった。  
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2016年03月26日

横浜横須賀道路で海まで走るのが好き



早朝から夕方までレコーディング、東京を車で抜け出して鎌倉まで。海に出るタイミングで燃えるような夕焼け。充実した土曜日。  
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2016年03月25日

5月は札幌に行きます

5月は札幌へ行って歌います。予約受け付け中です。
北海道新幹線は明日開通、いつかゆったりと電車の旅で北海道まで行きたいものです。




2016年5月15日(日)@ 札幌 レストランのや
“夜の科学 in 札幌ーspring hill fair”

16:30開場 17:00開演/前売3000円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)
*オフィシャルサイト、レストランのやにて予約を受付

札幌 レストランのや
〒060-0032 札幌市中央区北二条東11-23-14
TEL 011-210-5105  
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2016年03月24日

4月は九州、佐賀と福岡へ

4月に里帰り公演2デイズがあります。とても楽しみです。4月11日にはNBC佐賀のラジオに出演します。もうひとつ九州の皆さんには耳寄り情報、明日からの週末に近藤研二さん(ご近所猫友、「ポチの子守唄」を編曲していただきました。近藤さんは久留米出身)が警固のJOY TRIP CAFEを含む福岡県3ヶ所でのツアーを敢行されますのでお近くの方はぜひこちらをチェックのうえ足を運んでみてください。とても素敵な演奏が聴けると思いますので。




2016年4月16日(土)@ 佐賀 基山町立図書館
“基山町立図書館開館記念イベント”
<ぼくらは本を読んで大きくなった>

〜漫画キングダム作者 原泰久氏 × シンガーソングライター山田稔明氏
基山町出身二人によるトークショー〜
*トークショーの後ミニライブを予定
14:00開演(15時半終了予定)/観覧無料

基山町立図書館
佐賀県三養基郡基山町大字宮浦60-1



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2016年4月17日(日)@ 福岡 警固 JOY TRIP CAFE
“夜の科学 in 福岡ーspring hill fair”

18:00開場/18:30開演/前売3500円(ドリンク代別途500円)
出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)

昨年末12月の佐賀以来の九州里帰りライブが決定!
JOY TRIP CAFEでは昨秋以来2度目のステージとなります。
新しい“HOME”で新しい季節の歌を歌います。

チケット予約はオフィシャルサイトにて受付中

JOY TRIP CAFE
福岡市中央区警固1-4-22-2F
TEL 092-712-8335
営業時間/11:00〜23:00 (LO)
定休日/水曜日(祝日の場合は翌日)

  
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2016年03月23日

音楽には音楽を



今日は今日とて、いろんな作業を日がな続けて、「うーん」と唸ったり仕上がりを聴いてニンマリしたり息を切らして録音したりしてあっという間に時間が過ぎていく。夕方から息抜きに出かけて、出かける先といえば本屋かレコード屋なのだけど、今日は発売を心待ちにしていたレコードとずっと探していたレコードの2枚を手にしてウキウキして帰ってきて、1時間音楽を聴いてまた自分の作業に戻った(イギー・ポップの新譜は心が震えるくらい素晴らしかった)。ちょっと耳休みをするときには鈴木惣一朗さんの「細野晴臣 録音術 ぼくらはこうして音をつくってきた」を読んでいるが、これも未知の音世界に誘ってくれる読み応えのある本。少し前に読み終えた高橋健太郎さんの処女小説「ヘッドフォン・ガール」も活字から音楽が立ち上がる本だった。

結局音楽を作るには音楽を吸い込むことが僕にとって一番いいみたいだ。  
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2016年03月22日

明日とかあさってくらいの未来



今日も終日作業の一日。予定よりも早く終了し、夜になってご近所の近藤さん宅でご飯。ちょうどももクロとさだまさしさんの生放送特番をやっていたのでモイを撫でながら「仏桑花」の演奏をしみじみ鑑賞。徒歩一分の距離に安心してつい遅くまでだらだらとしてしまう。真面目に一日を過ごすと書くべきことが少なくなるが、気持ち的には非常に充実。

明日もそんな感じか。明後日も。  
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2016年03月21日

春のうららの



連休の最終日は夜まで作業をして、渋滞とは逆方向に音楽を聴きながらドライブ。第三京浜に乗ってカーラジオに切り替えると、ビバルディ「四季/春」や滝廉太郎の「花」(春のうららの隅田川)が流れて「春よねー」と思ったのだけど、次に「さくらさくら」がかかり、これから桜が咲いて散るこの儚い季節には短調のメロディも似合うのだなあと聴き入った。ヘッドライトとテールライト、多摩川の水面と光の粒を眺めながら。




<春のライブスケジュールをまとめて再掲します>

4月1日(金)@ 下北沢 lete *SOLD OUT!
4月9日(土)@ 等々力 巣巣(w/イトケン)予約
4月16日(土)@ 佐賀 基山町立図書館(観覧無料)
4月17日(日)@ 福岡 JOY TRIP CAFE☆
4月19日(火)@ 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE(GOMES THE HITMAN w/HARCO、空気公団)◯
4月24日(日)@ 等々力 巣巣(w/中森泰弘 from HICKSVILLE)予約

5月4日(水祝)@ 鎌倉 浄智寺、円覚寺 佛日庵、北鎌倉ツドイ “きたかまフェス”
5月15日(日)@ 札幌 レストランのや☆
5月28日(土)@ 京都 元立誠小学校(GOMES THE HITMAN w/HARCO、空気公団)◯
5月29日(日)@ 大阪 Tea House 茶摩 *SOLD OUT!

☆チケット予約はこちら
◯HARCOの春フェスについてはこちら

ライブ情報詳細はこちら  
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2016年03月20日

粛々3連休



3連休ということだが関係なく、真面目にいろいろ作業。ようやく調子が出てきた感がある。午後から来客、今日はエンジニアの手塚さんが自転車でやってきた。忙しい季節が一段落し『the loved one』制作時以来久しぶりにゆっくりおしゃべり。僕と手塚さんはひとまわり年が違う(確か干支が一緒だ)が同じ感覚で音楽の話ができるのが楽しいし、だから信頼して音を任せられるだろうな。遅い誕生日プレゼントにCDを贈呈したのだけど「これすごい欲しかったやつ!」と喜んでくれて僕も嬉しかった。

普段のびのびと暮らすポチ実は来客があるとどこにいるのか気配すらしなくなる。そしてお客さんが帰ると30秒くらいしたらあくびと伸びをしながら2階から降りてくるからそのアンテナのようなものはさすが猫的だなあといつも感心する。今日もそうだった。明日はどんな日になるか、3連休の最後の日もさしたる行事もなくひたすら作業の一日。それでも、天気が良ければそれだけでも気分がいいなと晴れを願う。

  
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2016年03月19日

リオ・デ・ジャネイロ “ヴァリアス・アイズ”|Rio Tokio



昨日のこと、夜になって池袋の東京芸術劇場へ。開催中の写真展「リオ・デ・ジャネイロ “ヴァリアス・アイズ”」関連イベントとして高野寛さんのトーク&ライブ「Rio Tokio」を観るために。ここへ来るのは2年ぶり、2年前も「Moving Distance:2579枚の写真と11通の手紙」のプログラムのひとつとして行われた高野さんのライブだった(その日の日記)。「Moving Distance」は東日本大震災の津波後の瓦礫の中から回収、洗浄をされた無数の写真のインスタレーションをテーマとした祈りのような即興演奏がメインだったが、この日はブラジルの活気や魅力を高野さんの視点を通じて共有するようなワクワクする話と演奏だった。

対話形式のトークかと思っていたら高野さんの独り語りで、しかしそれはある意味自分史を語るようなとても興味深い内容だった。ブラジルと高野さんを結びつけた、無期限歌手活動停止を宣言した宮沢和史さんの話もたくさん。宮沢さんと共作した「HABATAKE(GANGA ZUMBA)」と「形(MIYA)」を高野さんの声で。盟友への思いのこもった演奏だと感じました。この日高野さんは全編ナイロン弦のガットギターでその響きがピアノにも似て聴き慣れた曲も新鮮に響いた。この日のために作られた“新曲”も素晴らしかった。とても刺激的で、自分のなかのスイッチがなにかパチっとオンになった感覚を感じました。

思えば2年前の東京芸術劇場での「Moving Distance」の直後に高野さんはリオにレコーディングに旅立った(「気をつけて行ってきてください」と挨拶したのを憶えている)。2年とはかくも濃密な時間なのだな。  
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2016年03月18日

5月4日に開催、きたかまフェス詳細です

5月に開催の「きたかまフェス」出演者最終決定しました。僕は安宅浩司くんとのデュオ編成を予定。
大型連休の予定のひとつにぜひ鎌倉での文化と音楽の融合イベントを。

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2016年5月4日(祝)@ 浄智寺、円覚寺 佛日庵、北鎌倉ツドイ
“きたかまフェス2016”


時間:受付9:30 開演11:00 終演 20:00

【出演アーティスト】小川コータ&とまそん、宮田和弥 (JUN SKY WALKER(S))、
浜崎 貴司、おおはた雄一、くもゆき、トミタ栞、中沢ノブヨシ、山田 稔明、
tico moon、レディオサイエンス、She Her Her Hers、CICADA、木下淳次郎

【チケット】前売り4000円、当日4500円、(拝観料別途500円を当日受付時に支払)


*「きたかまフェス」オフィシャルサイト
http://www.kitakamafes.com
オフィシャルサイトでの購入者にはステッカーをプレゼント

*eplus
http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002184006P0030001P0006

*peatix
http://kitakamafes.peatix.com


【企画、主催者】 小川コータ&とまそん、北鎌倉フェス実行員会

【オフィシャルサイト】http://www.kitakamafes.com/

【きたかまフェス とは】
鎌倉のフォークソングを歌う小川コータ&とまそんが発起人となり、北鎌倉の町の
心地よさや地元の人々との触れ合い、未来志向のお寺や神社に携わる方々をもっと
多くの方に知ってもらいたいという思いから歴史あるお寺を会場にした音楽フェスです。
音楽はもちろんのこと、イベントのリストバンドで自由に拝観出来る他、座禅などの
お寺ならではの体験や、鎌倉の食も楽しめるイベントです。

  
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2016年03月17日

降っても晴れても日々は続いていく



今朝のこと。朝一番に郵便局に用事があって出かけて、郵便局に行くまでに猫友ミュージシャン近藤研二さん宅の前を通るのだけど、愛猫モイが道に面した窓で手を振っていた。仲の良いご近所さんがいるのは楽しい。東京は週末にも桜が咲くのでは、という予想。今月から時間があれば(気候が穏やかな日は)近所の公園をふらふらと歩くようにしている。木々の蕾の膨らみがよくわかる。今日は特に空が青く、こんなにいっぱい飛行機が飛んでいるのかと思うほど何機ものジェット機が飛行機雲を牽いて飛んでいくのを眺めた。ポチ実は天気がいいと本当に幸せそうに駆けまわる。午後から夜になるまでずっとベランダでごろごろしていた。

奈良でのカレンダー展が先週終わって、展示物がすべて東京に戻ってきた。たくさんの人に見てもらえて嬉しかった。経堂ギャラリー芝生に続きNAOT NARAにも大変お世話になりました。素晴らしい空間をありがとうございました。ほぼ原画をご購入いただいた方にも発送作業を急ぎますのでもうしばらくお待ち下さい。今日も一日仕事部屋でトライ・アンド・エラー。何も起きなかったけど今日は今日で良い日だった。明日もそんな一日を過ごせたらいいなと思う。季節はもう、今。  
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2016年03月16日

杉さま誕生会、一本の音楽のバトン



3月14日が杉真理さんの誕生日で、昨日は一日遅れのお誕生日会がありました。少し遅れていったらちょうどケーキの儀式のときで、お店には杉さんを愛するたくさんの人たちが集まっていました。村田和人さんのことがあってから連帯感がさらに強くなったように感じて、そうこう思っていたら杉さんとバンドの演奏が始まって、演奏されたのはなんと全部村田さんの名曲たちでした。途中で「作詞した山田くんが歌ってよ〜」と「Brand New Day Brand New Song」でステージに呼ばれ声を枯らしながら熱唱(村田さんはキーが高いのです)、集まった皆さんはサビでおしぼりをぶんぶん振り回しながら泣き笑いしていて、それはとても美しく優しい風景でした。最後に歌われたのは村田さんの「一本の音楽」で、最後の「破りすててしまええええ」と歌い上げるとこなんか杉さんに村田さんが憑依したみたいにカッコよくて感動した。

僕と杉さんは帰る方向が同じなので、しこたま飲んだあとお店を出てしばらくとぼとぼとふたり並んでおしゃべりしながら歩く時間が大好きなのだけど、杉さんは村田さんと予定していた「ずっと還暦ツアー」を引き継いで敢行するそうです。「来れるところあったら山田くんも歌いにきてよ」と言われましたが、僕に断る理由などありません。杉さん、お誕生日おめでとうございます。いつまでも若く、もっともっとたくさんいろんなことを教えて下さい。  
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2016年03月15日

4月 5月ライブ情報まとめ

<spring 2016>

4月1日(金)@ 下北沢 lete *SOLD OUT
4月9日(土)@ 等々力 巣巣(w/イトケン)予約
4月16日(土)@ 佐賀 基山町立図書館(観覧無料)
4月17日(日)@ 福岡 JOY TRIP CAFE☆
4月19日(火)@ 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE(GOMES THE HITMAN w/HARCO、空気公団)◯
4月24日(日)@ 等々力 巣巣(w/中森泰弘 from HICKSVILLE)予約

5月4日(水祝)@ 鎌倉 浄智寺、円覚寺 佛日庵、北鎌倉ツドイ “きたかまフェス”
5月15日(日)@ 札幌 レストランのや☆
5月28日(土)@ 京都 元立誠小学校(GOMES THE HITMAN w/HARCO、空気公団)◯
5月29日(日)@ 大阪 Tea House 茶摩☆

☆チケット予約はこちら
◯HARCOの春フェスについてはこちら

ライブ情報詳細はこちら  
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佐賀県基山町図書館の開館記念イベントが決定しました!

故郷である佐賀県基山町に4月1日に新しくオープンする基山町立図書館の開館記念イベントへの参加が決定しました。同じく基山町出身の漫画家 原泰久さんとのトークと僕のミニライブという内容、観覧無料です。原泰久さんは中国春秋戦国時代を舞台にした漫画「キングダム」(週刊ヤングジャンプで連載中)の作者、出身高校も同じで僕が高3のときに彼は高1だったそうなので、人生の転機になった本との出会いとか、何もない田舎(当時)で思春期になにを思っていたか、など面白い話ができそうでとても楽しみです。武雄図書館と同じ設計士、地元の施工業者によって建てられたという新しい図書館は木の香りがするとても立派な施設で、この町の人たちが羨ましくなるほど。基山小学校、中学校、中央公園が集まった、いわゆる文教地区にあるので、僕は自ずと子供の頃、思春期の頃を懐かしく想起し、真夏の夜の手持ち花火戦争の火花が脳裏にフラッシュバックしました(おまわりさんに怒られる場面まで)。

この機会にぜひ基山町にお越しいただき、山田稔明が作る歌のバックボーンとなる風景に触れていただけたら、と思います。九州の皆さん、16日の基山、17日の福岡とお付き合いください。よろしくお願いします。




2016年4月16日(土)@ 佐賀 基山町立図書館
“基山町立図書館開館記念イベント”

〜漫画キングダム作者 原泰久氏 × シンガーソングライター山田稔明氏
基山町出身二人によるトークショー〜
*トークショーの後ミニライブを予定
14:00開演(15時半終了予定)/観覧無料

基山町立図書館
佐賀県三養基郡基山町大字宮浦60-1  
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2016年03月14日

大阪での弾き語りライブが決定しました!

いろいろな縁がつながって5月に大阪での弾き語りライブが決定しました。
紅茶屋さん、雰囲気としては加古川チャッツワースに近い?お昼の時間帯の
イベント、遠くから近くからお越しください。楽しみにしています!


2016年5月29日(日)@ 大阪 Tea House 茶摩
“夜の科学 in 大阪ーtea for two”

14:00開場 14:30開演/3500円
*ドリンク(チャイ)&焼き菓子付
出演:山田稔明

大阪の紅茶店、親密な空間での弾き語りライブが決定しました。
初めての場所で新しい季節の歌を歌います。明るい時間の“夜の科学”、
ぜひお越しください。入場予約オフィシャルサイトにて受付中!

大阪 Tea House 茶摩
大阪市北区浪花町6-2 FleurArakawa 2
TEL 06-6377-6778

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2016年03月13日

本日、奈良NAOT NARAでの「カレンダー展」最終日!

2月からずっとお世話になってきた奈良NAOT NARAでの山田稔明カレンダー展がいよいよ本日までとなりました。72ヶ月分のカレンダー、手描き額装の“ほぼ原画”、各種CDや小説『猫と五つ目の季節』、そしてNAOTの靴とコラボした好評ポチバッジなどいろいろご購入できます。NAOTはイスラエル生まれの靴ですが、一度履くとクセになります。これを機会にぜひ試着してみてください。このソールならどこまでも歩いていけるのではないか?と魂がウキウキしてしまうから不思議です。そう、「ソール=sole=靴底」と「soul=魂」は心地よくライミングするのです。春の大地を踏みしめながらそろそろ夏のことを考えて少し先のカレンダーをのぞき見する季節に。


山田稔明 カレンダー展 2011-2016 @ 奈良 NAOT NARA
2016年2月2日(火)ー3月13日(日)


2011年以来こつこつと作り続けた、山田稔明が描く猫イラストの
カレンダー。その6年分のイラストを一挙に公開します。
シンガーソングライターが綴る72ヶ月分の“猫のいる暮らし”です。
原画の販売、オリジナルグッズも多数ご用意しました!

NAOT NARA
奈良県奈良市芝突抜町8−1
OPEN:火曜-日曜 (11:00-日没)

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2016年03月12日

1991年と2001年のR.E.M.|25年と15年



昨日は夜からキーボードの真里さんが来宅、ポチ実に会いたがっていたのだけど遠巻きに眺めるだけという予想通りの結果に。つれない猫、もうちょっとサービスすればいいのに。今月は先週のNAOT TOKYOの一本だけでライブはお休みの1ヶ月。考え事をしたり録音したり遊びにいったりフリスビーをしたりしている。もう少し暖かくなればどこかドライブでも行きたいのに春の陽気はまだおあずけだ。4月1日下北沢leteでの“夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽13”は完売御礼、4月からはまたたくさんライブを。

今日はR.E.M.の『OUT OF TIME』というアルバムが出て25年の記念日だった。このアルバムを僕は高2と高3のあいだの春休みに手にして、それ以来25年聴いている。大学受験のための勉強のBGMもこのアルバムだった。「Half the World Away」という曲は「This could be the saddest dusk I've ever seen(これは僕が今まで見てきたなかで一番悲しい夕暮れかもしれない)」という歌い出しで始まるが、このアルバムの歌詞をすべて暗記したことで僕は大学の英米語学科に入れたんだと思っている(仮定法過去とか過去完了形などは言葉で説明されるよりフレーズごと憶えるほうが身につく)。今でもKRS ONEの「Hey, I can't find nothing on the radio」と始まる「RADIO SONG」が流れたら最後まで全部シンガロングしながら聴きたくなる。間違いなく人生の1枚だ。

数日前、2001年に出たR.E.M.の『REVEAL』というアルバムを、思い立って歌詞カードを眺めながら聴いたらびっくりするほど感動した。僕がレコード会社との契約がなくなってくさくさしているころに出てよく聴いたレコードだったがちゃんと言葉に向き合ったことがなかった。「I'll Take the Rain」の歌詞は特に美しい。「鳥が羽ばたくとき、よく考えたものさ/彼らが一生歌って暮らすように、人間にもそうすることができないのか?/僕らは固執しこれがいいと言い張る/もしこれが君の提示する条件ならば/僕は雨を選択する/雨に濡れていくよ」と歌う。『OUT OF TIME』は僕にとって人生の1枚だけど、R.E.M.の21世紀ベストは間違いなく『REVEAL』だと確信した。

25年ずっと頭の中で鳴っていたり、15年経って急に心を揺さぶられたり、音楽とは時間を越えていく素晴らしい産物だ。



  
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2016年03月11日

5年目の3.11とラジオデイズ




家にいるときは朝から晩までずっとラジオが流れている。1階の居間、そして2階の仕事部屋にも小さなラジオが鳴っている。このCMが流れると何時、このコーナーが始まると何時、というふうにラジオは時間感覚を司る時計のようなものなので、年二回4月と10月の番組改編期にはいつもどきどきするのだけど今年の春は大変だ。30年続いた「ゆうゆうワイド」が終了して新しい番組が始まったり、馴染みのパーソナリティが変わってしまったり。プロ野球中継が始まるから夜の時間が退屈になる。頑張って新しい時間感覚を身に着けなくてはならない。

東日本大震災から今日でまる五年が経った。いまだ不自由な暮らしが続く被災地の方もたくさんいらっしゃるだろうし、歴史的な原発事故に関する事態の収束へは遅々として進まない。もう五年、あるいはまだ五年、時間の感覚はここでもゆらゆらと揺らいでいる。小説『猫と五つ目の季節』のなかにもひとつの章を使って書いたが、僕は5年前のその日その時間を自宅で愛猫ポチと一緒に体験した。その日は今日と同じ、金曜日で、地震の瞬間にも流れていたラジオからは「落ち着いてください!落ち着いてください!」という声が響いていたことを憶えている。

世界の終わりのような映像を音を消した薄型テレビ(地上波終了前に買い換えたばかりだった)で眺めながら、僕はラジオに耳を澄ましていた。夜になって不意に流れたビートルズの美しい旋律と言葉に慰められたし、翌土曜日の朝、いつもどおり始まった永六輔さんの「土曜ワイドラジオTOKYO」、お昼の「久米宏のラジオなんですけど」に救われた。その土曜夜に放送された「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」では“人間ナメんな!”というメッセージと音楽を共有して、翌日曜日朝の「日曜天国」では同い年の安住紳一郎アナウンサーの素直な動揺に共感する。思えば、地震のあとの金土日3日間でラジオは僕にとって揺るぎない心の拠り所になったように感じた。

平凡な毎日の暮らしが永遠に続くことはないということを知った、ということが5年前の僕が得た教訓なのだとして、昨日と今日と明日が同じようでいて少しずつ違うということを明確に意識して一日一日を丁寧に暮らしていきたいと思う。僕らはすぐにいろんなことを忘れてしまうが、ひとつひとつちゃんと思い出していくのだ。5年経った3月11日の金曜日の今日も同じように僕はラジオを聴きながら自宅作業をして、そんなことを考えている。あらためて、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。

  
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2016年03月10日

奈良での「カレンダー展」はいよいよ今週末13日までです



2月から始まって会場でのライブも印象的でしたが、会期延長となってかなり長い期間に渡りたくさんの方に足を運んでいただいている奈良NAOT NARAでの「山田稔明 カレンダー展」はいよいよ今週末3月13日(日)までとなりました。“ほぼ原画”などのグッズ販売も好評、さらにこの週末に間に合うようにポチバッジNAOTバージョンもご購入できるように準備しているところです。2011年からちまちまと猫の絵を描いてカレンダーを作りはじめて6年が経ちますが、こんな有意義な展示ができるとは思っていなかったのでとても幸せです。原画の発送は展示終了の後、しばらくお待ちいただきますが楽しみにしていてください。ぜひ週末は奈良散策を!


山田稔明 カレンダー展 2011-2016 @ 奈良 NAOT NARA
2016年2月2日(火)ー3月13日(日)


2011年以来こつこつと作り続けた、山田稔明が描く猫イラストの
カレンダー。その6年分のイラストを一挙に公開します。
シンガーソングライターが綴る72ヶ月分の“猫のいる暮らし”です。
原画の販売、オリジナルグッズも多数ご用意しました!

NAOT NARA
奈良県奈良市芝突抜町8−1
OPEN:火曜-日曜 (11:00-日没)


猫
  
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2016年03月09日

今年も永井宏さんの作品展で演奏します

今年も巣巣での永井宏さんの展示で演奏させていただきます。
会期中、福田利之さんやCHAJINさんのワークショプもあります。

2016nagai

2016年4月12日ー5月1日(18、25休み)@ 等々力 巣巣 
“永井宏 作品展 「汽車」1963”


美術家、作家、詩人、写真家、音楽愛好家、詩や表現のワークショップ主催といろいろな側面をもっていた永井宏の美術作品の(1951-2011)作品展を今年も4月に開催いたします。1963年の写真作品「汽車」を中心に。モノクロの汽車の写真に、タイプライターで書かれた英語の詩が添えられています。作品の展示販売の他に、著書の販売もございます。「人はだれでも表現者になれる。暮らしそのものがひとつの表現であり、表現するこで毎日の暮らしが楽しいものになる」私たちに繰り返しそう話してくれた永井さんの言葉を、これからもつないでいけたらと思います。期間中は縁の方たちによる、ワークショップや詩の朗読、音楽ライブなどを行います。ぜひ永井さんの作品を見がてらご参加くださいませ。(巣巣HPより)



<LIVE>(予約制)
2016年4月24日(日)@ 等々力 巣巣

「詩と音楽」
18:00開場18:30開演/2500円(コーヒー付)
演奏:山田稔明、中森泰弘(HICKSVILLE)、イシカワアユミ
詩 象の音楽(村椿菜文、イシカワアユミ) 他

ボブ・ディランの「Don't think twice It's Alright」に自作の詩をつけて
「くよくよするなよ、イッツ オール ライトやで」と歌ってくれた永井さん。
その歌詞に多くの人が救われました。毎年この展示のために集結する3人の演奏を
お楽しみください。前半は象の音楽による永井さんの詩やオリジナル詩の朗読を。

*入場予約は巣巣HPにて受付中です

巣巣
世田谷区等々力8-11-3
03-5760-7020  
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2016年03月08日

言葉と旋律の自由|NAOT TOKYO 二周年記念LIVE(2016年3月6日 @ 蔵前 NAOT TOKYO)【ライブ後記】

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週末のこと。昨年末には開催が決まっていて、ずっと楽しみにしていたNAOT TOKYOでのアニバーサリーライブ。2年前の開店記念、昨年の1周年に続いて同じ空間で3度目の高野寛さんとの共演、そこに今回は作詞家・作家の高橋久美子ちゃんの朗読が加わるのだから楽しくないわけがない。東京スカイツリーを眺めながら蔵前へ。年末の高野さんとの広島共演旅がとても刺激的なものだったのでこの日もワクワクしながら。初めての久美子ちゃんは少し緊張気味?しかしリハーサルで実際に音を出したらとくとくと言葉が溢れてきて、水を得た魚のよう。

満員の会場、NAOT宮川夫妻の挨拶、そして高橋久美子朗読でライブがスタート。久美子ちゃんの愛媛弁のおしゃべりで会場の緊張感が緩んでいった。呼び込まれて僕もステージへ。3年前上田市で行なわれた「ヒトノユメ」のときに一緒に朗読CDを作った夏を思い出す。「深夜のタイごっこ」という詩をギターとグロッケンを添えてふたりで読み分けた。同じく一緒に作った「幸せほっぺのマンマローザ」というCM曲もぶっつけ本番で。高野さんと久美子ちゃんの即興のセッションも素晴らしかった。高野さんのギターは何層ものレイヤーで乱反射して言葉と撹拌していくような感覚がありました。メロディも言葉もまだまだ自由でいろんな可能性がある。

2番手は僕のステージ。NAOTは“旅する靴屋”のイメージなので「blue moon skyline」という旅立ちの歌を1曲目に。「きみは三毛の子」は演奏するたびにキーが高くなっていき、最終形に辿り着いたかな。先月亡くなった村田和人さんを想いながら僕が作詞を担当した「Brand New Day / Brand New Song」をカバー。折りに触れ歌い継いでいくつもりです。高野さんを呼び込んでの「夜の海を走って月を見た」は隅田川の水面に揺れる光によく似合う。少し前は歌うのが億劫だった「あさってくらいの未来」が最近とてもしっくりくる。発語の快感のようなものを感じている。

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そして最後は高野寛さん、「風をあつめて」で始まるセットリスト。10余年前に書いたメロディに新しく言葉を添えたという新曲が興味深かった。最近特に誰かが歌う“新しい歌”のテーマがとても気になる。良い夜だなあと感動しながらラストの「All Over, Starting Over」までしみじみと聴いた。

アンコールでは高野さんと久美子ちゃんと僕、3人のセッション。まず「太陽と満月」、高野さんにレコーディングでギターを弾いてもらった曲だが、それよりも前に久美子ちゃんととセッションをしたことがあった。“君はおしゃべりな青い鳥/僕はうそつきな猫”という書き出しの「太陽と満月」という詩を久美子ちゃんが朗読、高野さんと僕はギターを鳴らす。歌が始まると久美子ちゃんはグロッケンを叩き音楽家の本能を見せた。高野さんの「夢の中で会えるでしょう」ではコーヒーの空き缶とお米で急場しのぎで作った手作りシェーカーがとても良い音を鳴らしていました。手拍子で小さな会場全体がもっときゅっと親密に。

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終演後の打ち上げも楽しかったから僕は少し飲み過ぎてしまった。
また来年も同じ空間に集まれたらいいな、と思います。  
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2016年03月07日

NAOT TOKYO 二周年記念LIVE<高野寛×山田稔明×高橋久美子>(2016年3月6日 @ 蔵前 NAOT TOKYO)【SETLIST】

2016年3月6日(日)@ 蔵前 NAOT TOKYO
“NAOT TOKYO二周年記念LIVE<高野寛×山田稔明×高橋久美子>”


<高橋久美子朗読ステージに参加>
深夜のタイごっこ
幸せほっぺのマンマローザ

<山田稔明>
1.blue moon skyline(『pilgrim』)
2.猫町オーケストラ(『the loved one』)
3.きみは三毛の子(新曲)
4.Brand New Day / Brand New Song(村田和人 カバー)
5.些細なことのように(『the loved one』)
6.my favorite things(『the loved one』)
7.夜の海を走って月を見た(with 高野寛)
8.あさってくらいの未来(『新しい青の時代』)

<アンコール>
太陽と満月(『the loved one』with 高野寛、高橋久美子)
夢の中で会えるでしょう(with 高野寛、高橋久美子)

  
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2016年03月06日

本日はNAOT TOKYO公演|真夜中24時から下北沢lete公演のチケット受付開始です

本日は蔵前NAOT TOKYOの「2nd Anniversary」、高野寛さんと高橋久美子ちゃんとのライブです。今月はライブはこの一本のみ。心して挑み、楽しみたいと思います。チケットは完売御礼、たくさんの皆さんに会えることを楽しみにしています。天気もなんとか持ってほしいな。そして今夜24時(3月7日0時)から下北沢lete公演のチケット受付が始まります。日曜日の深夜に申し訳ございませんが、ぜひ新年度初日のライブへたくさんのお申込みを。

オフィシャル通販サイトGOMES THE HITMAN.COM STOREではハンドメイドジン「MONOLOG」最新16号の販売を開始、それに伴いバックナンバーの値下げ、カレンダーも値下げしました。小説『猫と五つ目の季節』も相変わらずイラストとサインを添えてお送りしていますのでこちらもぜひご利用ください。

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2016年4月1日(金)@ 下北沢 lete
“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽13”

19:00開場/20:00開演/料金3,500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明

ソロ弾き語り定例会をいつもの空間で。
新年度の始まりに新しい季節の歌を歌います。

*通販STOREチケットセクションにて3月7日(月)0:00からチケット販売開始!

下北沢 lete(http://www.l-ete.jp/
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275  
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2016年03月05日

Dear BEATLES 2016|彼は本当のNOWHERE MAN?



昨日のこと、三軒茶屋の昭和女子大学人見記念講堂で行なわれた「Dear BEATLES 2016」を観に出かけた。杉真理さん、アルフィーの坂崎幸之助さん、REVOLVERのRICKYさん、チューリップの上田雅利さん、伊豆田洋之さんらビートルズを愛する音楽家たちが集いビートルズ楽曲を演奏するコンサート、今年で14回目。本当なら村田和人さんも出演する予定だった(村田和人さんのこと)。僕は2013年以来2回目の「Dear BEATLES」で、前回観たときは1966年の『REVOLVER』完全再現ライブだった。そして今回は、昨年リリースされて話題になったTHE BEATLES『1』全曲を演奏するという内容。これだけのキャリアのある出演者にも関わらずビートルズ楽曲以外は演奏しない。

老若男女(いや、若者は多くなかったかな...)で大盛況の会場が暗転して始まったのは、しかし「The Long and Winding Road」だった。『1』を頭から順番にやってもつまらないから最後の曲から遡る、という意表をつくセットリストでした。いきなりグッとくる歌が続いて、村田さんへのレクイエムにも聞こえた。「Let It Be」のギターソロは杉真理さん。杉さんがこんなにキュンキュンとソロを弾くようになったのは村田さんと二人で回る還暦ツアーがきっかけだったはずで、真剣な眼差しで弦をかき鳴らすその姿を村田さんはにやにや笑いながら見ていたのではないかな。『1』に収められたのはすべて全米ナンバー1になった曲たちなので全部よく知っている定番曲なはずなのに、コード進行やドラムのパターンやフィルイン、ハーモニー、いたるところに新しい発見があるから不思議だ。

ゲストの新山詩織さんが凛とした声で歌った「Across the Universe」がとてもよかった。先月僕が村田さんの新作『ド・ピーカン』のために書いた歌詞の一節と共通するフレーズを見つけてハッとした。最後の最後、アンコールでステージ中央に村田さんの写真とヴァイオリンベース(代役のBOX小室和之さんが弾いた)が置かれて、初めて村田さんの話。ジョンが遺したデモを完成させた「Real Love」と、「In My Life」が捧げられた。「Some are dead and some are living/In my life, I've loved them all」。旅立った者も生きている者も繋がっている。音楽が媒介する。

大団円して終演後にスピーカーから流れてきたのは村田さんが歌った「NOWHERE MAN」だった。「ひとりぼっちのあいつ」という邦題で知られるこの曲は意訳すると「どこにもいない男」、しかし「NOWHERE」を「NOW」と「HERE」に別けて読むと「今、ここにいる男」になる。先月村田さんのために書いて送ったもうひとつの曲(村田さんの感想が聞けないままの歌詞だ)に僕が「EVERYWHERE MAN」というタイトルをつけたのは偶然か必然か。当然「どこにもいない男」の反対の「どこにでも現れる男」という意味をこめた。杉さんに「山田くん、村田が歌う『NOWHERE MAN』聴いたことある?すっごい良いんだよー」と聞かされていたその歌を、僕は椅子に座ったまま耳をすまして聴いた。とても感動した。終演後のロビーには村田さんのいきいきとした写真が飾られていました。

帰ってきてからもビートルズを何枚も聴いている。


  
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札幌での8ヶ月ぶりのライブが決定しました

2009年以来お世話になっているレストランのやにて昨年9月以来、記念すべき10回目のライブが決定しました。
遅い春をお祝いして新しい季節の歌を歌います。予約受付も開始しました!


2016年5月15日(日)@ 札幌 レストランのや
“夜の科学 in 札幌ーspring hill fair”

16:30開場 17:00開演/前売3000円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)

*オフィシャルサイト、レストランのや店頭にて予約を受付

札幌 レストランのや
〒060-0032 札幌市中央区北二条東11-23-14
TEL 011-210-5105


  
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2016年03月04日

鎌倉での「きたかまフェス」チケット発売は明日から

明日3月5日12:00チケット販売開始です!

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2016年5月4日(祝)@ 浄智寺、円覚寺 佛日庵、北鎌倉ツドイ
“きたかまフェス2016”


時間:受付9:30 開演11:00 終演 20:00

【出演アーティスト】小川コータ&とまそん、宮田和弥 (JUN SKY WALKER(S))、
浜崎貴司、おおはた雄一、くもゆき、中沢ノブヨシ、山田稔明、ticomoon、
レディオサイエンス、She Her Her Hers、木下淳次郎 and more !!

【チケット】前売り4000円、当日4500円、(拝観料別途500円を当日受付時に支払)


<3月5日12:00からチケット発売となります!>

*「きたかまフェス」オフィシャルサイト
http://www.kitakamafes.com
オフィシャルサイトでの購入者にはステッカーをプレゼント

*eplus
http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002184006P0030001P0006

*peatix(3月5日12:00にページ公開されます)
http://kitakamafes.peatix.com


【企画、主催者】 小川コータ&とまそん、北鎌倉フェス実行員会

【オフィシャルサイト】http://www.kitakamafes.com/

【きたかまフェス とは】
鎌倉のフォークソングを歌う小川コータ&とまそんが発起人となり、北鎌倉の町の
心地よさや地元の人々との触れ合い、未来志向のお寺や神社に携わる方々をもっと
多くの方に知ってもらいたいという思いから歴史あるお寺を会場にした音楽フェスです。
音楽はもちろんのこと、イベントのリストバンドで自由に拝観出来る他、座禅などの
お寺ならではの体験や、鎌倉の食も楽しめるイベントです。


  
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2016年03月03日

また今年もだるま市



3月になって今年も恒例の深大寺だるま市の時期がやってきた。もう何年通っているだろうか、武蔵野の春の風物詩。今年はお菓子屋ダンラナチュールなっちゃんと息子の凪くんと待ち合わせて出かけた。深大寺に到着するとちょうど「お練り行列」の最中だった(深大寺だるま市についてはここに詳しい)。無数のだるま屋さんが並ぶのでどれを買うか迷ってしまうが、ここは直感に委ねるのがいい。今年は鼻が高くて赤いダルマさんにした。だるま市の醍醐味はお坊さんにダルマの目入れをしてもらうところにある。新しく買ったダルマの左目に阿吽(あうん)の「阿」という意味の梵字を、1年間を無事に過ごさせてくれた古いダルマには空いている右目に「阿」に続いて「吽」の梵字を書いてもらって奉納する。参道にはイカ焼きとかお好み焼き、いろんな出店の美味しそうな匂いが漂っていて、みんな楽しそうに赤青黄色と色鮮やかなダルマを抱いてそれぞれの願いを願うのだ。

雲ひとつない青空。そしてとてもあたたかい日だったので、茶屋で甘味を食べながら「なんだか今日は良い日だなあ」としみじみ思いました。明日もいい日になればいい。  
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2016年03月02日

新しい図書館、新しい叡智



故郷の佐賀県基山町に新しい図書館が完成し、それが4月1日に開館する。オープン前の図書館内部を特別に見させていただいた。古い図書館は高校時代に足繁く通って受験勉強をした場所で、すなわちそれは現在の自分がここにいることと重要な繋がりがある。新築の木の匂いがする新しい図書館は有名な武雄図書館などを手がけた設計者によるデザインがとても印象的。オープン準備のために本を移したり新しい本を仕入れたり職員の皆さんが忙しく駆け回っていた。

若者が勉強できるようなスペースがあったりWi-Fiスポットがあったり最新の設備を見るにつけ、こんな小さな街でこんな充実した図書館があるなんて羨ましいな、と思った。古い図書館で勉強に飽きてはぼんやりと書棚の間を散歩し、様々なまだ見ぬ世界への入り口を眺めてから25年近くが経った。書物がいかに人生を豊かにしてくれるものかということを僕らは子どものころから知っているけれど、すぐにそのことを忘れてしまいがちだ。新しい棚に並ぶ使い込まれた本たちを見てなんだかとてもワクワクした。

開館記念になにかイベントができないか、という打ち合わせ。面白いことができたらいいな、と思う。  
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2016年03月01日

弥生、3月



もう3月である。今年は自分のなかの時間の感覚に緩急ありすぎてカレンダーをめくる手も心もとない。1月はとても長い1ヶ月だったけど2月は2週間くらいしかなかったんじゃないか?3月はどうなるか。その3月の最初の日を僕は九州佐賀の故郷で過ごした。明日は役場に勤める旧友と打ち合わせ。

田舎の夜は寒くて長い。ポチ実風に言うなら、「アタシ、ネル」というところか。  
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