2018年03月31日

手を振り去る三月



二月は「逃げる」、三月は「去る」というのは本当で、あっという間に過ぎていった。深大寺のだるま市に行ったのはついこないだだった。大阪と兵庫のライブがあって、それ以外は打ち合わせとかリハーサルとか録音とかでなんだか落ち着かなくて、雪も降って、桜がいつもより早く咲いて、もうどんどん散っていてさびしい。いつもの3月とは違う感じがするのは気のせいだろうか。一昨日、スタジオ帰りの24時過ぎに武蔵野市役所の裏のお気に入りの桜スポットまで車を飛ばしたのだけど、人通りのないその場所で、とにかく幻想的な風景に静かに感動した。

元旦に立てた誓いが簡単にくじけたとしても、短い2月を駆け抜けて3月に出直せばいいさ。4月になれば。



  

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2018年03月30日

GOMES THE HITMANのリハビリDAYS



3月はとにかくGOMES THE HITMANのメンバー4人で集まって長い時間を過ごした。10時間のスタジオを6日間だからかなりのもので、2014年ライブ活動再開以来ここまで集中したことはなかったように思います。僕らバンドが楽曲アレンジをしたり、CDを録音したり、それを作品として発表したりしていたのはもう13、4年も前のこと。デビュー20周年にあたる来年2019年に録り下ろし新作を発表するという宣言をしたものの、バンドってどうやってやるんだったっけ?という勘の鈍りがあって、そのリハビリ、ウォームアップをやろう、というのが年頭の新年会で決まったことだった。それを実践したということ。

メンバーで集まっているのを聞きつけてイトケンさんとかギタリストの哲さんとかエンジニアの安部さんなんかが様子を見にきてくれて、今週頭には湯川トーベンさん、今日はタカテツさんまでPastelのなめらかプリンを持って遊びにきてくれた。昔はGOMES THE HITMANをやるときは肩肘張って、ピリピリしていた僕が、ふにゃふにゃと弛緩して、メンバーにいろんなことを任せたり託せたりできるようになったのはなんでだろうか、と不思議に思う。この3月の6日間のスタジオも僕にとっては妙なストレスもなく、楽しい時間でした(身体あちこち痛くて徹底的にクタクタに疲れましたが)。

1993年に結成して初めてボーカルを担当したバンドが四半世紀経った2018年にも存在していることがとても幸せです。19歳が44歳になる時間が経ったのです。  
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2018年03月29日

はしもとみおさんと猫と私

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明日から等々力の巣巣にてはしもとみお個展「ブレーメンの音楽隊」が始まります。みおさんとの出会いと交流は先代猫ポチが亡くなった4年前の夏に始まりました。失意の底にいた僕の心に光を差してくれたのがみおさんが作ってくれたポチの彫刻でした。以来、ワークショップに参加したり、イベントでのコラボレーションも東京、三重、福岡と回を重ねて、この春には熊本へも出かけていくことになっています。

昨年末にはコンビニコミックス『ねこぱんち』で愛猫ポチとポチ実が漫画化されるというご褒美のような機会もいただいきましたが、またこの春、愛猫ポチ実をみおさんが新しい場所へ連れ出してくれたのです。JRの駅にあるエキナカ自販機<naturacure>はこれまでもみおさんの描いた絵で包まれていましたが、新デザインのなかにうちのポチ実も忍ばせてもらいました。東京駅からデビューしたそうで、これからさらに範囲が広がっていくとのことです。僕も電車に乗るたびに愛猫の姿を探したいと思います。来週末は巣巣で近藤研二さんとともにみおさんの彫刻に囲まれてのライブ、そして来月頭には熊本です。魂のこもった彫刻もみおさんご自身もとても素敵です。ぜひご来場ください。




2018年4月7日(土)@ 等々力 巣巣
はしもとみお作品展 LIVE「猫と音楽」

19:00開場 19:30開演/料金4000円(お菓子付き)
出演:山田稔明、近藤研二

はしもとさんとも縁の深い2人の猫好きミュージシャンが
猫の彫刻に囲まれて演奏。猫のでてくる歌を奏でます。
*THANK YOU!SOLD OUT!



はしもとみお作品展「ブレーメン」
2018年3月30日(金)- 4月8日(日)@ 等々力 巣巣

10:30 - 18:30 最終日は17:00まで/観覧無料
木彫ワークショップ「ゆらゆら猫とゆらゆら犬」は4月7.8日に開催

はしもとみおの手によって、ひとつの木の塊から彫り出された命を宿した動物達。
今年のテーマは「ブレーメン」。初期のころから作り続けている人気の作品。
ながめているだけで心も穏やかに。会期中会場では、はしもとさんがアトリエで
ブレーメンを製作している映像をご覧いただけます。

販売の作品はすべて、ご来店の方の抽選となります。
会期終了後に、はしもとさんにくじをひいてもらい決定します。
はしもとみおHP

等々力 巣巣
世田谷区等々力8-11-3
03-5760-7020




2018年5月1日(火)@ 熊本 長崎書店 3F リトルスターホール
くまもと猫町ラプソディ

18:30開場 19:00開演(20時半終了予定)/料金2,000円
出演:山田稔明/トークゲスト:はしもとみお(木彫家)

東京、三重、福岡に続いて、今年は熊本にて木彫家はしもとみおと
シンガーソングライター山田稔明のコラボレーションライブが決定。
想いを込めて彫られた愛猫ポチやポチ実、猫町の仲間モイやウニ、
インスタグラムで人気の猫たちも熊本へ出張します。
キャリア初の熊本ライブにご期待下さい!

【ご予約方法】
・長崎書店レジカウンターにてお申し込み
・お電話でお申し込み(長崎書店 TEL 096-353-0555)
・メールでお申し込み(長崎書店 info@nagasakishoten.jp)
*ご来店ならびにお電話でのお申し込みは、10時〜21時の間にお願いいたします

長崎書店(http://nagasakishoten.net/
熊本市中央区上通町6-23
*会場(長崎書店ビル3階)までの移動手段は階段のみとなりますので予めご了承ください
  
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2018年03月28日

桜の朝昼晩



うちの庭からは斜向いの空き家の桜がよく見える。朝起きて見上げたら満開、今が盛りだ。ポチ実にとっては4回目の春、今年もその桜をバックに写真を撮った。こんなに良い天気なのに作業部屋は遮音と遮光の厚いカーテンをひいて、お昼からずっと録音作業。猫だけがベランダでごろごろと陽気を謳歌していた。いくつも平行するレコーディング、なかなかタフな数ヶ月である(まだまだ続く)。

夕方になってなんとか作業を終わらせて、渋谷
へNYブルックリンのバンドBEACH FOSSILSの来日公演を観にいった。去年のアルバムがとても好きだったので期待していた。ソールドアウトでパンパンのクアトロ、バンドは思っていたよりもやんちゃでアグレッシブ。いい気分転換になった。帰り道の仄明かりに浮かぶ夜桜もとてもきれい。この眼福の季節をあとどれくらい過ごすことができるかな。

明日も飽くなきレコーディング。  
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2018年03月27日

NAOT TOKYO4周年記念LIVE <高野寛×山田稔明×高橋久美子>(2018年3月25日 @ 蔵前 NAOT TOKYO)【ライブ後記】

毎年の恒例行事となった蔵前にあるイスラエル製靴のお店NAOT TOKYOでのアニバーサリー。2014年の第一回から数えて5回目、4周年記念のライブが盛況のうちに終了しました。これまではいつももう少し早い時期に開催されていたのが3月後半になって、さらに桜が早く咲いたのでなんだかこれまでと少し違う風景のなかでの新鮮な感覚があった。花見が影響した靖国通りの渋滞がすごくて、それでも連なる並木や千鳥ヶ淵の桜を愛でる人たちを眺めて蔵前に向かうのはとても「春」という感じで心がうきうきして。

蔵前の街も一年経って少しお店が変わったりしていつも簡単に停められる駐車場が満車だったり、1年でいろんなことが少しずつ変わっていくのですね。それでも高野さん、久美子ちゃんと僕、NAOTスタッフと顔をあわせるとなんだかリラックスして焦らず急がず、親戚集まりみたいなゆるやかな気持ちになるから不思議。継続って素晴らしいな、と思う。4年前はどうだったっけ、という話。高野さんは25周年だったのが今は30周年になり、うちではポチが元気だった庭でポチ実が駆け回り、一昨年から加わった久美子ちゃんも時間の分だけ世界中のいろんなところへ行った。



リハーサルでは初めて演奏する歌を練習。高野さんにライブ直前にリクエストした「僕たちの花火」という僕と久美子ちゃんで2年がかりで作った歌、蔵前NAOTの窓から見上げた花火が書かせた曲。3人での演奏はうまく行きそうな予感。結局1回しか練習しなかったんじゃないかな。

満員御礼で開演、NAOT宮川さんの挨拶から高橋久美子オン・ステージ。その言葉と語り口で空気を変えてしまうからすごい。呼び込まれて、ここ最近よく一緒に奏でる「春」という詩を。彼女はドラマーなのでビートとともに朗読するとアクセントの付け方がとても面白くて、ラップのような歌のような独特な節回しが楽しい。高野さんとの即興セッションは今年も素晴らしかった。思えば高野さんと久美子ちゃんのセッションを新代田Feverで目撃した夜に僕は初めて高野さんに挨拶したのだった。それが5年前の話。

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あたたかくて桜が咲き誇るような日だったので春の歌を歌おうと思って、「tsubomi」や「春のスケッチ」は僕の中では冬の最後の歌という感じがするから外した。自分がこれまで書いてきたなかで「桜」という単語が含まれる歌の少なさよ。「day after day」は“桜並木をひとり行く”歌。「スプリングフェア」は大学生のときに書いた古い曲、“桜の木の下でそっとうつむいて/闇を染める影を見つめているの?”と歌うが、これは梶井基次郎の『櫻の樹の下には』のデカダンスから引いたフレーズだったと思う(だから思い詰めた思春期の歌になっている)。「春のセオリー」はHARCOとの共作曲、大好きな歌なので春に僕が歌い継ごうと思う。

高野さんにひとつわがままを聞いてもらって、僕の新曲「セラヴィとレリビー」でのセッションを。まだ誰の音も重なったことのないこの歌を最初に高野さんと手合わせしたかったのだ。譜面には「春夏秋冬」と「Ah Ah」とだけ書き込んだのだけど、ギターとコーラスが入ってきたときにひとつ歌が昇華する感じがして感無量、また一緒に演奏したいと思いました。久美子ちゃんが加わって「僕たちの花火」は途中レリビー的な展開も飛び出したりして、会場の雰囲気はとても和やか。そのまま高野さんのステージに。

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窓の外には隅田川が流れ、スカイツリーの光が揺れる水面を眺めながら歌を聴くと「ああ、去年もこんなふうに感動していた」と思い出す。高野さんはこの1年でリリースされた2つの新しいCDからの選曲も楽しく新鮮。ボブ・ディランの「時代は変わる」日本語カバーにも聴き入ってしまう。高野さんの新作『A-UN』はミュージシャンシップ溢れるとても風通しのよいレコードでした。30周年を迎えてなおもフレッシュなその姿勢に刺激を受けてばかり。

アンコールではまた3人になって、去年も演奏した「わたしのドライバー」。これも高橋久美子の詩をもとに僕が曲を付けた賑やかな曲。詩先で作曲する作業はとても面白い。この日はシンガロングするシーンが多くてお客さんの歌声が響いた夜でした。高野さんの「夢の中で会えるでしょう」で大団円。みんなニコニコしていました。NAOT TOKYO4周年おめでとうございます。各方面に枝葉を広げていくそのアイデアと挑戦にいつも刺激をいただいています。また奈良でも蔵前でも日本中のどこででも。そしてまた来年同じ場所で同じメンバーで集まりましょう。たくさんのご来場ありがとうございました。




  
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2018年03月26日

NAOT TOKYO4周年記念LIVE <高野寛×山田稔明×高橋久美子>(2018年3月25日 @ 蔵前 NAOT TOKYO)【SETLIST】



2018年3月25日(日)@ 蔵前 NAOT TOKYO
NAOT TOKYO4周年記念LIVE <高野寛×山田稔明×高橋久美子>


・春(with 高橋久美子)
・三谷くん(with 高橋久美子)

1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと(『新しい青の時代』)
2.day after day(GOMES THE HITMAN『omni』)
3.スプリングフェア(GOMES THE HITMAN 未発表)
4.春のセオリー(HARCO カバー)
5.calendar song(『pale/みずいろの時代』)
6.小さな巣をつくるように暮らすこと(『DOCUMENT』)
7.セラヴィとレリビー(新曲 with 高野寛)
8.ぼくたちの花火(with 高野寛、高橋久美子)

EN
・わたしのドライバー(with 高野寛、高橋久美子)
・夢の中で会えるでしょう(with 高野寛、高橋久美子)


  
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2018年03月25日

坂本千明『退屈をあげる』原画展|福田利之展 吉祥寺の森

昨日のこと、「今行っとかないと時間がない!」ということになって、隣駅西荻窪のウレシカで開催中の坂本千明さんの『退屈をあげる』原画展へ駆け込んだ。前回この原画を見たのは2015年秋で、その後この私家版の冊子は青土社から美しく書籍化された。坂本さんは僕の大学の先輩が出したCD(Thermoという、GTH須藤さんとGAJIの君島さんのユニット)のジャケットのイラストを描かれていたという偶然の繋がりや、猫が取り持つ絶対的な縁もあって折りに触れ仲良くさせていただいているけれど、この『退屈をあげる』の原画たちを前にするとすっと静かな気持ちになるのはなぜだろうか。うちのポチより1年早く愛猫を亡くしてこの本を作った坂本さん、僕と同じく一人っ子なので、勝手に一人っ子猫センパイだと感じている。展示は明日26日(月)まで。



西荻窪からの帰路、ふっと目に入ったファミレスを見て、ちょうど5年前、『新しい青の時代』のジャケットのための原画をイラストレーター福田利之さんから見せてもらったのはまさにこのファミレス、季節も今頃ではなかったか、といろいろ思い出した(実際は5年前の3月11日だった)。黄砂かなにかのせいで空の色がとても不穏な日だったことを憶えていて、さらにそのとき僕は福田さんといろいろ意見が衝突してしまい、なかなか険悪なムードになったのだけど、そのあと『新しい青の時代』はきちんと完成し、2018年になっても福田さんと仲良くできているのが光栄で嬉しい。昨日は4月7日から始まる「福田利之展|吉祥寺の森」の展示のために我が家で補完している『新しい青の時代』の原画を吉祥寺美術館まで届けた。もう再来週にスタート、とても楽しみ。


  
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本日蔵前NAOT TOKYOでのアニバーサリーライブです

いつも三月は蔵前のNAOTでのこのイベントが楽しみで、まだ先だと思っていても、いつの間にかいつも、すぐにその日がやってくる。今日はとてもいい天気なので隅田川とスカイツリーは僕らを気持ちよく迎えてくれるだろう。桜も。四周年ということで、第一回目のオープニング記念から数えて五回目のNAOT。四年前のことを思い出そうとすると混乱する。まだポチが生きていた春だった。あっという間に思えても長い時間だとも感じるし、なにかの存在と不在は、まるで目眩みたいな不思議な感覚を伴う。

2013年に出した『新しい青の時代』という作品収録の「光の葡萄」という曲のなかで「もう変わるはずのないことと安心してたかたちがゆらゆら揺れている」と歌う一方で「変わるはずなんてないと諦めてしまったこと」も状況は変わり得る、とも歌っているのだけど、その真意は当初自分のなかではぼんやりしたものだった。それが時間の経過とともに明快になっていくから繰り返す季節にはすべてに固有個別の意味があるのだなと思う。もう叶わない想いだと思っていたことがむくむくと動きだしたり、当たり前だと思っていたことが音を立てるようにがらっと変遷していく日々に。

昨晩、遠方に向けて慣れない電報を打ちながら静かに考えたのも、存在と不在のコントラスト、変わらないものと変わってゆくことについてだった。春というのはいつもこんな感じの季節だった、と春になるたびに毎度のごとく思い返す。今日は「光の葡萄」は歌わないけれど、新しい季節の歌をたくさん歌いたいと思います。本日蔵前NAOT TOKYOでのライブは17時半から。完売御礼。

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2018年03月24日

OZmagazine × トラベラーズファクトリー × 山田稔明|“鎌倉よりみちLIVE”開催

春に楽しいイベントが決定しました。OZmagazineとトラベラーズファクトリーがコラボして生まれた「よりみちノート」発売記念のポップアップショップでトークとライブを馴染みのお店鎌倉の雑貨店molnにて。トラベラーズファクトリーとは昨年「notebook song」というCDシングルを作りましたがこうしてまた違う空間でご一緒できることも嬉しく、お誘いいただいてとても嬉しいです。

OZmagazineとトラベラーズファクトリーがコラボ「よりみちノート」は、忙しい日々を過ごす中で遠ざかりがちな、“無駄に過ごす時間”や“目的のないおでかけ”を、「よりみちじかん」として提案。東京版に続き、このたび鎌倉版が発売となります。鎌倉・湘南のエリアごとのオススメスポットの紹介とともによりみちじかんに出会ったものや感じたことを、自由に書き込んでいけるノートです。「よりみちノート」鎌倉版の発売を記念して、3日間限定のポップアップショップとスペシャルイベントを開催。限定グッズもありますのでお見逃しなく。最終日4月22日、オズマガジン古川誠さん、トラベラーズファクトリー飯島淳彦さん、山田稔明での「よりみち」トークとライブイベントを開催。「よりみちノート」を片手に鎌倉さんぽを楽しんだ1日の終わりに、楽しいおしゃべりと音楽の夜を。

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2018年4月22日(日)@ 鎌倉 moln
“鎌倉よりみちLIVE”
〜OZmagazine × トラベラーズファクトリー × 山田稔明〜

17:30開場 18:00開演/3500円(ドリンク代別途)
出演:古川誠(オズマガジン)、飯島淳彦(トラベラーズファクトリー)、山田稔明

◎ご予約はmolnまで

タイトルを「4/22 よりみちライブ」として、
・お名前・人数・お電話番号をご明記の上、
mail:belleandnatary@yahoo.co.jp
または
tel 0467-38-6336(水〜日、11:00〜18:00)までご予約ください。
メールでお申し込みのお客様には、折り返しご予約完了メールを返信いたします。


OZmagazine「よりみちノート」POPUP SHOP
2018年4月20日(金)〜22日(日)
open 11:00〜18:00(22日はイベント開催のため〜16:00)


鎌倉 moln(http://cloud-moln.petit.cc/
〒248-0012 神奈川県鎌倉市御成町13-32 2F
tel&fax 0467-38-6336
11:00-18:00 月火 定休
  
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2018年03月23日

思い出すこと、忘れてたこと



夕方の5時に吉祥寺の街のなかにいるとハッとする。どこからか聞こえてくる5時を告げる鐘の音はそのまま2002年の『mono』の冒頭「6PM intro」で鳴る鐘の音とまったっく同じだからだ。曲名に合わせて鐘をひとつ増やしたけれど、今から17年前の2001年の冬にコンパクトレコーダーで吉祥寺の街で録音した素材が元になっている。何年も経って、今でも同じ鐘の音が時を告げていることに驚く。『mono』を作っている頃のことはよく憶えている。メジャーレーベルとの契約が終了した後の、とても心細く不安定な気持ちのなかで、ただただ音楽と言葉の力を信じて限られた予算と小さなスタジオで音をひとつずつ重ねていった。

その後2003年にVAPと契約して再びメジャーレーベルでの活動が始まったわけだけど、今年で2度目のメジャーデビューからも15年が経ったのだなあと気づいた。『omni』という作品をリリースして全国を駆け回るプロモーションが終わってから、すでに廃盤の憂き目にあっていた『mono』のなかからの数曲を再録音したいと直訴して『夜明けまで』というシングルがリリースされることになるのが2004年。僕はこの頃のことをあんまり憶えていない。事務所をやめた頃から始めた深夜シフトのコンビニバイトをやめることができずに、夜と昼が繋がってこんがらがった生活が続いていた。このシングルリリースの後に僕は身体を壊して長期休養に入ってしまうので、いろんなことがいっぱいいっぱいだったのかもしれない。『夜明けまで』は自分史のなかでは煙草を吸っていた山田稔明にとって最後の作品として記憶される。

先日GOMES THE HITMANでスタジオに入っていたときに、別のスタジオにいらっしゃっていたヴァイオリンの武藤祐生さんが「わあ、ゴメスのみんな久しぶり!変わらないメンバーでバンドを続けられるって幸せだねえ」と満面の笑みで僕らの部屋に入ってこられた。もちろん武藤さんとは面識もあり、その素晴らしい手腕も存じている僕らは「わあ武藤さん、お久しぶりです!」と返すわけだが、武藤さんとGOMES THE HITMANとの繋がりがわからない。思い出せない。

帰宅してGOMES THE HITMANのCDブックレットを目を凝らして読むと、僕らは武藤さんに『夜明けまで』シングルのなかの「情熱スタンダード」でヴァイオリンを弾いてもらっていた。とても失礼な話だが、このときのことをほとんど憶えていないのだ、僕は。今度武藤さんに会ったらちゃんと話そうと思う。とるにならないなことは細かいところまで憶えているのに、ある部分がすっと抜け落ちているということがあるけれど、『夜明けまで』はそういう時期の作品なのかもしれない。「忘れな草」の弦パーとは?と進むとシンセストリングスで構築したものだった。そうだそうだ、「男なら女なら」には上野くんが初めて僕のレコードにフルートを吹き込んでくれたのだった。あれ?ブラス・セクションも入っている…。

で、結局僕はこの『夜明けまで』という4曲入りのシングル、「情熱スタンダード」はもちろんのこと、なんだかとても感動しながら聴いた。初めて聴くみたいな感覚だった。『mono』のなかにいるのとは違う表情と服装をしている。僕らは出さなくてもよかったCDを一枚も出していないという自負があるけれど、これも振り返ってみると必要な軌跡、轍だったように感じる。2002年から2004年というのがひとつの季節で、2005年からその次の時代、という感じがする。吉祥寺の5時の鐘の音を聞いて、そういうことに思い巡らせました。今日はこれからGOMES THE HITMANリハビリ DAY2。

Amazonにある『夜明けまで』、最後の一枚かもしれません。今年はじめからサブスクリプションのサイトで聴けるようになっていますが、ジャケットも素晴らしいのでフィジカルで所有するのもいいと思います。  
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2018年03月22日

圧倒的に猫だった|猪熊弦一郎展 猫たち

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一昨日のこと。Bunkamura ザ・ミュージアムで始まった『猪熊弦一郎展 猫たち』を観にいった。フェルト猫作家の猫ラボさん(猫ラボのフェルト作品が物販コーナーに展示されています)に誘ってもらった貴重な内覧会、MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の学芸員の方の興味深くわかりやすいギャラリートークもあり、目と耳で堪能することができた。香川県のMIMOCAへは一度2013年夏に立ち寄ったことがあったけど、猪熊弦一郎の原画を見るのは初めてのことで、大きな作品から小さなスケッチまで、“猫が好き過ぎる”感じが溢れていてたまらなかった。「猫に無慈悲になれなくて抽象的に描ききれない」という趣旨のご本人の苦悩の言葉が微笑ましかったです。ここに行けばありとあらゆるポーズの猫が見られるのではないかな。

会期は4月18日まで。期間中に時間を作ってもう一度見てみたいと思いました。  
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2018年03月21日

ニューヨークの少年|映画『さよなら、僕のマンハッタン』



『(500日の) サマー』のマーク・ウェブ監督最新作『さよなら、僕のマンハッタン』を4月の公開より一足先に観させていただいた。原題の『The Only Living Boy in New York』がサイモン&ガーファンクルの最後期の名曲「ニューヨークの少年」から引いてあるだけでもう僕にとっては魅力的な映画。ニューヨークを舞台にした青春劇、ルー・リード、ボブ・ディラン、かつてパティ・スミスが働いた古書店、机ひとつのアパートメントの部屋、セントラル・パーク、カフェやバー。その物語と風景に没頭。

登場人物たちが交わす会話がとてもテンポよくて面白く、生き物のように変化していく街のなかで翻弄されるニューヨーカーたちの営みが眩しかった。行ったことのないニューヨークに「いつの日か」と想い焦がれました。青春劇、と前述しましたが、あらゆる世代の交錯する感情を目の当たりにして、青春に年齢は関係ないなと思ったのです。もう一回大きなスクリーンで観たいと思いました。


  
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2018年03月20日

静岡 富士宮市民文化会館でのコンサート、本日9時よりチケット受付開始

静岡 富士宮市民文化会館での近藤研二さんと笹倉慎介くんと僕、3人でのコンサートのチケットが本日9時から受付開始となります。静岡でのライブは去年の三保原屋以来、富士宮へ行くのは初めてとなります。ついつい通り過ぎてしまいがちな“近くて遠い街”静岡に2年連続で歌えることが嬉しいです。富士宮焼きそばが僕らを待つのでしょうか。市のイベント、富士宮市教育委員会が後援、NPO法人捨て猫をなくす会も協力してくださるということで、老若男女、僕ら3人が好きな猫やコーヒー、そしてもちろん音楽を持ち寄って楽しい一日にしたいと思います。




2018年6月30日(土)@ 静岡 富士宮市民文化会館 小ホール
猫と暮らす音楽ー近藤研二・山田稔明・笹倉慎介アコースティックコンサート

開場13:30 開演14:00/一般2,000円 高校生以下1,000(全席自由)
出演:近藤研二、山田稔明、笹倉慎介

SSW笹倉慎介くんの地元、静岡県富士宮市とのご縁があり、
猫と暮らすミュージシャン3人で遠征に行くことになりました。
タイトルは「猫と暮らす音楽」、コンサート以外にも、みんなの
猫写真展や珈琲にまつわる催しを企画中。


チケット発売日:3月20日 午前9時
チケットは会館窓口ほか、電話・webからもご予約できます。
ご予約はこちら

富士宮市民文化会館
〒418-0067
静岡県富士宮市宮町14番2号  
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2018年03月19日

福岡と熊本のためのフライヤー

4月30日福岡 JOY TRIP CAFEと5月1日熊本 長崎書店での告知フライヤーを作りました。ここ最近ばたばたしてフライヤーを作ることがほとんどできてなかったのですが、今年の年頭に「できるだけ告知フライヤーを作る」という目標を掲げたのです。で、ようやく3月になって実行したという年度末。初めて歌いにいく街というのはいつでも期待と不安でいっぱいです。熊本にいったいどれくらいの方が僕のことを知っていてライブを観に来てくれるのか、ドキドキして夜ごと変な夢を見るくらいです。

福岡と熊本のライブ情報が裏表に載ったこのフライヤーの配布にご協力いただけるカフェ、ショップ、「我こそは」というボランティアの方いらっしゃいましたら「info@gomesthehitman.com」までご連絡ください。フライヤーをお送りしますので情報頒布の手助けをぜひ。下の画像をコピーしていただいても構いません。福岡も熊本もただいま入場予約を受付中です。大型連休の前半戦、ぜひ遠くから近くから、福岡にも熊本にもお越しいただけたら嬉しいです。来年で10年を迎える福岡のように、これから何度も熊本へ行けますように。

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2018年4月30日(月祝)@ 福岡 JOY TRIP CAFE
“夜の科学 in 福岡ーhomeward bound 2018”

18:00開場 18:30開演/予約3500円 当日4000円(1ドリンク代別途)
出演:山田稔明

cafe Teco時代から数えて9年目の空間、昨年夏以来の里帰り公演が
決定しました。新しい季節の歌を歌います。乞うご期待。
*オフィシャルサイトにて予約受付

JOY TRIP CAFE(https://www.facebook.com/722478107865795/
福岡市中央区警固1-4-22-2F
TEL 092-712-8335
営業時間/11:00ー23:00(LO) 定休日/水曜日(祝日の場合は翌日)




2018年5月1日(火)@ 熊本 長崎書店 3F リトルスターホール
くまもと猫町ラプソディ

18:30開場 19:00開演(20時半終了予定)/料金2,000円
出演:山田稔明/トークゲスト:はしもとみお(木彫家)

東京、三重、福岡に続いて、今年は熊本にて木彫家はしもとみおと
シンガーソングライター山田稔明のコラボレーションライブが決定。
想いを込めて彫られた愛猫ポチやポチ実、猫町の仲間モイやウニ、
インスタグラムで人気の猫たちも熊本へ出張します。
キャリア初の熊本ライブにご期待下さい!

【ご予約方法】
・長崎書店レジカウンターにてお申し込み
・お電話でお申し込み(長崎書店 TEL 096-353-0555)
・メールでお申し込み(長崎書店 info@nagasakishoten.jp)
*ご来店ならびにお電話でのお申し込みは、10時〜21時の間にお願いいたします

長崎書店(http://nagasakishoten.net/
熊本市中央区上通町6-23
*会場(長崎書店ビル3階)までの移動手段は階段のみとなりますので予めご了承ください
  
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2018年03月18日

明日を強く希求する歌たち|エレファントカシマシを観た



エレファントカシマシのライブを初めて観た。それがデビュー30周年記念ツアーのファイナル、さいたまスーパーアリーナのソールドアウト公演だったことはとても幸運。エレカシがデビューしたのは多分僕がまだ中学生だった頃で、30年というのはそういう長い長い時間なのだ。冒頭2曲目でアリーナの天井から無数の風船が客席に降り注ぐのを見てとても感動。ストリングスとブラスを交えたロックンロールオーケストラ、ものすごいものを観たなあという気持ちのいい脱力感。歌も演奏もすごかった。どれだけ控えめに言っても“最高”のライブでした。

4人のメンバーだけで演奏した「悲しみの果て」、今年初めて眺めた桜吹雪、弾き語りの途中で宮本浩次がイヤモニを耳から引っこ抜いた瞬間、そして「四月の風」でのフィナーレ。エレカシの歌を聴いて心が震えるのは、過ぎた過去を振り返ることよりも、明日やその少し先の未来に向かって「さあ行こうぜ」と希求して手を伸ばす歌がたくさんあるからなのだなと思った。「おれも明日からまた頑張ろ」と勇気づけられたのです。3時間半近いステージが本当にあっという間だった。

素晴らしい夜でした。この機会をくれた友人に感謝。  
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巣巣の15周年記念イベントに参加します

お世話になっている家具と雑貨のお店巣巣の15周年記念のイベントに参加します。出会った頃は8周年あたり?こないだ10周年だったと思ってたのに、なんともう15周年です。様々な出会いの場所になった巣巣にはどれだけ感謝してもしきれません。たくさんの友人たちと一緒に言葉と音楽でお祝いを。期間中いろいろなイベントが開催されます。詳細はこちらを。

今年の大型連休は里帰り福岡公演、そして初めての熊本、東京に戻ってきて地元吉祥寺の野外ステージ、そして巣巣、歌ってばかりのウィークになります。

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2018年5月5日(土)@ 等々力 巣巣
巣巣15周年WEEK “詩と音楽と珈琲”

開場16:30 第一部 17:00-18:00 第二部18:30-20:30/3500円

想いを言葉につむぎ、声に出して表現するポエトリーリーディングと
音楽を楽しむひととき。あいまには、美味しいコーヒーとケーキを。
ゆかりのミュージシャンが集まり、普段のライブとはまた一味違った
こころがやさしくゆれる時間をお楽しみください。

出演:山田稔明、近藤研二、高橋徹也、高橋久美子、青羊(けもの)、
ヒサマツエツコ、kitchen Sisters、草とten shoes and more
コーヒー:アアルトコーヒー、 ケーキ:あゆみ食堂
(この日の通常営業は16:00までとなります)

□ご予約の受付方法
巣巣にてメールで受付いたします。

メールアドレス「susu@susu.co.jp」
タイトル:「5/5ライブ」
本文:お名前、携帯番号、人数

*翌営業日中には返信をさせていただきます。
*携帯電話のアドレスの場合(ezwebやdocomoなど)巣巣からの
返信が届く設定となっているかお確かめください。
*巣巣からの返信が届かなかった場合は、大変お手数ですが確認のお電話をお願いいたします。
*受付前に届いてしまったメールは一段落してからの受付となりますのでご了承ください。


等々力 巣巣
世田谷区等々力8-11-3
03-5760-7020  
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2018年03月17日

キャリア初の熊本でのライブが決定しました

4月30日福岡でのライブの翌日5月1日に熊本の老舗 長崎書店でのライブが決定しました。はしもとみおさんの熊本での初の個展「木掘りどうぶつ図鑑」の初日のイベントとなり、みおさんと一緒に熊本入りします。僕は佐賀県鳥栖市の出身ですが、多分これまで修学旅行と「饒舌スタッカート」キャンペーンでしか熊本に行ったことがないのです。熊本にはハイセンスな街という認識があって、各メーカーが新商品を出すときにまず熊本で市場調査をするという噂は本当だったのでしょうか。

ライブでお世話になるのは明治創業の長崎書店、ここは興味があって何年も前から名前をメモしていたお店。市電走る街の風景が僕の期待を駆り立てます。東京ではすぐ定員いっぱいになってしまうみおさんの木彫りワークショップもあります。熊本はもちろん遠方からも春の小旅行に出かけてみるのはいかがでしょうか。初めての熊本、今から楽しみです。

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2018年5月1日(火)@ 熊本 長崎書店 3F リトルスターホール
くまもと猫町ラプソディ

18:30開場 19:00開演(20時半終了予定)/料金2,000円
出演:山田稔明/トークゲスト:はしもとみお(木彫家)

東京、三重、福岡に続いて、今年は熊本にて木彫家はしもとみおと
シンガーソングライター山田稔明のコラボレーションライブが決定。
想いを込めて彫られた愛猫ポチやポチ実、猫町の仲間モイやウニ、
インスタグラムで人気の猫たちも熊本へ出張します。
キャリア初の熊本ライブにご期待下さい!

【ご予約方法】
・長崎書店レジカウンターにてお申し込み
・お電話でお申し込み(長崎書店 TEL 096-353-0555)
・メールでお申し込み(長崎書店 info@nagasakishoten.jp)
*ご来店ならびにお電話でのお申し込みは、10時〜21時の間にお願いいたします


長崎書店(http://nagasakishoten.net/
熊本市中央区上通町6-23
*会場(長崎書店ビル3階)までの移動手段は階段のみとなりますので予めご了承ください
  
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2018年03月16日

春の誕生日会



毎年恒例の杉真理さんの誕生会でした。今年は初めからフルタイムで参加できて、それゆえに痛飲。大御所先輩方がたくさんいるなかで楽しい貴重なお話をたくさん聞くことができました。初めて買ったレコードがイモ欽トリオ「ハイスクール・ララバイ」である僕が、ついに長江健次さんとお会いした記念すべき夜にもなった。飲みすぎて反省。二日酔い。
  
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2018年03月15日

猫町の春のセオリー



昨日はホワイトデイで、うちのポチ実が近藤研二さんちのモイにチョコをあげたお返しに、近藤さんが代理でポチ実に素敵なプレゼントを持ってきてくれた。朝起きて郵便受けを覗いたら、お隣のトイプードルのリルくんからもお返しの贈り物が入っていてほっこりした。「飼い主の心、猫(犬も)知らず」かもしれないが、ここ“猫町”でのいろんなやりとりは穏やかで優しくて思いやりと面白みがあって、良い。ずっとこういう交流が緩やかに続けばいいなと思う。

去年の今頃はエッセイ集『猫町ラプソディ』を書きあげた頃で、表紙や装釘の作業を進めながら、ぎりぎりまで誤字脱字の校正をしていた。『猫町ラプソディ』ももうすぐ発売から1周年になる。この本のなかには自分にとって大切な思い出がいっぱい詰まっていて愛おしい。両親も登場するし、もう会えなくなった大切な友だちのことも書いたから、ふと思い立って読み返すことがよくある。1年経った3月、昨日から僕はあらたに原稿依頼をいただいた猫についてのエッセイを書いているところで(締め切り日時を睨みながら)去年のことをあれこれと思い出している。ポチ実はもう二階で寝てしまっているけど、この文章を書いている間にチミママがあくびをしながら現れた。

「三寒四温」とそっとつぶやいた。このまま春になって、桜が咲いて散って、初夏と雨の季節がやってくるのだろうか。  
Posted by monolog at 21:56Comments(0)

2018年03月14日

オフィシャル通販STOREに春の新作グッズ入荷しました

2月のちよだ猫まつり、HMVキチレコで発売した新作Tシャツやトート、CDR作品『Punctual/Punk』、2012年CDR作品『CATS』など、ご要望の多かったグッズをオフィシャル通販STOREに入荷しました。ポチ実スウェットはすでに完売してしまいました。ごめんなさい。ライブにお越しいただけない方、ご遠方の皆さまはこの機会をぜひご利用ください。数がどれも少なくなっています。売り切れの際はご容赦ください。

GOMES THE HITMAN.COM STORE

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Posted by monolog at 18:35Comments(0)

夜の科学 in 加古川ーsweet 10th anniversary(2018年3月11日 @ 加古川 チャッツワース)【ライブ後記】

チャッツワースの岸本さんと初めてお会いしたのは2007年秋の神戸BACKBEAT、僕は山田稔明
with kickingbirdsというソロ初期のバンド編成で、キセルとの2マンだった。初めて会ったときに「今度安宅くんがうちに歌いにきてくれるんですよ」という岸本さんに「それ、僕も行ってもいいですか?」と直訴して2008年の2月に安宅くんとふたりでライブをしたのがチャッツワースとの始まりでした。だからそれから10年のお祝いに関しては安宅くんにも感謝しないといけない。

10年とは長い道程だ。奇しくもこの日は東日本大震災から7年目の日、そして今年は『新しい青の時代』から5年。来年になるとソロ第一作の『pilgrim』からも10年ということになる。とにかく加古川という、どこにあるかも知らなかった街に年2回くらいのペースで通うようになるとは思わなかった。縁ってすごいなあと思う。いつもお客さんがいっぱいで、それは店主である岸本さんの人徳がなせるわざだ。ライブ前日に加古川入りした僕は池田聡さんのライブを観させていただき、打ち上げまでご一緒させてもらった。チャッツワースがこれだけ音楽イベントをやるようになったのは逆に自分のせいだ、ということも僕にはわかっている。この2日間、岸本さん夫妻はずっと楽しそうでした。

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この日のライブはリクエストをメインにセットリストを組み立てました。オープニングで歌った「歓びの歌」は初めて加古川に来るまでの道程で歌詞を書き上げて初めてこの場所で歌った歌。チャッツワースと密接に結びつく歌になった。「カフェの厨房から」もこのお店がなければ作り得なかった歌。リクエストをいただいた「SING A SONG」はいつもライブ終盤を盛り上げる曲だったけど序盤に演奏することでまた新鮮な響き。「euphoria」のようなレア楽曲に光を当ててくれるのがリクエストのいいところで、久しぶりに歌ってみたこの歌も時間を巻き戻すような感慨がありました。

HARCOとの共作「春のセオリー」へのリクエストがあったので、そこからカバー選曲コーナーへ。スピッツの「猫になりたい」は好きになりなおした曲。この日は去年名古屋で初めてスピッツのライブを観させてくれた恩人の娘さんと旦那さんが来てくれて嬉しかった。小沢健二楽曲のリクエストには最新曲「アルペジオ」を。僕がオザケン大学について語るのに対し、アンケートには「山田学園の生徒です」と書く人が何人もいて面白かったな。「アルペジオ」からメドレーで「どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと」へ続いて『新しい青の時代』についての話。

10年前に出会って岸本夫妻とは一緒にいろんなところを旅したけど、尾道に一緒に行ったことがきっかけで完成したのが「平凡な毎日の暮らし」だった。そのあとすぐに大きな地震が起きたのだ。7年前のブログを朗読。「2011年3月11日のことを」という文章。そこから「ハミングバード」、これもライブの最後に歌うようになった曲だけど、静かな想いをこめて歌うとまた違う印象がありました。「春のスケッチ」も少し様子の違うスケッチだったと思います。

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古い曲から新しい曲まで10年を振り返るような内容の夜になりました。泣いてる人が何人か見えてもらい泣きしそうになったけど、「punctual punk song」でみんなオイオイ拳をあげてニコニコで、それだけでもこの曲を作ってよかったなあと思った。やっぱり新しい季節の出発点であるチャッツワースは特別な引力のある空間、今までで一番いいライブができたような気がしました。また新しい5年や10年の始まりになりますように。ご来場の皆さん、駆けつけてくれたPAのさなださん。そしてチャッツワース岸本さん、はつ江さんありがとうございました。


  
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2018年03月13日

旅の終わりと新しい始まり



先週の金曜日から大阪へ。心斎橋と加古川のライブはとても盛況で、そのまま大阪にとどまり打ち合わせや顔合わせやミーティング。行きたかったレコード屋さんや洋服屋にも立ち寄って散財、どんどん荷物は増えたけれど、久しぶりの旅を満喫してようやっと東京に戻ってきました。いっぱい宿題がたまっていて気が焦りつつ、やるべきことをやるだけさ、というディランの歌を鼻歌で。今日は12月のイベントについての連絡が来た。GOMES THE HITMANのニューアルバムを2019年12月にリリースすると宣言したけど、そんなのあっという間にやってきそうだ。  
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2018年03月12日

夜の科学 in 加古川ーsweet 10th anniversary(2018年3月11日 @ 加古川 チャッツワース)【SETLIST】



2018年3月11日(日)@ 兵庫 加古川 チャッツワース
“夜の科学 in 加古川ーsweet 10th anniversary”


1.歓びの歌(『home sweet home』)
2.カフェの厨房から(『緑の時代』)
3.SING A SONG(『pilgrim』)
4.euphoria(『travelogue ep』)
5.午後の窓から(GOMES THE HITMAN『cobblestone』)
6.恋の見切り発車(GOMES THE HITMAN『SONG LIMBO vol.3』)

7.春のセオリー(HARCO カバー)
8.猫になりたい(スピッツ カバー)
9.アルペジオ(小沢健二 カバー)

10.どこへ向かうかをしらないならどの道を行っても同じこと(『新しい青の時代』)
11.平凡な毎日の暮らし(『新しい青の時代』)
12.朗読:2011年3月11日のことを(monoblog 2011年3月12日付け)
13.ハミングバード(『新しい青の時代』)
14.春のスケッチ(GOMES THE HITMAN『cobblestone』)

15.小さな巣をつくるように暮らすこと(『DOCUMENT』)
16.光の葡萄(『新しい青の時代』)
17.my favorite things(『the loved one』)
18.セラヴィとレリビー(新曲)
19.距離を越えてゆく言葉(『home sweet home』)

EN
20.第2の人生(Eテレ 0655 おはようソング)
21.ひそやかな魔法(『ひそやかな魔法 ep』)
22.punctual punk song(『punctual/punk』)
23.calendar song(『pale/みずいろの時代』)
24.tsubomi(GOMES THE HITMAN『in arppegio』)  
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2018年03月11日

言葉の海に声を沈めてーポエトリーリーディング(2018年3月10日 @ スタンダードブックストア心斎橋)【ライブ後記】

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昨日のこと。大阪で一番好きな本屋さんスタンダードブックストア心斎橋で2度目となるポエトリーリーディングのイベントでした。初回もそうでしたが今回も「どういう話をして、どんな流れのイベントになるのか」ということは未確定なまま、中川和彦さんと打ち合わせもそこそこに本番が始まったわけですが、お客さん参加型という特性が活きて、ミラクルな瞬間がいくつもあって、考えさせられることも多く、とにかく楽しくあっという間に2時間が過ぎていきました。

僕はまず会の始まりに「言葉の海に声を沈めて」の歌詞を朗読、そして中盤に「きれいな言葉で」という未発表曲の歌詞を読みました。参加者の方は村上春樹のエッセイを読んだり、大阪の地形についての文章を読んだり。糸井重里さんの言葉を読む人もいれば、自作の詩を披露する人もいて、とにかくみんな素晴らしかった。十歳のイッコウくんという男の子が読んだ自作の詩がとてもよくて、末恐ろしいなと思いました。闘病中のベッドで書いた言葉を聞くのも貴重な体験でした。佐野元春の歌詞も、即興で描く言葉のスケッチも、声にすることで浮かび上がるものがあるのですね。静かな熱気というか、なにか得体の知れない興奮とか心の動きがありました。

中川さんとは会話が噛み合って勝手にグルーヴしていくのですごく楽しい。東京でもこういうイベントをやりたいなあと思いました。最後にまだ明文化されていない新曲「セラヴィとレリビー」で締めくくり。気になったフレーズを胸に刻んで持って帰ってもらえてたらな。また夏頃に3回目を。


  
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2018年03月10日

ギャラリー自由が丘「猫さんぽ展」でのライブが決定しました

昨年秋に版画家・コルク人形作家 片岡まみこさんの個展でお声がけいただいた自由が丘のギャラリー自由が丘にて、また今年も猫をテーマにした展示で演奏させていただくことになりました。出展作家さん皆さん初めましての方ばかりなのでまた素敵な出会いがあればなあと思っています。三寒四温の季節ですが、梅の花もはらはらと散り始め、また桜が咲いて春が来るのですね。4月のこと、新年度はどんなふうに僕らを迎えてくれるのでしょうか。

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2018年4月21日(土)@ 自由が丘 ギャラリー自由が丘
自由が丘 猫さんぽ展 vol.2 LIVE

17:30開場 18:00開演/3500円(ドリンクお菓子付き)
出演:山田稔明

ご予約はギャラリー自由が丘のメールまたは電話にて受付
Mail: gallery-jiyugaoka@aroma.ocn.ne.jp
TEL 03-6715-6551

ギャラリー自由が丘(https://www.gallery-jiyugaoka.com/
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5丁目41-2
アトラス自由が丘ビル1F  
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2018年03月09日

名刺の渡し方



仕事の都合で久しぶりに名刺を作った。作家としてもなんとかなりたくて楽曲提供のコンペを頑張っていたとき以来だから10年ぶりくらいかもしれない。昔作った名刺は活版印刷で味のある凹凸が刻まれたコスパの悪い、一枚あたりの単価がバカみたいに高いやつだったから、もったいなくてあんまり人に渡さなかったんだけど、今回は簡単にプリンターで作ったペラペラのやつなのでホイホイ差し出せる。昔就職したとき(1996年に映像制作会社にADとして入社したのです)名刺の渡し方というのを教わった気がするけど、そういうのも全部忘れてしまった。多分僕は、なんだか恥ずかし嬉しそうに「おれ名刺作ったんで」とほくそ笑みながら四角い紙を差し出しているのだろう。

先週サトミツ&ザ・トイレッツで新潟に行ったときにリクシルや代理店の方たちの名刺を数十枚もらったときに「ああ、名刺作ろう」と思ったのだ。今年に入ってお金についての交渉をしたり、新しい興味深い仕事の話をもらったりして、そこでサッと名刺を返せるようなもうひとりのペルソナがあるったら大人っぽい。一昨年NHKのラジオに出たときに共演した杉作J太郎さんから名刺をもらったのが嬉しくて今でも手帳に挟んであるが、杉作さんがサッと名刺をくれたときにカッコイイ!と思った。名刺って日本独特の文化なのかと思っていたけどそうでもないみたいで、英語では「Could we exchange business cards?」と切り出すらしい。

個人的名刺ブーム「名刺渡したい病」なので、今週末の関西で大人のふりしてホイホイ差し出すのだろうな。  
Posted by monolog at 11:20Comments(0)

2018年03月08日

加古川チャッツワース10周年記念ライブ|もう若干名のご入場が可能になりました!

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2008年2月の初ライブから10周年となる加古川チャッツワースでのライブは完売御礼となっていましたが、いくつかのキャンセル発生と追加席設置によりもう若干名の方にライブを観てもらえる事になりました。この機会にぜひ加古川にお越しください。大阪からも意外と近いし、岡山、なんなら広島からだって損はさせない素敵な夜になると思います。10年前というのは、ギター一本背負って音楽の旅を始めた最初期の頃でした。チャッツワースが僕を勇気づけてくれたのでここまで辿り着くことができたのです。そんな感謝を込めて、20年のキャリアからまんべんなく演奏したいと思います。


2018年3月11日(日)@ 兵庫 加古川 チャッツワース
“夜の科学 in 加古川ーsweet 10th anniversary”

17:00開場 18:00開演/3500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明

山田稔明が初めてチャッツワースで歌ったのが2008年2月1日、
それからなんと10年の月日が流れました。関西の“HOME”、
特別な場所となったチャッツワースで10周年のお祝いを。

追加席はチャッツワースHPにて申込み受付中

紅茶と英国菓子のチャッツワース(http://www.hotkakogawa.com/chatsworth/
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4-7
TEL 079-420-1707  
Posted by monolog at 18:15Comments(0)

今週末10日(土)スタンダードブックストア心斎橋でのポエトリーリーディングイベント



今週末11日(日)加古川チャッツワースでのライブへのリクエスト曲募集は締め切らせていただきました。たくさんの、興味深いリクエストをありがとうございます。メールでもたくさんのメッセージが。それらのリクエスト、すべてを網羅できるかはわかりませんがセットリストの参考にさせてもらいます。新鮮なステージになりそうです。初めて訪れてから10年が経つ加古川。これまでで一番いいライブにしようと思います。CDR『Punctual/Punk』や『CATS』、新作Tシャツやあっという間に売り切れてしまったスウエットなどグッズもたくさんもっていきますのでお楽しみに。満席の予約をいただいていますが、キャンセル待ち当日券については直接お店へお問い合わせください。

その前日3月10日(土)はスタンダードブックストア心斎橋で「言葉の海に声を沈めて」と題して、2度目のポエトリーリーディングのイベント。これは10年続く加古川とは対象的に始まったばかりの試みです。前回の話のなかで共演の中川社長は「朗読」する行為そのもの、「読む」ということについて重点を置いて考えている一方で、僕は発語される「詩」について思考している感覚がありました。今回もなるべくたくさんの声を集めるような集まりになればいいなと思います。ぜひ読んでみたい文章をお持ちください。僕はギターを持っていくので朗読にあわせて音を添えたり、歌を歌ったりもするつもりです。ずっと続いていくような企画になればと思うのでぜひ関西の皆様、土曜日のお昼、心斎橋へお集まりください。



2018年3月10日(土)@ スタンダードブックストア心斎橋
言葉の海に声を沈めて〜再び山田稔明さんとポエトリーリーディング

開場11:30 開演12:00(14:00頃終了予定)/1500円(ドリンク付)
出演:山田稔明、中川和彦

【予約方法】
1.お電話(06−6484−2239)
2.ご来店(スタンダードブックストア心斎橋BFレジカウンターへお越しください)
3.メール/以下のフォームをコピーして記入いただくか、
メール本文に【予約イベント名】【お名前】【電話番号】【人数】を入力して、info@standardbookstore.comへお送り下さい。
担当者が確認後折り返し、ご予約通知メールをお送りいたします。

申込方法詳細についてはこちらをご覧ください。

スタンダードブックストア心斎橋(http://www.standardbookstore.com/
大阪市中央区西心斎橋2-2-12
クリスタグランドビルBF
TEL 06-6484-2239




  
Posted by monolog at 12:14Comments(0)

2018年03月07日

ミモザの花言葉



日付が変わって明日3月8日になるとミモザの日だそうだ。ミモザの花が好きになったのはいつからだっただろうか。年度末の慌ただしい三寒四温の時期に、黄色いポンポンを見るとなんとなく心が晴れるからかもしれない。暮らしのなかに季節の花が添えてあるのがいい。その風景のなかで猫が遊ぶともっと素敵だ。  
Posted by monolog at 23:58Comments(0)

2018年03月06日

今週末は心斎橋と加古川、関西2DAYSです|リクエスト募集



今週末は大阪 スタンダードブックストア心斎橋でのポエトリーリーディングのイベント、そして加古川チャッツワース10年目の記念すべきライブと関西2日間となります。スタンダードブックストア心斎橋でのイベントはとにかく「朗読」というものについて考えてみようと僕と中川社長で見切り発車で昨年1回目を行った集まりでした。今回も言葉とそれを声に出して読むことについてあれこれ、参加者の皆さんと意見を交わしながら思考できたらいいなあと思っています。参加される方はぜひ声に出して読んでみたいテキストをご持参ください。好きな詩や歌詞、文章、もちろん自作の言葉でも結構です。時間の都合上すべての人に機会があるかはわかりませんが、そこにいる人たちが醸し出す一期一会の時間になればいいなあと思います。

このイベントを結構するきっかけとなったのは映画『パターソン』でしたが、奇しくもそのBlu-ray・DVDが明日発売になるというタイミング。僕もいち早く手に入れて今日3度目の鑑賞をしましたが、本当に好きな映画だなあと感じます。発売元のご厚意もあり、『パターソン』のB全ポスター(大きくてオシャレです)をいくつか差し入れしていただいたので、イベントに来られたお客さんに抽選でプレゼントします。この機会に映画『パターソン』に触れてみるのもお薦めです。まだまだご予約受付中です。土曜日のお昼から始まって夕方になる前に終了するので週末の予定を立てやすくなると思います。ぜひに。

加古川チャッツワースの10周年イベントはたくさんのお申込みをいただいて満席となっています。キャンセル待ちや当日券については直接お店にお問い合わせください。今から24時間だけリクエストを受け付けますので、もし聴きたい曲がある方はコメント欄に曲名とその理由を記してください。セットリスト作成に参考にさせていただきます。今年初めての音楽の旅ですね。わくわくします。今週末2日間、たくさんの方にお会いできますように。



2018年3月10日(土)@ スタンダードブックストア心斎橋
言葉の海に声を沈めて〜再び山田稔明さんとポエトリーリーディング

開場11:30 開演12:00(14:00頃終了予定)/1500円(ドリンク付)
出演:山田稔明、中川和彦

【予約方法】
1.お電話(06−6484−2239)
2.ご来店(スタンダードブックストア心斎橋BFレジカウンターへお越しください)
3.メール/以下のフォームをコピーして記入いただくか、
メール本文に【予約イベント名】【お名前】【電話番号】【人数】を入力して、info@standardbookstore.comへお送り下さい。
担当者が確認後折り返し、ご予約通知メールをお送りいたします。

申込方法詳細についてはこちらをご覧ください。

スタンダードブックストア心斎橋(http://www.standardbookstore.com/
大阪市中央区西心斎橋2-2-12
クリスタグランドビルBF
TEL 06-6484-2239




2018年3月11日(日)@ 兵庫 加古川 チャッツワース
“夜の科学 in 加古川ーsweet 10th anniversary”

17:00開場 18:00開演/3500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明

山田稔明が初めてチャッツワースで歌ったのが2008年2月1日、
それからなんと10年の月日が流れました。関西の“HOME”、
特別な場所となったチャッツワースで10周年のお祝いを。

1月31日(水)よりチャッツワースHPにて予約受付開始
*THANK YOU!SOLD OUT!キャンセル待ち当日券等については直接お店までお問い合わせください

紅茶と英国菓子のチャッツワース(http://www.hotkakogawa.com/chatsworth/
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4-7
TEL 079-420-1707  
Posted by monolog at 17:34Comments(10)

アカデミー・マンデイ|引き潮の町



グラミー賞とアカデミー賞の日は朝から楽しい。こないだのグラミー賞はハイライトらしい見せ場がなくてがっかりしたけど、昨日のアカデミー賞は賑やかで面白かった。受賞者がたくさんの人たちに感謝を述べるシーンを見ると僕はいつも感動して泣いてしまうのだ。どの目線からの涙なのか自分でもわからない。特筆すべきは主演女優賞のフランシス・マクドーマンドの受賞スピーチだった。マイノリティ、ジェンダー、トランプ政権、アメリカが抱える苦悩に向けて毅然と発せられた言葉と笑顔だった。これから日本で公開される映画がたくさんあって楽しみになる。『君の名前で僕を呼んで』が気になる。スフィアン・スティーヴンスやセント・ビンセント、クリス・シーリーの演奏も素晴らしかった。

『シェイプ・オブ・ウォーター』に作品賞の座を譲ったが、とても評価の高かった『スリー・ビルボード』を観にいった。ずっと観たかった映画だったけど予想以上でした。暴力と痛み、悲しみと怒り、後悔、復讐、色濃い影と少しだけ差す光をかき回すような、極めてアメリカ的な物語。エンドロールが終わって深い溜息を吐き出しきってしまうまでしばらく立ち上がれないようなやつだった。架空の町には「エビング(Ebbing)」という名前が付けられていて、それは満潮(high tide)の対義語、「引き潮」という意味だ。この町に、このあと波のように押し寄せてくるのはどんな事件や出来事や感情なのだろうか、と物語の少し先の未来のことを妄想しながら帰路につきました。  
Posted by monolog at 09:57Comments(1)

2018年03月05日

猫町フェス2018|チケット一般発売は4月8日から|山田稔明、近藤研二、むぎ(猫)

2月のちよだ猫まつりで叶わなかった共演が実現する8月17日(金)吉祥寺 スターパインズカフェでの「猫町フェス2018 ー nekomachi music and art festival」のチケットは来月4月8日から一般発売、スターパインズカフェ店頭HP予約、LivePocket、各アーティストの予約で受け付けます。むぎ(猫)が関東にライブしにくるときは物販での前売り券の発売もあるかもしれません。一般発売に先駆けて4月7日の巣巣での近藤さんと僕のライブで前売り券を先行発売する予定です。まだまだ先のことだと思っていても8月なんてすぐ来てしまうのです。こないだクリスマスだったのにもう3月なのですから。

今回の猫町フェス2018では、このイベントのきっかけとなったちよだ猫まつりのちよだニャンとなる会、そして毎年むさしの猫のマルシェでお世話になっている地元吉祥寺のむさしの地域猫の会、そして猫のむぎが練馬生まれだったということもあるのでNPO法人ねりまねこにもお声がけさせてもらって、持ちつ持たれつ普通の音楽イベント以上の一日になればといろいろ画策中です。

AとBと、あれもこれも、と欲張りたくなる、わくわくするイベントです。8月までどんどん盛り上げていきたいと思います。

猫町イメージ


2018年8月17日(金)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
猫町フェス2018ーnekomachi music and art festival

出演:山田稔明、近藤研二、むぎ(猫)
itoken(drums)、伊藤健太(bass)

開場 18:00 / 開演 19:00開演
前売¥3900+1drink / 当日¥4500+1drink(税込・整理番号順入場・全自由)

チケットは4月7日巣巣での「はしもとみお個展ライブ」で先行販売
一般発売、取り置き予約は4月8日16:00開始となります。
SPC店頭販売 / SPC HP予約 / LivePocket

STAR PINE’S CAFE
TEL:0422-23-2251
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1  
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静岡 富士宮市民文化会館でのイベントが決定しました

夏に楽しみなコンサートが決まりました。近藤研二さんと笹倉慎介くん、僕の3人で静岡は富士宮市民文化会館で演奏を。猫好きコーヒー好き音楽家でEテレ0655/2355ファミリー、近藤さんとは今年は春からの共演の続き、笹倉くんとは何年か前の高知、そして長男堂フェス、とーべん祭り以来の共演となります。笹倉くんが去年一緒に暮らし始めたトトがとにかく可愛いのです。静岡での演奏も三保原屋以来でとても楽しみです。なかなか立ち止まる機会のない静岡、富士宮市へは初めて訪れます。たくさんの方に歌を聞いてもらえますように。




2018年6月30日(土)@ 静岡 富士宮市民文化会館 小ホール
猫と暮らす音楽ー近藤研二・山田稔明・笹倉慎介アコースティックコンサート

開場13:30 開演14:00/一般2,000円 高校生以下1,000(全席自由)
出演:近藤研二、山田稔明、笹倉慎介

SSW笹倉慎介くんの地元、静岡県富士宮市とのご縁があり、
猫と暮らすミュージシャン3人で遠征に行くことになりました。
タイトルは「猫と暮らす音楽」、コンサート以外にも、みんなの
猫写真展や珈琲にまつわる催しを企画中。


チケット発売日:3月20日 午前9時
チケットは会館窓口ほか、電話・webからもご予約できます。

富士宮市民文化会館
〒418-0067
静岡県富士宮市宮町14番2号  
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毛玉/山田稔明(from CDR『CATS』)

HMVキチレコで売り切れてしまった2012年に作ったCDR作品『CATS』から「毛玉」を公開します。猫が毛玉を吐いたあとの気だるい感じを歌にしようと試みたものですが長い時間が経って聴き返してみるとThe Smithsマナーのとても洋楽的な、アルペジオがきれいな僕の好きなタイプの曲だなあと思いました。このCDR、久しぶりに聴き返してみると愛猫ポチの鳴き声がそこかしこに入っていて、忘れていたわけじゃないんだけど「ああ、ぽっちゃん。こんな声だったなあ」とブワッと涙が出てきてびっくりしました。みんなも猫と暮らしている人は鳴き声とか録音しておくといいですよ。写真も記憶を補完してくれるけど音声の威力のすごさを改めて感じました。




毛玉/山田稔明

なんて憂鬱な雨の日だ
まるで底なしの毛布の上
もう少しだけ待てば見えるだろう
君が投げた三日月のブーメラン
さあクロネコがきっと運んでくれるだろう

眠れ ねんねこ 眠れ ねんねこ
everyday is like sunday ah...

white light, blue beat and american pie
everything is dream
and you could throw yourself up now

白い光、青いビートとアメリカンパイ
すべては夢
今 君はすべてを吐き出せばいいさ


written, produced and all instruments by toshiaki yamada 2012  
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HMVキチレコvol.1 インストアライブ(2018年3月4日 @ HMV record shop 吉祥寺コピス)【ライブ後記】

HMVキチレコ、昨日が最終日でした。在庫確認と言い訳しながら足繁くHMV record shopに通い、そのたびにパタパタとレコードを物色して本当に楽しい2週間でした。大人になったら宝探しみたいなレコード掘りはしないと思っていたけど、全然そんなことはなくていつも今でも下ばかり向いて音楽に夢中なのです。インストアライブ、山田稔明ソロセットは「hanalee」でスタート。「音楽で耳を塞いで/読みかけの活字を追う」と始まるこの歌を聴いてHARCOは「山田くんはパラレルにいろんなことができてすごいね」と言いました。5月にコピスのウッドデッキで福田利之展に関連してライブが決定したので福田さんにジャケットを描いてもらった『新しい青の時代』から冒頭2曲を。昨日は春みたいな陽気でしたが「一角獣と新しいホライズン」を久しぶりに歌って夏が待ち遠しくなりました。『CATS』というCDR作品が売り切れてしまってご購入できなかった方がいらっしゃるかもしれなくてごめんなさい。愛猫ポチに捧げた『the loved one』のなかから、これも久しぶりに「small good things」。一番新しい「セラヴィとレリビー」と21年前初めて出したレコードのなかから「tsubomi」で冬の終わりを宣言。

近藤研二さんを呼び込んでデュオ、レコード屋さんでのライブだから、とマニアックにThe Kinks1968年の(50年前!)『Village Green Preservation Society』に入っている「Phenomenal Cat」にトライ。サイケデリックでおもしろ可愛い、ポチの旅立ちとともに知った曲。猫とレコード、そしてお気に入りのものたちへの賛歌「my favorite things」、この日は中古レコードのことも踏まえて歌った「第2の人生」では客席の子どもがハッ!とする瞬間も目撃できた。「toi toi toi」では近藤さんがマンドリンという新鮮なアンサンブルで楽しかったです。

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近藤さんのソロセットでは遠藤賢司さんの「カレーライス」カバーが素晴らしかった。近藤さんの声に合っていて猫も出てきて完璧なマッチング。ぜひレパートリーに加えてほしいと帰宅後にお願いしました。新作『MOINGO』からの曲も良かったな。今年は8月まで近藤さんとステージをともにすることが多いのでサムシングニューな楽曲を用意できたらいいなあと思っています。トリを飾るのはキチレコ隊長のきはらようすけさんたちのBENSONS。本当に楽しそうに演奏するバンド、いつまで経ってもこんなふうに音楽を楽しくやれたらいいなあと観るたび思う。BENSONSが「punctual punk song」をカバーしたいということで、僕がボーカルをやることになって、こういうことは普段やらないからやっぱり恥ずかしくてはじけきれなくて困ったけど、楽しかった。足元に転がっていたきはらさんのサングラスで照れ隠し、サングラスしてライブしたのは人生で初めてか?(直射日光の敦賀湾岸でスタッフのグラサンを借りてのライブ以来2度目かもしれない)。タカテツさんが覗きにきてて、このシーン一部始終を目撃されてニヤッとされて気恥ずかしかったが、反対にその夜のライブのセッションでのタカテツさんの所在なさげで居心地悪そうな異物感を僕がを冷やかすことになった。ここはライブハウスか?というような盛り上がりでBENSONSのステージも終了、HMVキチレコは大団円を迎えました。上條淳士先生にも会えてサインがいただけて嬉しかったな。

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会期中CDやグッズを買ってくださった人、ライブに何度もお越しいただいた方、時間や用事をやりくりして吉祥寺まで駆けつけてくれた皆さん本当にありがとうございました。カセットテープ『INOKASHIRA』やチミスミスTOTEは最終日を待たずに売り切れてしまい、Tシャツもサイズがなくなったり、余裕を持っていたはずの『CATS』も売り切れてしまいご迷惑をおかけしました。やっぱりグッズを作るのは楽しい。20年前、初めて作ったGOMES THE HITMANのグッズは「Tシャツくん」で一枚一枚自分で刷ったTシャツだった。カラフルな色でライターを作ったこともあります(自分が煙草を吸っていたから)。販促アイテムとしてバンドロゴの入ったブックカバーや歯磨きセット、2001年に作ったトートバッグはそれでバンド経済危機を乗り越えたので思い出深いです。

グッズというのは結局ものつくりが好きだから自己満足で作っているのですよね。あるいは自分が楽しみにしていたライブを観にいって物販が充実してるとわくわくして嬉しい、という原体験に起因するものかもしれません。自分が欲しくて作ったものを皆さんが同じように欲しい!と思ってもらえることこそ幸せです。中学生のときに買ったストリートスライダーズのペイズリー柄のタオルとか東京まで持ってきて20年くらい使ってたもんな。これからも何かしら新しいものを作ると思いますので楽しみにしていてください。売り切れてしまったもの、評判のよかったものは増産して東京以外の街へも持っていくつもりです。落ち着いたら通販も。

HMVキチレコは「vol.1」とタイトルについているので次回があるのでしょうか。また5月の大型連休にはリベストギャラリー創でキチレコがありますのでお楽しみに。お世話になったむさしのFM、そして忙しいなか嫌な顔ひとつせずに対応してくださったHMV record shop吉祥寺のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。またすぐお店に顔を出すと思います。

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HMVキチレコvol.1 インストアライブ(2018年3月4日 @ HMV record shop 吉祥寺コピス)【SETLIST】

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2018年3月4日(日)@ HMV record shop 吉祥寺コピス
むさしのFM presents HMVキチレコ vol.1インストアライブ


<山田稔明>
1.hanalee(『home sweet home』)
2.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと(『新しい青の時代』)
3.一角獣と新しいホライズン(『新しい青の時代』)
4.small good things(『the loved one』)
5.セラヴィとレリビー(新曲)
6.tsubomi(GOMES THE HITMAN『in arpeggio』)

<山田稔明+近藤研二>
1.Phenomenal Cat(The Kinks カバー)
2.my favorite things(『the loved one』)
3.第2の人生(Eテレ 0655 おはようソング)
4.calendar song(『pale/みずいろの時代』)
5.toi toi toi(Eテレ 0655 おはようソング)

<with BENSONS>
punctual punk song(『Punctual/Punk』)  
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2018年03月04日

本日HMVキチレコ最終日です|15時からインストアライブ



いよいよ本日、最終日を迎えるHMVキチレコvol.1ですが、15時からインストアライブとむさしのFMでの生中継がありますので、HMV record shop吉祥寺で、そしてPCやスマホで全国でその様子をお聴きいただけます。この2週間とても楽しかったです。キチレコを理由に足繁くレコード屋に通いました(ほぼいつもと同じペースでしたが)。このイベントのために作ったグッズもとても好評で、「チミ・スミスTOTE」は最終日を待たずに完売してしまい申し訳ありません。また増刷して別の機会に手にしてもらえるようにしますので。

15時から山田稔明ライブ、近藤研二さんのステージ、そしてBENSONSが賑やかに展示を締めくくります。上條淳士さんと浅田弘幸さんのサイン会もあります。ちょっと店内の状況次第でどうなるかわかりませんが、僕も可能な限りサインなどさせてもらいますので声をかけてください。お昼過ぎから夕方までずっとお店界隈にいると思います。「チミ・スミスTシャツ」はとてもスタイリッシュにできたので、できたらサインなしでオシャレに着てもらえたら嬉しいなと思いました(もちろんサイン入ってても良い感じです)。反対に「チミトータス」Tやトートは罫線や余白もあるので絵を描き入れやすいです。

今日はとても天気がいいので吉祥寺はものすごい賑わいでしょう。時間の余裕を持ってお越しください。





キチレコとは?……『吉祥寺に夢のレコード屋を!』そんなテーマでミュージシャン、漫画家、
イラストレーター、デザイナー等が集結 ! 絵描きは音楽を、ミュージシャンは絵を、 絵と音楽が入り
乱れてのレコードをテーマにしたアートイベントがキチレコ ! そのキチレコが、開店1周年を迎えた
HMV record shop 吉祥寺店をジャック! インストアライブ、イベント盛り沢山で待ってます!

*最終日3月4日(日)15時から観覧無料ライブ!

HMV record shop コピス吉祥寺
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-5
10:00-21:00/TEL 0422-29-1130  
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2018年03月03日

3月3日はいろいろな日



3月3日は桃の節句、ひな祭りだけど、その日は8年前からうちの母方のおばあちゃんの命日になった。「ばあちゃんは女の子らしか日に旅立ったたいね」と誰かが言ったのをよく憶えている。おばあちゃんはJ.D.サリンジャーと同じ年齢で、サリンジャーはおばあちゃんよりほんの2ヶ月先にこの世を去ったからサリンジャーのことも思い出すことにもなっている。

3月3日と4日が深大寺だるま市で、気づけば数年ずっと欠かさず通っていて、今日もお昼前から出かけて行ってきた。今日は天気も良くて青空と真っ赤なだるまが目にも鮮やかで、もうすぐ春だなあと毎年思うのです。今年はシャンシャン旋風か、パンダのだるまが目立つところに飾ってあった。1年間片目で睨みを効かせてくれただるまのもう片方の目に梵字を入れてもらい供養してもらい、新しいだるまにまた片目を入れてもらう。2013年から続く愛すべき繰り返し。明日HMVキチレコを観に吉祥寺までいらっしゃる方は少し早起きして深大寺に行ってみるのもいいかもしれません。春の陽気らしい。

ここ何年かだるま市へはお菓子屋ダンラナチュールのなっちゃんと息子の凪くんと一緒に行くのが恒例になっていて、今日も楽しい一日になった。凪くんは2歳、僕のことを「やだまさん」と呼び「おそばちゅるちゅるしよう」と誘うので、お昼に深大寺そばを美味しくいただいた。神代植物公園の近くに最近できたparkというドーナツ屋さんに移ってお茶しながらいろんな話を。なっちゃんと知り合って8年くらい経つのかな、出会った頃「ついに30歳になった」と言ってたなっちゃんも今では立派なお母さんだ。子どもの屈託のない笑顔に癒されたよく晴れた土曜日でした。  
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2018年03月02日

今週末3月4日(日)はHMVキチレコ最終日|観覧無料インストアライブに出演します

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今年の住みたい街ランキング関東版の1位が横浜、2位が恵比寿で、吉祥寺は3位になったそう。1992年に上京してきて最初に住んだのは新宿区下落合でした。次に住んだのは練馬区の豊玉北(最寄り駅は西武池袋線の練馬)、そして池袋、豊島清掃工場の根っこあたりに住んで、その次が吉祥寺エリア。なので、世に出ている僕の歌はだいたいが練馬と池袋、そしてある時期以降すべて吉祥寺で書かれていることになります。2001年秋に猫を飼うためにこの界隈に越してきてから17年になりますが、いいことも嫌なことも、グッドタイムスもそうでないときも全部ひっくるめての吉祥寺なので、あんまりそのチャート変動は自分には関係ないのです。それでもここ数年はむさしの地域猫の会のお祭りに音楽担当で呼んでもらえたり、スターパインズカフェと仲良くさせてもらったり、今年の春にはついにコピスのウッドデッキで演奏するという夢が叶うし、ようやっとこの街に住むミュージシャンとして認めてもらえたような気がしています。嬉しいです。

で、わが街吉祥寺にHMV record shopができて1周年ということで「HMVキチレコ vol.1」というイベントが2月28日から繰り広げられていて、今週末の3月4日でフィナーレを迎えます。この日も15時から観覧無料のインストアライブがあります。参加予定だったエリック・ジェイコブセンさんが事情により出演できなくなったため、少し長めの時間をいただいて最終日を音楽で盛り上げられたらと思います。15時から山田稔明ライブ、そのあと近藤研二さんとのセッションを予定していますが、こないだのちよだ猫まつりと違う内容にしようと思っています。近藤さんのソロ演奏が続き、最後はキチレコ隊長のきはらようすけさんたちのベンソンズがトリをつとめます。たくさんのイラストレーター、諸先生方がいらっしゃると思うのでとても賑やかな一日になるでしょう。僕も上條先生にネコトモ展で買った春らしいカードにサインをいただこうと思っています。

僕の出し物は人生で初めて作ったパンクソングCDR作品『Punctual/Punk』、そして追加で2012年の怪作CDR『CATS』、愛猫ポチ実をモチーフにした新作Tシャツとトートバッグ、カセットテープ作品『INOKASHIRA』は完売してしまいましたが、その他のものは数まだ大丈夫だと思います(今日確認してきます)。ひどく長引いた風邪がようやく全快して、普段の声で歌を歌える幸せみたいなものを再認識している3月の始まり、新しい季節の歌を歌いたいと思います。どなたでも参加できるフリーライブです。ぜひご家族連れで、お友だちを誘って、こぞってお越しください。

この日のイベントはむさしのFMで生中継されるそうです。なので、ライブが全国で可聴ということになります。結構スリリングな中継になる予感がするので、ご来場になれない皆様もぜひ目撃(耳で)してみてください。





キチレコとは?……『吉祥寺に夢のレコード屋を!』そんなテーマでミュージシャン、漫画家、
イラストレーター、デザイナー等が集結 ! 絵描きは音楽を、ミュージシャンは絵を、 絵と音楽が入り
乱れてのレコードをテーマにしたアートイベントがキチレコ ! そのキチレコが、開店1周年を迎えた
HMV record shop 吉祥寺店をジャック! インストアライブ、イベント盛り沢山で待ってます!

*最終日3月4日(日)15時から観覧無料ライブ!

HMV record shop コピス吉祥寺
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-5
10:00-21:00/TEL 0422-29-1130  
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2018年03月01日

1月、2月、そして3月



1月は「行く」2月は「逃げる」といいますが、本当に2月って何なの?というくらいにあっという間だった。2週間くらいしかなかった気がする。1月が逆に2ヶ月くらいの長さに感じたので2018年になってからはそれ相応の時間が過ぎたという実感はあるんだけど、とにかく今日から3月だ。3月は「去る」月だということは、もう言ってみれば4月である。気持ちばかり焦るが、この一ヶ月でやるべきことがたくさんあって、それは今年1年の大勢に関わってくるので、今日はto doリストを細かく書き込む月の最初の日。気を引き締めていきたい。春眠暁を覚えず、猫は気持ちよさそうに寝ている。

2018年になってからの2ヶ月、毎日毎日ずっと同じレコードを聴いていた。季節の記憶を呼び起こす歌になるのでしょう。

  
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