2019年06月30日

上半期よかったレコード5選

認めたくない事実だけれど、今日で2019年の半分が終了して、明日から後半が始まる。いつも思うことだが、なんと時の流れの早いことか。今年もたくさんレコードを買ってターンテーブルの上で取っ替え引っ替えして、音楽に励まされ生かされているなあ、と実感する。フィービー・ブリジャーズ、コートニー・バーネット、アンディ・シャウフと素晴らしい来日公演も目撃することができた。買ったレコードを全部インスタグラムに記録しているので、それを辿りながら今年上半期によかったレコード(新譜)を5枚メモしておきたいと思う。

まず圧倒的ナンバーワンはTHE NATIONALの『I AM EASY TO FIND』。もうずっとこればっかり、毎日聴いている。来年三月に待望の来日公演が決定。

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で、コナー・オバーストとフィービー・ブリッジャーズがBETTER OBLIVION COMMUNITY CENTER名義で突如リリースしたコラボ作。来日公演でサインをもらうときに「コナー連れてまた日本に来て」と懇願したらニコッと笑って「Sure!」と答えてくれたフィービーの可憐さ。

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VAMPIRE WEEKENDの久々のアルバム『Father Of The Bride』も期待以上だった。カーステレオで大きな音で聴くと最高なのです。

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オーストラリアのシンガーソングライター Stella DonnellyはデビューEPがとてもよくてフルアルバムが楽しみだったアーティスト。『Beware Of The Dogs』は弾き語りのデビュー作から一転カラフルなサウンドで楽しい。フジロックのステージに期待。

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ブルース・スプリングスティーンはいつの時代も素晴らしいが、69歳にしてこんな瑞々しい作品を生み出し世に問う音楽家としての凄みに感動した。僕が一番好きなボスは1987年の『Tunnel of Love』だったけれど、もしかしたらそれを超えたかもしれない。

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下半期もいっぱいレコードを買うのだろうな。音楽って本当にいいものですね。  

Posted by monolog at 22:32Comments(1)

2019年06月29日

GOMES THE HITMAN『Ariola years - lost weekend in the suburbia』パッケージ完成

昨日、一昨日とGOMES THE HITMANのレコーディング。DAY8とDAY9?もう何日目かもあやふやになってきて、作業に没頭するにつれ写真なんかも全然撮らなくなっていく(僕が2日間でカメラを向けたのはギターアンプとエフェクターのツマミの目盛りだけだった)。それでもやっぱり楽曲にどんどん肉付けがなされていくのはワクワクするし、意図しなかったハプニングでアレンジが思わぬ方向に進むのも面白い。14年ぶりのオリジナル新作、さてどんなふうになるのだろうか。もう多分10曲以上の歌が並走して進んでいる。

そんな新作より先に来月発売になるGOMES THE HITMANの3枚組ボックスセット『Ariola years - lost weekend in the suburbia』のパッケージが完成した。まさに今日この手で触れた。昨年リリースされた『00-ism [mono/omni/ripple] 』と同じ形態。スリップケースに3面デジパック、『00-ism』は24ページだったけど今作には28ページの歌詞ブックレットがつく。サブスクリプションが便利だともてはやされてCDが売れない時代に、2年続けてこんな豪華なアーカイブス集をリリースすることができて本当に幸せ。ふたつ並べて悦に入ってしまった。この3枚組セット『Ariola years』は一般レコードショップ、アマゾンなどのECサイトでは今のところ購入できません。7月13日からしばらくはライブ会場とBRIDGE INC.の通販サイトでのみの販売となります。ぜひライブへご来場、あるいはBRIDGE INC.の通販サイトでご注文というワンアクションをお願いしたい。GOMES THE HITMAN東京公演のチケットももう少しだけ販売(チケットはこちらから)。

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GOMES THE HITMAN Ariola year
ー lost weekend in the suburbia

compilation of the works from 1999 to 2001

メジャーデビュー20周年のゴメス・ザ・ヒットマンが
アリオラレーベル在籍時に世紀末をはさんで描いた
“ここではないどこかにある郊外都市の失われた週末”

28Pブックレット含むスペシャル・パッケージ
初期作品群、まちづくり三部作、そして
アルバム未収録シングルをすべて収録
2019年最新リマスタリング


3CD 6000円+税/EGDS-85/86/87(DYCL-3561-3563)/2019年7月13日発売
*BRIDGE INC.通販とライブ会場限定での発売となります
7月13日恵比寿天窓switch公演よりライブ会場での販売開始(以降のライブ全会場でご購入できます)
BRIDGE INC.『GOMES THE HITMAN/Ariola years』通販サイト

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昨年結成から25周年を迎えたGOMES THE HITMAN、今年はメジャーデビューから20周年のアニバーサリーイヤーとなります。2014年の本格的活動再開以降ライブを重ね、昨年は13年ぶりのCD『SONG LIMBO』(未発表楽曲集)をリリース、現在は2005年の『ripple』以来14年ぶりとなるオリジナルアルバムを制作中のバンドはかつてないほど精力的な活動を展開中。アニバーサリーイヤーを記念して、フィジカルで入手困難になっていたデビュー当時アリオラレーベルに残したカタログをまとめた3枚組CDセットのリリースが決定しました。シングルのカップリング曲にも物語と必然性を持たせ、アルバムと重複しないスタイルを貫いたGOMES THE HITMANならではの聴き応えたっぷりのアーカイブス、2000年代中盤VAPイヤーズ以降へと続く、若々しきその姿が色鮮やかに浮かび上がります。

杉真理、斎藤誠、村田和人を迎えて制作された、アルバム『cobblestone』を核として展開された“まちづくり三部作”、そして笹路正徳と井上富雄をプロデューサーに迎えシングルのみでポップな世界感を展開した「饒舌スタッカート」など、今の時代の新しいリスナーにも訴求力を持つポップソングが詰まっています。



GOMES THE HITMAN Ariola year
ー lost weekend in the suburbia

compilation of the works from 1999 to 2001


DISC 1

<weekend (1999年6月5日リリース作品)>
1.光と水の関係
2.長期休暇の夜
3.ストロボ
4.何もない人
5.猫のいた暮らし
6.ready for lab
7.お別れの手紙
8.train song
9.雨の夜と月の光
10.ready for love
11.週末の太陽

<rain song e.p.(1999年4月21日リリース作品)>
12.スティーヴン・ダフィー的スクラップブック
13.down the river to the sea

<neon, strobe and flashlight(1999年1月21日リリース作品)>
14.夕暮れ田舎町
15.アップダイク追記
16.新しい季節
17.tsubomi


DISC 2

<new atlas e.p.(1999年11月20日リリース作品)>
1.僕たちのニューアトラス
2.街をゆく
3.北風ロック
4.夜に静かな独り言

<cobblestone(2000年4月21日リリース作品)>
5.自転車で追い越した季節
6.言葉はうそつき
7.北風オーケストラ
8.springtime scat
9.春のスケッチ
10.思うことはいつも
11.7th avenue
12.nighty-night
13.太陽オーケストラ
14.シネマ
15.keep on rockin'
16.プロポーズ大作戦
17.6 bars interlude
18.午後の窓から
19.epilogue

DISC 3

<maybe someday e.p.(2000年6月7日リリース作品)>
1.僕らの暮らし
2.緑の車
3.maybe someday

<饒舌スタッカート(2001年1月24日リリース作品)>
4.饒舌スタッカート
5.拍手手拍子
6.ねじを巻く
  
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2019年06月28日

7月6日山田稔明バンド編成/7月13日GOMES THE HITMAN 恵比寿2公演のキャンセル分チケット販売を行います【明日6月29日 10時〜】

恵比寿2公演に関してキャンセル分を販売します。この機会をお見逃しなく!

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2019年7月6日(土)@ 恵比寿 天窓 switch
山田稔明 10th Anniversary Live
“夜の科学 vol.57ー新しい記念日”

18:30開場 19:00開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明 with 夜の科学オーケストラ

山田稔明ソロデビュー10周年の夏、待望のソロ新作についてのプロジェクトを
始動します。音源化されていない新曲群をバンド編成で。丁寧に目を凝らせば
毎日が何かしらの記念日。様々な風合いの楽曲をお楽しみに。

*キャンセルb分を明日6月29日(土)10時からオフィシャル通販STOREチケットセクションにて販売
*整理番号順のご入場、立ち見の可能性があります。

恵比寿 天窓 switch(http://www.otonami.com/ebisu/news/index.htm
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887


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GOMES THE HITMAN
20th anniversary tour 2019
“lost weekend in the suburbia”

2019年7月13日(土)@ 恵比寿 天窓 switch
GOMES THE HITMAN “lost weekend in the suburbia - TOKYO”

17:30開場 18:00開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN

1999年のメジャーデビューから20年の節目を迎えるGOMES THE HITMAN。
『weekend』『cobblestone』を中心とした世紀末から2000年代初めの作品群で
バンドが描きだそうとしたものは何だったのか。気が遠くなるほどいくつもの
季節を通り過ぎて、平成から令和へと時代が変わった2019年に「ここではない
どこかに存在する郊外都市での今は失われてしまった週末」に想いを馳せつつ、
GOMES THE HITMANがアニバーサリーイヤーに綴る新しい物語の序章の夏です。

*キャンセル分を6月29日(土)10時からオフィシャル通販STOREチケットセクションにて販売します
*整理番号順のご入場、立ち見となります。

恵比寿 天窓 switch(http://www.otonami.com/ebisu/news/index.htm
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887

  
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2019年06月27日

猫町フェスTOKYOは明日6月29日10時から抽選申込スタート【定期的リマインド】

来たるべき盛夏のいろいろをあくせくと頑張っているここ最近ですが秋のあれこれについても気が気でなく、さらに冬のことまで合わせると気が遠くなります。とにかく、明日から猫町フェス東京編の抽選申込がスタートします。今回チケットはすべてLivePocketにて受付、先行販売や会場窓口での販売はありません。よろしくお願いします。

猫町フェス2019

2019年9月22日(日)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
猫町フェス2019 ー nekomachi music and art festival

出演:山田稔明、近藤研二、むぎ(猫)
with itoken[Dr]、伊藤健太[Ba]
16:00開場 17:00開演/前売4000円 当日4500円(ともに1drink別途・整理番号順入場・全席自由)

昨年夏に開催されて観る者すべてを魅了した猫町フェスが
今年も開催決定!愛溢れる熱狂の一日をもう一度。
吉祥寺スターパインズカフェ22周年アニバーサリー期間中の
キュンとしてニャーニャーと賑やかな猫町のお祭りです。

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<チケット販売情報>
前売り:LivePocket(https://t.livepocket.jp/e/nekomachi2019
抽選販売申し込み:明日6月29日(土)10:00 〜7月7日(日)18:00
抽選販売当落発表:7月8日(月)〜10日(水)
一般発売:7月20日(土)10:00〜
*LivePocketのお申し込みには会員登録が必要です
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※ご入場はチケットに記載の番号順となります。お席は自由席となりなくなり次第立ち見となります。
尚、お席の取り置きはご遠慮いただいております。

※入場は時差入りとなります。
整理番号1番-100番のお客様 ご入場:16:00〜(整列開始 15:50〜)
整理番号100番以降のお客様 ご入場:16:20〜(入場開始時間に合わせ会場前までお越しください。)
※番号をお呼びした後のご来店は整理番号は無効となり最後尾かキリの良い場所での入場となります。
当日スタッフの指示にお従いください。

吉祥寺スターパインズカフェ(https://mandala.gr.jp/SPC/
イベント詳細ページ
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL 0422-23-2251

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Posted by monolog at 23:43Comments(0)

2019年06月26日

6月が終わろうとしている

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6月が終わろうとしている。一年の半分が過ぎる。今年の上半期、様々な形態でのライブ・イベントを合わせると34本のステージをこなした。月で割ると5ステージ以上ということになるが、これが多いのか少ないのか、もう僕にはわからない。今月はトイレッツでのフェス出演と弾き語りワンマンだけだったけれど水面下では慌ただしい1ヶ月だった。7月からはまたライブが続くし、レコーディングも断続的にずっと続いているから気が抜けない。7月8月といろんな街へ行ってGOMES THE HITMANで演奏するのだけれど、セットリストがだいたい決まった。もうこんな疾走感と焦燥感のあふれる演目はないのではないかと思うほど甘酸っぱい。多少無理してでも観にきてもらえたらと願う。

さくらんぼをたくさんもらったので最近夜になるといつも食べているが、この夏のGOMES THE HITMANの甘酸っぱさはこの比ではない(超美味しい佐藤錦なので甘さこそあれ、酸っぱくはないからです)。  
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2019年06月25日

「小田急マッチデー」&「子供たちに笑顔を届けよう!!〜1万人プロジェクト〜」をサトミツ&ザ・トイレッツが盛り上げます

来月7月21日「小田急マッチデー」と「子供たちに笑顔を届けよう!!〜1万人プロジェクト〜」を盛上げるべく僕が参加している課外活動バンド サトミツ&ザ・トイレッツがライブで参加することになりました。昨年12月のクリスマスからこっち、サトミツ&ザ・トイレッツは本当にたくさんのイベント事にお誘いいただいている。本当にありがたいことです。今月頭の飯能グリーンカーニバルも楽しかったな(写真はそのときの様子)。夏は町田市立競技場でのこのイベント、そして秋にもいろんなお祭りに呼ばれています。観覧無料なのでぜひ起こしください。

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2019年7月21日(日)@ 町田市立陸上競技場 ゼルビーランド内 Z劇場
小田急マッチデー&子供たちに笑顔を届けよう!!〜1万人プロジェクト〜

16:30 - 17:00/観覧無料

イベント詳細はこちら→http://www.zelvia.co.jp/news/news-141356/

町田市立陸上競技場(http://www.nozuta-park.com/
〒195-0063 東京都町田市野津田町2035

  
Posted by monolog at 23:01Comments(2)

2019年06月24日

プリンパフェと図書館と仔猫まつり

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日曜日、渋谷でむぎちゃんのライブを観た後すぐさま鎌倉へ向かった。時間ギリギリにカフェ・ヴィヴモン・ディモンシュに滑り込んで念願のプリンパフェを食べたのである。最高なやつだった。また食べたい。ずっとバタバタ忙しくしていて今年初めてのディモンシュだったけれど堀内さんともう今年のクリスマスの話をした。駆け足でモルンに移動してバンド「図書館」のライブ。

モルン名物の「貸切り図書館」というイベントにもっとも相応しいバンド。図書館がライブをするのは2015年9月、僕も出演したレコ発イベント以来だそうで(そのときのブログ)会場は満員、みんなが期待を込めて待っていたのです。個人的にはもっと淡々として硬質な印象があった図書館の音楽が、すごく柔らかで優しさに満ちた歌に聴こえたのはなぜだろうか、と思う。メンバーそれぞれの個性が垣間見えるMCも含めて2時間ずっと素晴らしかった。この機会を見逃さなくてよかったなあと思いました。

ちょうどモルンで展示をしていたのが徳島の木工作家ivory+安藤さん。彼女と最初に会ったのは2010年の秋、僕が初めて徳島でアアルトコーヒー庄野さんと一緒にライブをやったときで、僕はそのときに買ったコーヒースプーンを今も使っている。今は売れっ子作家になったivory+さんと久しぶりに会えたことも嬉しい偶然でした。打ち上げまで楽しく、さらにはあらたに五十嵐家の家族になった仔猫のココアくんを一目見ようとみんなでおうちまで押しかけて、吉祥寺に戻ってくるころにはもうとっくに真夜中を過ぎていました。長く楽しい一日でした。

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Posted by monolog at 23:58Comments(0)

2019年06月23日

猫町フェスTOKYOは今週末6月29日10時から抽選申込スタート【定期的リマインド】

むぎちゃんの素晴らしいワンマンライブを渋谷で観てきました。無条件に笑顔になってしまうその存在感よ。沖縄慰霊の日だったので、静かだけど力強い想いをむぎちゃんの言葉で聞けたのもよかったです。東京と京都で開催の猫町フェス、まず今週末6月29日(土)10時から吉祥寺スターパインズカフェ公演のチケットの抽選申込がLivePocketにてスタートします。京都公演は来月7月21日から受付です。お申し込みをお待ちしております。たくさんの人に観ていただけますように。

猫町フェス2019

2019年9月22日(日)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
猫町フェス2019 ー nekomachi music and art festival

出演:山田稔明、近藤研二、むぎ(猫)
with itoken[Dr]、伊藤健太[Ba]
16:00開場 17:00開演/前売4000円 当日4500円(ともに1drink別途・整理番号順入場・全席自由)

昨年夏に開催されて観る者すべてを魅了した猫町フェスが
今年も開催決定!愛溢れる熱狂の一日をもう一度。
吉祥寺スターパインズカフェ22周年アニバーサリー期間中の
キュンとしてニャーニャーと賑やかな猫町のお祭りです。

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<チケット販売情報>
前売り:LivePocket(https://t.livepocket.jp/e/nekomachi2019
抽選販売申し込み:6月29日(土)10:00 〜7月7日(日)18:00
抽選販売当落発表:7月8日(月)〜10日(水)
一般発売:7月20日(土)10:00〜
*LivePocketのお申し込みには会員登録が必要です
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※ご入場はチケットに記載の番号順となります。お席は自由席となりなくなり次第立ち見となります。
尚、お席の取り置きはご遠慮いただいております。

※入場は時差入りとなります。
整理番号1番-100番のお客様 ご入場:16:00〜(整列開始 15:50〜)
整理番号100番以降のお客様 ご入場:16:20〜(入場開始時間に合わせ会場前までお越しください。)
※番号をお呼びした後のご来店は整理番号は無効となり最後尾かキリの良い場所での入場となります。
当日スタッフの指示にお従いください。

吉祥寺スターパインズカフェ(https://mandala.gr.jp/SPC/
イベント詳細ページ
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL 0422-23-2251

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2019年06月22日

ポチ実の5歳の誕生日

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昨日、6月21日はポチ実の5歳の誕生日だった。秋に生後3ヶ月くらいの野良の仔猫として現れたポチ実なので正確な誕生日はわからないのだけど、だいたいの時間の経過、そして愛猫ポチを火葬した日である6月21日を彼女の誕生日に制定したわけである。朝からポチ実はいつもどおりご機嫌で、ずっと庭でごろごろ過ごしていて、いつもと変わらない日常のありがたさをあらためて実感。ご近所の近藤さんから「チミちゃんの誕生プレゼントあるよ」と連絡がきて、僕も渡すものがあったから近藤家で本人(本猫)不在のまま誕生日ケーキをいただいた。猫がきっかけの縁、いつもこうやって記念日を祝う友人がそばにいるのはとても素敵なことだなあと思う。

ポチ実がうちの猫になってからいろんな風向きが良い方向に向かっていくのが僕にはわかる。鼻をくすぐる穏やかな花の匂いとか、手を伸ばしたくなる太陽なんかがその方角には待ち受けていて、僕は(僕らは)そっちのほうへ目を細めながら、日差しを見上げてくしゃみをしながら歩みを進めているようなイメージのなかにいる。チミ、いつも毎日かわいくて可笑しくてめんどくさくて、月曜から日曜まで全部面白くしてくれてありがとう。

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Posted by monolog at 10:37Comments(2)

2019年06月21日

夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽 35(2019年6月19日 @ 下北沢 lete)【ライブ後記】


先月月見ル君想フ2DAYS公演以来のライブとなった下北沢leteでの弾き語り。先月リイシューされた『pilgrim/home sweet home』を最初から最後まで曲順通りに演奏することがこの日のコンセプトでした。最初と最後をボーナストラックでブックエンドのように挟むことも含めて、10年の時間を反芻するステージに。「clementine」を10年前と同じようにルーパーを踏んで演奏したら翌日腰のあたりに筋肉痛があり経年を実感。「夏の日の幻」はギタレレで。「三日月のフープ」は買ったばかりの1966年製Fender Mustangを弾いて歌いました。「pilgrim」も久しぶりに歌ったけれど、静かに熱く、想いが濃い。「雨に負け風に負け」もギタレレでやってみた。先月の月見ルで安宅くん、イトケンさんから「久しぶりに演奏したい」と発言があり意外だった「ONE」、自分のこれまでの作風と違って真っ直ぐすぎる言葉に照れがあったのだけど、あらためて素直に良いメロディだなと感じた。「ユートピア」はみんなの「嗚呼、家よ」のコーラスに支えられました。

「harvest moon」から始まる『home sweet home』はやっぱり『pilgrim』とは対照的なアルバムだなあと感じる。「携帯、鍵、財布とカメラ」と始まる『pilgrim』に対して「歓びの歌」は野球帽、お気に入りのシャツ、昨日と同じ鞄と身の回りのものを指差し確認するところから始まるけれど、向かう方向が違う。「home sweet home」は2011年の大地震の記憶と結びつき、「クレールとノアール」は今ではポチとポチ実の歌のようにも思える。先月に続いて「milk moon canyon」を歌ったけれど、そこにはいつも自分が聴いてるアメリカ音楽のフレイバーがあって心地良い。「glenville」「hanalee」なんかはもう自分の血肉のようなもの。この10年ずっとこの曲たちに救われている。本編最後の「距離を越えてゆく言葉」はまたギタレレで。

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この日は6月19日、愛猫ポチの5回目の命日だったので、アンコールでその話を。やっぱり話していると感極まってきて泣きそうになる。危なかった。ぎりぎりで大丈夫だった。思いを込めて「日向の猫」を捧げました。最後は「ユーフォリア」、そしてみんなおうちに帰っていくのです。leteに遠方から紫陽花のお花を贈ってくださった方がいて、ステージにそれを飾って歌ったけれど、終演後さらにたくさんのポチへの贈り物をいただいて、本当に嬉しかったです。ポチはいつまでも愛されててすごい猫だなあと感動しました。ポチが僕の猫になってくれたことをあらためて幸せだなと思いました。みなさんの心添えに大きな感謝を。

次のライブは7月6日、バンド編成での夜の科学です。新しいフェーズへと進んでいきたいと思います。

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Posted by monolog at 19:21Comments(2)

2019年06月20日

夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽 35(2019年6月19日 @ 下北沢 lete)【SETLIST】

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2019年6月19日(水)@ 下北沢 lete
夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽 35


<pilgrim>
1.水彩組曲
2.blue moon skyline
3.clementine
4.夏の日の幻
5.三日月のフープ

6.pilgrim
7.雨に負け風に負け
8.ONE
9.SING A SONG
10.ユートピア

<home sweet home>
11.harvest moon
12.歓びの歌
13.home sweet home
14.クレールとノアール
15.milk moon canyon

16.glenville
17.hanalee
18.星降る街
19.sweet home comfort
20.距離を越えてゆく言葉

EN
21.日向の猫(『新しい青の時代』)
22.ユーフォリア  
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2019年06月19日

愛猫ポチの5回目の命日

昨日町田康さんのバンド「汝、我が民に非ズ」のライブを観にいって、期せずして太宰治の話をMCでされて、神妙に聞き入った。太宰は4回の自殺未遂、そして5度目でその思いを果たしたのだそうだ。そんな話をされたのは翌日の今日が桜桃忌だったからだろうか。夏が来れば思い出すのは、僕にとってあの夏から、はるかな尾瀬ではなくポチとの苦しく長い1週間のことになった。梅雨の重たい空気、それとは対照的な鮮やかな紫陽花、6月はこれからもきっとずっとそういう季節だ。

2014年、五年前の6月19日のお昼に「もうなんでも、可能性のあること、やれることを全部やってください」と先生に泣きついてポチを動物病院に預け、その足で深大寺に当病平癒の護摩炊きをしてもらった。帰り道で三鷹通りを車で走っていて今日が桜桃忌だということに気づき、ほとんど衝動的に太宰のお墓に立ち寄ったことを忘れない。自死を選んだ太宰に手を合わせながら、僕は多分「猫に九生あり」という諺と同様に、その太宰のしぶとさみたいなものに願をかけたんだと思う。

僕のiPhoneには今でも5年前の6月の記録写真がすべて残っていて今日も朝からそれを眺めながら、「しんどかったねえポチ」と壁に貼った写真に話しかけるとやっぱりじわっとくるものがある。ポチ実はなぜか今日に限ってあんまり騒がず今はベットの下で寝ている。5年前も今日みたいな雨の降らない過ごしやすい日だった。

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Posted by monolog at 12:35Comments(3)

2019年の猫町フェスは東京と京都、2会場で開催|山田稔明+近藤研二+むぎ(猫)

昨年夏に開催され、観る者すべてを魅了した「猫町フェス」。今年はすでに来たる秋、9月22日に吉祥寺スターパインズカフェでの第2回目の開催が告知されていましたが、もうひとつ大ニュースです。今年の猫町フェスは “猫町キャラバン” となって同じメンバーで関西へ向かいます。京都 紫明会館という登録有形文化財をお借りして、山田稔明+近藤研二+むぎ(猫) による猫町フェスWESTを10月20日に行うことが決定しました。紫明会館、写真でしか様子を見ていないのですが、これがもう良い予感しかしないような会場でみんなワクワクしているところです。ぜひさらに多くの皆さんに猫町フェスを楽しんでいただけますように。チケット情報詳細も決定、まだ本格的な夏もこれからですが、ぜひ手帳に秋の予定を書き込んでください。

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2019年9月22日(日)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
猫町フェス2019 ー nekomachi music and art festival

出演:山田稔明、近藤研二、むぎ(猫)
with itoken[Dr]、伊藤健太[Ba]
16:00開場 17:00開演/前売4000円 当日4500円(ともに1drink別途・整理番号順入場・全席自由)

昨年夏に開催されて観る者すべてを魅了した猫町フェスが
今年も開催決定!愛溢れる熱狂の一日をもう一度。
吉祥寺スターパインズカフェ22周年アニバーサリー期間中の
キュンとしてニャーニャーと賑やかな猫町のお祭りです。

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<チケット販売情報>
前売り:LivePocket(https://t.livepocket.jp/e/nekomachi2019
抽選販売申し込み:6月29日(土)10:00 〜7月7日(日)18:00
抽選販売当落発表:7月8日(月)〜10日(水)
一般発売:7月20日(土)10:00〜
*LivePocketのお申し込みには会員登録が必要です
-----------------------------------------------
※ご入場はチケットに記載の番号順となります。お席は自由席となりなくなり次第立ち見となります。
尚、お席の取り置きはご遠慮いただいております。

※入場は時差入りとなります。
整理番号1番-100番のお客様 ご入場:16:00〜(整列開始 15:50〜)
整理番号100番以降のお客様 ご入場:16:20〜(入場開始時間に合わせ会場前までお越しください。)
※番号をお呼びした後のご来店は整理番号は無効となり最後尾かキリの良い場所での入場となります。
当日スタッフの指示にお従いください。

吉祥寺スターパインズカフェ(https://mandala.gr.jp/SPC/
イベント詳細ページ
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL 0422-23-2251




2019年10月20日(日)@ 京都 紫明会館
猫町フェスWEST ー nekomachi music and art festival

出演:山田稔明、近藤研二、むぎ(猫)
with itoken[Dr]、伊藤健太[Ba]
16:30開場 17:00開演/前売4000円 当日4500円

猫町おんがく隊キャラバンは西へ。観るものをすべてを
魅了した山田稔明、近藤研二、むぎ(猫)による猫町フェス、
今年はついに関西開催が決定しました。登録有形文化財に
指定される京都 紫明会館でのスペシャルな夜をお楽しみに。

-----------------------------------------------
チケットはSOLE CAFEのHPにて受付(お振込による事前決済、整理番号付き)
7月21日(日)10時より下記アドレスからお申し込みください。
http://solecafe.jp/inquiry/
———————————————————————

紫明会館(http://solecafe.jp/1999/01/post-250.html
603-8163 京都府京都市北区小山南大野町1番地
*地下鉄・鞍馬口駅(JR京都駅から地下鉄で10分)から徒歩5分
問い合わせ先:SOLE CAFE 紫明会館コンサート運営係(090-1229-4738)

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2019年06月18日

Qui La Laの夏物語

5年前の6月に録音したのがこの歌。こないだ映画館、本編が始まる前の予告で「人間は恋と革命のために生まれてきた」という台詞、そして言葉が大写しになりびっくりした。それは『人間失格 太宰治と3人の女たち』という映画の特報だったのだけど、あたかも自分が発明したフレーズのような気になってしまっていたことに自分で驚いた。それは太宰治の名言を引用した歌詞だったのだった。毎年6月になるとハッと思い出す瞬間が訪れる。明日は桜桃忌。太宰の墓石に鮮やかなさくらんぼが埋め込まれるのだろう。



『pale/みずいろの時代』に収録  
Posted by monolog at 16:08Comments(0)

2019年06月17日

カレーの日

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大学を卒業して映像制作会社で働いていたときの先輩が独立して建てたスタジオへ遊びにいって、そのままランチ。もう20年以上前のことでもいろんなことがすぐ思い出される。あの人は今でも最前線でやってる、とか、そういえばあの人は今なにしているのかとか、もう会えなくなった人の名前とか、断片化した記憶がデフラグしたり、どうしても思い出せない欠損があったり。

そのまま表参道のピンポイントギャラリーでの福田利之さん個展の初日へ。「青い山こえて」と題された展示は日曜休みで6月29日まで。福田さんとはぎとぎとのとんこつラーメンを一緒に食べる約束をしているのだけど、腹具合が噛み合わず。素晴らしい原画の数々を見つめ、その余韻を目をつぶって思い返しているときに福田さんからじゃんがらラーメンの画像が送られてきた。

夜はまた別のカレー。久しぶりのアミ。昼も夜も、しまった…と思ったけれど、カレーはそれぞれ独自の世界観を持つ食べ物だからそれもまたよし。  
Posted by monolog at 23:47Comments(1)

2019年06月16日

父の日だとかそういうこと

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カレンダーを見て「今年は6月16日が父の日か」と口に出して呟いたし考えていたにも関わらず、気づくと日付が変わろうとしていて、そうこうするうちに父の日は終わってしまう。母の日には「好きに使ったら?」とお金を送金するくらいのことはできたのに(パーマをかけたらしい)父の日は無為にやりすごしてしまった。誕生日とか記念日とか、昔からそうなのだ、僕は。忘れた頃に何かが届くとしたら苦笑するだろうか、父は。

この夏、恵比寿天窓switchでのソロのバンド編成ライブは7月6日に開催される。7月6日といえばわれわれ世代にとっては「サラダ記念日」である。転じてその日は「記念日の日」とされているらしいから、今公演には「新しい記念日」という副題をつけた。記念日は歳を取れば取るほど増え続けていって、しかし、心に留め置くべき日は抜け落ちていきがちだから気をつけたいものだ。明日は?明日はなんかの日じゃないか?と手帳を睨んでいるところ。



2019年7月6日(土)@ 恵比寿 天窓 switch
山田稔明 10th Anniversary Live
“夜の科学 vol.57ー新しい記念日”

18:30開場 19:00開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明 with 夜の科学オーケストラ

山田稔明ソロデビュー10周年の夏、待望のソロ新作についてのプロジェクトを
始動します。音源化されていない新曲群をバンド編成で。丁寧に目を凝らせば
毎日が何かしらの記念日。様々な風合いの楽曲をお楽しみに。

*オフィシャル通販STOREチケットセクションにて受付中(残席わずか!)
*整理番号順のご入場となります

恵比寿 天窓 switch(http://www.otonami.com/ebisu/news/index.htm
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887
  
Posted by monolog at 23:59Comments(1)

2019年06月15日

夏のライブ情報まとめ

来週6月19日は久しぶりのステージ、下北沢lete弾き語りワンマン公演(チケットは完売)です。そしていよいよ7月に入るとスペシャルなライブ、GOMES THE HITMANのツアーが続きます。すでにソールドアウトとなっている公演もありますが、ぜひ遠くから近くからライブ会場へお越しいただきますように。GOMES THE HITMANメジャーデビューから20周年、ソロでのCDデビュー10周年という節目の夏を記憶に残るものにしたいです。応援よろしくお願いします。7月13日恵比寿以降のライブ会場にてGOMES THE HITMAN3枚組ボックスセット『Ariola years - lost weekend in the suburbia』をご購入いただけます。

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2019年7月6日(土)@ 恵比寿 天窓 switch
山田稔明 10th Anniversary Live
“夜の科学 vol.57ー新しい記念日”

18:30開場 19:00開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明 with 夜の科学オーケストラ

山田稔明ソロデビュー10周年の夏、待望のソロ新作についてのプロジェクトを
始動します。音源化されていない新曲群をバンド編成で。丁寧に目を凝らせば
毎日が何かしらの記念日。様々な風合いの楽曲をお楽しみに。
*チケット残りわずか!
*整理番号順のご入場となります

恵比寿 天窓 switch(http://www.otonami.com/ebisu/news/index.htm
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887




2019年7月13日(土)@ 恵比寿 天窓 switch
GOMES THE HITMAN “lost weekend in the suburbia - TOKYO”

17:30開場 18:00開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
*THANK YOU!SOLD OUT!

1999年のメジャーデビューから20年の節目を迎えるGOMES THE HITMAN。
『weekend』『cobblestone』を中心とした世紀末から2000年代初めの作品群で
バンドが描きだそうとしたものは何だったのか。気が遠くなるほどいくつもの
季節を通り過ぎて、平成から令和へと時代が変わった2019年に「ここではない
どこかに存在する郊外都市での今は失われてしまった週末」に想いを馳せつつ、
GOMES THE HITMANがアニバーサリーイヤーに綴る新しい物語の序章の夏です。

恵比寿 天窓 switch(http://www.otonami.com/ebisu/news/index.htm
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887




2019年7月14日(日)@ 京都 恵文社 COTTAGE
山田稔明×高橋徹也×アアルトコーヒー
『コーヒーと音楽と小説』

LIVE:山田稔明、高橋徹也/coffee:アアルトコーヒー
開場17:00 開演18:00/前売3500円 当日4000円

アアルトコーヒー庄野雄治と山田稔明、高橋徹也という二人の
シンガーソングライターが集まり不定期で開催してきた音楽
イベント「コーヒーと音楽」。今回は庄野さん初の短編小説
「たとえ、ずっと、平行だとしても」の刊行を祝して、京都
の人気書店恵文社、COTTAGEにて「コーヒーと音楽と小説」
を開催。更に今回は山田稔明ソロデビュー10周年、高橋徹也
の最新ライブ・アルバム『AO VIVO』リリースを全部まとめ
てお祝いします。そして三人でのトークやセッションも予定
してます。初夏の京都でお会いしましょう。

■ご予約・お問い合わせ
京都 恵文社COTTAGE
http://www.cottage-keibunsha.com/events/190714aalto/
恵文社ウェブサイトにてメール予約受付中

恵文社一乗寺店(http://www.keibunsha-store.com
606-8184 京都府京都市左京区一乗寺払殿町10
電話:075-711-5919




2019年7月15日(月祝)@ 名古屋 金山 ブラジルコーヒー
GOMES THE HITMAN “lost weekend in the suburbia - NAGOYA”

18:00開場 18:30開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
*オフィシャル通販STOREチケットセクションにて申込受付中
*整理番号順のご入場となります

ブラジルコーヒー(https://twitter.com/kanayamabrazil
〒460-0022 愛知県名古屋市中区金山4丁目6-22
TEL : 052-321-5223




2019年8月4日(日)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
SPC 22th Anniversary event
吉祥寺ラプソディ vol.1

開場 17:30 開演 18:00/前売3300円 当日3800円(+1drink)
出演:笹倉慎介、山田稔明 [member:近藤研二、イトケン、安宅浩司、伊藤健太]
湯川トーベン with 井乃頭蓄音団

前売り:SPC店頭販売/SPC HP予約(本日より受付開始)

吉祥寺スターパインズカフェ(http://mandala.gr.jp/SPC/
〒180-0004 武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL:0422-23-2251




2019年8月10日(土)@ 大阪 雲州堂
GOMES THE HITMAN “lost weekend in the suburbia - OSAKA”

18:00開場 18:30開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
*オフィシャル通販STOREチケットセクションにて申込受付中
*整理番号順のご入場となります

event space雲州堂(http://iori-unshudo.com
〒530-0046大阪市北区菅原町7−11
TEL/FAX 06-6361-3903




2019年8月11日(日)@ 兵庫 加古川 チャッツワース
GOMES THE HITMAN “lost weekend in the suburbia - HYOGO”

17:00開場 18:00開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
*THANK YOU!SOLD OUT! キャンセル待ちを受付中

紅茶と英国菓子のチャッツワース(http://www.hotkakogawa.com/chatsworth/
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4-7
TEL 079-420-1707




2019年8月12日(月・祝)@ 兵庫 加古川 チャッツワース
山田稔明 10th Anniversary Live
“夜の科学 in 加古川ー新しい旅の始まり2019”

17:00開場 18:00開演/前売3500円 当日4000円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明

ソロCDデビュー10周年となるアニバーサリーイヤーに
その10年の山田稔明の歩みを見守ってきたチャッツワースでの
ライブが決定!ソロワークスすべてを熟知する店主による選曲で
構成する、“西の聖地”でしか観ることのできないステージにご期待ください。
*THANK YOU!SOLD OUT! キャンセル待ちを受付中

紅茶と英国菓子のチャッツワース(http://www.hotkakogawa.com/chatsworth/
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4-7
TEL 079-420-1707




  
Posted by monolog at 22:41Comments(0)

2019年06月14日

いくつもの6月

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2004年の5月から日記(このブログ)を書いているので、もうちょうど15年ということになる。読み返してみると僕は15年前の6月15日に肺気胸の手術のための9日間の入院から退院したようだ。もうずいぶん大昔のことに思える。15年前の春、病に倒れる前は僕はまだ一日一箱タバコを吸っていたのだな。「なん年前の今、自分はなにをしてたっけ?」と振り返るのが好きなのは自分が記録魔だからなのかもしれない、とアーカイブスを辿りながら、思った。

1年前の今頃、僕はザ・カスタネッツの牧野元さんと下北沢で2マンライブをやって、その日の夜に元さんの病気のことを聞いた。1年経って元さんは見事に元気になって嬉しい。5年前の今頃は僕は24時間体制でポチの看病をしていた。できることがひとつずつなくなっていって彼女の命の炎が少しずつ小さくなっていくのをなすすべもなく、しかしずっと寄り添って眺めていた。もうすぐまた、5年前から個人的に特別な意味を持つようになった6月19日の桜桃忌がやってくる。さくらんぼもそろそろ旬だな。

いくつもの6月を思い出しても、いつも紫陽花が揺れる風景がそこにある。今年うちの庭には去年よりずいぶんたくさんの花が咲いている。  
Posted by monolog at 20:21Comments(1)

2019年06月13日

GOMES THE HITMAN3枚組ボックス『Ariola years - lost weekend in the suburbia』はライブ会場とブリッジ通販にて先行発売

GOMES THE HITMANメジャーデビュー20周年のアニバーサリーイヤーを記念した3枚組ボックスセット『Ariola years - lost weekend in the suburbia』は現在のところ7月13日恵比寿天窓switch以降のライブ会場、そしてディストリビューションでお世話になっておるブリッジINC.の通販のみでの販売となります(全国発売に関しては決定次第お知らせします)。ブリッジINC.ではプレオーダーを受付中、そしてGOMES THE HITMAN夏のツアーは東京と加古川公演がチケット完売しておりますが、名古屋と大阪公演のチケットは現在販売中です。いずれも残席わずかとなっていますのでお急ぎください。

マスタリング作業が終わってほっとしています。CD3枚組、全42曲、2時間半超えのタイムトリップです。

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GOMES THE HITMAN Ariola year
ー lost weekend in the suburbia

compilation of the works from 1999 to 2001

メジャーデビュー20周年のゴメス・ザ・ヒットマンが
アリオラレーベル在籍時に世紀末をはさんで描いた
“ここではないどこかにある郊外都市の失われた週末”

28Pブックレット含むスペシャル・パッケージ
初期作品群、まちづくり三部作、そして
アルバム未収録シングルをすべて収録
2019年最新リマスタリング


3CD 6000円+税/EGDS-85/86/87(DYCL-3561-3563)/2019年7月13日発売
*BRIDGE INC.通販とライブ会場限定での発売となります
7月13日恵比寿天窓switch公演よりライブ会場での販売開始(以降のライブ全会場でご購入できます)
BRIDGE INC.『GOMES THE HITMAN/Ariola years』通販サイト

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昨年結成から25周年を迎えたGOMES THE HITMAN、今年はメジャーデビューから20周年のアニバーサリーイヤーとなります。2014年の本格的活動再開以降ライブを重ね、昨年は13年ぶりのCD『SONG LIMBO』(未発表楽曲集)をリリース、現在は2005年の『ripple』以来14年ぶりとなるオリジナルアルバムを制作中のバンドはかつてないほど精力的な活動を展開中。アニバーサリーイヤーを記念して、フィジカルで入手困難になっていたデビュー当時アリオラレーベルに残したカタログをまとめた3枚組CDセットのリリースが決定しました。シングルのカップリング曲にも物語と必然性を持たせ、アルバムと重複しないスタイルを貫いたGOMES THE HITMANならではの聴き応えたっぷりのアーカイブス、2000年代中盤VAPイヤーズ以降へと続く、若々しきその姿が色鮮やかに浮かび上がります。

杉真理、斎藤誠、村田和人を迎えて制作された、アルバム『cobblestone』を核として展開された“まちづくり三部作”、そして笹路正徳と井上富雄をプロデューサーに迎えシングルのみでポップな世界感を展開した「饒舌スタッカート」など、今の時代の新しいリスナーにも訴求力を持つポップソングが詰まっています。



GOMES THE HITMAN Ariola year
ー lost weekend in the suburbia

compilation of the works from 1999 to 2001


DISC 1

<weekend (1999年6月5日リリース作品)>
1.光と水の関係
2.長期休暇の夜
3.ストロボ
4.何もない人
5.猫のいた暮らし
6.ready for lab
7.お別れの手紙
8.train song
9.雨の夜と月の光
10.ready for love
11.週末の太陽

<rain song e.p.(1999年4月21日リリース作品)>
12.スティーヴン・ダフィー的スクラップブック
13.down the river to the sea

<neon, strobe and flashlight(1999年1月21日リリース作品)>
14.夕暮れ田舎町
15.アップダイク追記
16.新しい季節
17.tsubomi


DISC 2

<new atlas e.p.(1999年11月20日リリース作品)>
1.僕たちのニューアトラス
2.街をゆく
3.北風ロック
4.夜に静かな独り言

<cobblestone(2000年4月21日リリース作品)>
5.自転車で追い越した季節
6.言葉はうそつき
7.北風オーケストラ
8.springtime scat
9.春のスケッチ
10.思うことはいつも
11.7th avenue
12.nighty-night
13.太陽オーケストラ
14.シネマ
15.keep on rockin'
16.プロポーズ大作戦
17.6 bars interlude
18.午後の窓から
19.epilogue

DISC 3

<maybe someday e.p.(2000年6月7日リリース作品)>
1.僕らの暮らし
2.緑の車
3.maybe someday

<饒舌スタッカート(2001年1月24日リリース作品)>
4.饒舌スタッカート
5.拍手手拍子
6.ねじを巻く



GOMES THE HITMAN
20th anniversary tour 2019
“lost weekend in the suburbia”


1999年のメジャーデビューから20年の節目を迎えるGOMES THE HITMAN。
『weekend』『cobblestone』を中心とした世紀末から2000年代初めの作品群で
バンドが描きだそうとしたものは何だったのか。気が遠くなるほどいくつもの
季節を通り過ぎて、平成から令和へと時代が変わった2019年に「ここではない
どこかに存在する郊外都市での今は失われてしまった週末」に想いを馳せつつ、
GOMES THE HITMANがアニバーサリーイヤーに綴る新しい物語の序章の夏です。



2019年7月13日(土)@ 恵比寿 天窓 switch
GOMES THE HITMAN “lost weekend in the suburbia - TOKYO”

17:30開場 18:00開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
*THANK YOU!SOLD OUT!

恵比寿 天窓 switch(http://www.otonami.com/ebisu/news/index.htm
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887




2019年7月15日(月祝)@ 名古屋 金山 ブラジルコーヒー
GOMES THE HITMAN “lost weekend in the suburbia - NAGOYA”

18:00開場 18:30開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN

*オフィシャル通販STOREチケットセクションにて申込受付中
*整理番号順のご入場となります

ブラジルコーヒー(https://twitter.com/kanayamabrazil
〒460-0022 愛知県名古屋市中区金山4丁目6-22
TEL : 052-321-5223




2019年8月10日(土)@ 大阪 雲州堂
GOMES THE HITMAN “lost weekend in the suburbia - OSAKA”

18:00開場 18:30開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN

*オフィシャル通販STOREチケットセクションにて申込受付中
*整理番号順のご入場となります

event space雲州堂(http://iori-unshudo.com
〒530-0046大阪市北区菅原町7−11
TEL/FAX 06-6361-3903




2019年8月11日(日)@ 兵庫 加古川 チャッツワース
GOMES THE HITMAN “lost weekend in the suburbia - HYOGO”

17:00開場 18:00開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
*THANK YOU!SOLD OUT! キャンセル待ちを受付中

紅茶と英国菓子のチャッツワース(http://www.hotkakogawa.com/chatsworth/
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4-7
TEL 079-420-1707

  
Posted by monolog at 23:34Comments(0)

2019年06月12日

赤いギターと真実

U2がボブ・ディランの「見張り塔からずっと」をカバーするときに付け足した歌詞に「All I have is a red guitar, three chords, and the truth」というフレーズがある。『魂の叫び』という1988年のドキュメンタリー映画とライブ盤に登場するので、僕はそのとき中3だった。ブランキージェットシティのデビューアルバムのタイトルも『Red Guitar and the Truth』、赤いギターには何か特別な魂が宿るのかもしれない。

昨日、半ば衝動的にエレキギターを買った。いや、ずっとソリッドボディのエレキギターを探していたのだけど(Martin F-55を買ったときにソリッドギターを全部売ってしまったのだ)インターネットの海の上で出会ってから2時間後にはこの、赤いエレキギターを手にして、中学生みたいにドキドキしてるのだから、いくつになってもときめきっていうものがあるなあと思った。アームがついているギターは生まれて初めてだ。見様見真似でバカみたいにカタカタアームバーを震わせてみる。僕が新しい古いギターを買ったと聞いてタカテツさんがすぐうちにやってきた。64歳になっても76歳になってもギターを買うときは同じようにワクワクするのだろうな。

1966年生まれの Fender Mustang。早くステージで鳴らしてみたい。

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Posted by monolog at 23:52Comments(1)

2019年06月11日

わびさび今昔物語

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少し前の話だけれど初台のオペラシティアートギャラリーで「トム・サックス/ティーセレモニー」展を見た。わくわくするようなナンセンスとクリエイティヴィティ。NASA、アメリカ、必要と無駄、この世の終わりと近未来のなかで「新しいわびさび」を追求するようなアートだなあと五感を刺激された。多かれ少なかれ、僕の仕事もフィクションのなかからリアリティを鋳造するようなところがあるから、興味深くその世界に誘われたのです。そして今週いっぱい開催の、トーキョーステーションギャラリーでの「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展に滑り込み。フィンランドの芸術家の多岐にわたる表現方法と作品群。20世紀中頃から50年におよぶキャリアは圧倒的だった。ここにも「わびさび」に通じる色付けがなされていた。

質素で静かな美意識に背筋が伸びました。

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Posted by monolog at 23:50Comments(2)

2019年06月10日

セメタリーゲイトでつかまえて

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映画『イングランド・イズ・マインーモリッシー、はじまりの物語』を観た。だいたい思春期にTHE SMITHSの洗礼を受けた者の本棚にはモリッシー詩集がある。うちにも当然ある。この物語は“スティーブン”が“モリッシー”になるまでを描いていて、史実にどれほど忠実なのかは詳しくわからないけれど、そのエピソードの節々からTHE SMITHSの歌が聞こえてきた。僕が一番好きな歌は「Cemetry Gates」なのだけど、その曲をモチーフとした(モチーフとなった)墓地のベントに座って詩人の言葉を言い合うやりとりにはグッときた。いつもいつまでも詩人でありたいし、詩人に憧れていたい、とこの映画を観て思いました。長い時間をかけて読んだ『ジョニー・マー自伝』がとても面白かったからマー視点の物語も観てみたくなる。

THE SMITHS/モリッシーへの熱ははしかのようなものだ、といつからか僕は思うようになった。サリンジャーやライ麦畑と同様のものだ。いくつになっても折に触れて思い出すたびに「ああ、この風邪は完全には治らないやつなんだなあ」と毎回ほくそ笑む。6月の雨の夜に『Queen is Dead』を聴きながら。

  
Posted by monolog at 23:58Comments(2)

2019年06月09日

20年前の3年間を一気に駆け抜ける

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GOMES THE HITMAN3枚組ボックスセット『Ariola years - lost weekend in the suburbia』は2019年最新マスタリング音源でのリリースとなり、今日は朝からずっと1999年の『weekend』から始まる3年分の音源をずっと聴いてチェックしました。盤をまたいだ重複収録の曲が「ストロボ」「雨の夜と月の光」の2曲、そのためこの3枚組コンピレーションのDISC1だけは例外的に『weekend』から始まってシングル『rain song e.p.』カップリング、そして最初のリリースとなったミニアルバム『neon, strobe and flashlight』と時間が逆行する。DISC2から始まる“まちづくり三部作”の流れに改めて耳を澄ますと来る日も来る日も曲を書き続けた季節を思い出します。

GOMES THE HITMANはアリオラレーベル時代にとにかくたくさんの楽曲を録音してリリースしたので、お蔵入り曲とか秘蔵のレアトラックというものがほとんどありません。昨年VAPからリリースされた『00-ism』には6曲ものボーナストラックが収録されたのに、今回のアーカイブス集にはそういった類の添加物がないのはそういった理由があります。VAPレーベル以降は自宅コンピューターで細部までアレンジを詰めたデモが作れたという環境の差もあるかもしれない。それでも「あけるな!」と書いてある段ボール箱をおそるおそる開けて眺めたなかには「 VIVA! PAPAS AND MAMAS」という山田・堀越・須藤で作った未発表音源があったり(これはCS音楽番組での大食い対決に負けた僕が罰ゲームで番組BGMを書き下ろしたものだと記憶が蘇りました)、「雨の夜と月の光」というタイトルになる以前の、「あるいは、月の雫」という仮タイトルで呼ばれた頃のデモ(ピアノで始まるイントロではなくギターカッティングで始まる)、この2曲は興味深い音源なのでどうにかして皆さんにお聴かせできる機会があればな、と思っていたりします。

GOMES THE HITMAN夏のツアーは東京と加古川はソールドアウトしていて、名古屋と大阪がもう少しチケットがあります。ぜひライブ会場でこのキラキラと重厚な宝の箱を手にしてもらえたら嬉しいです。  
Posted by monolog at 22:14Comments(2)

2019年06月08日

なんということでもない枕の話

去年の誕生日にファンの方から「体験型ギフトブック」というのをいただいた。それこそスカイダイビングとかスキューバとかラフティングとか、アロマテラピー講座に全身エステ、一泊二日のキャンプとか、いろんな体験と引き換えることができるやつだったのだけど、有効期間が半年ということで、やっぱりずっと置き去りにして気づいたらあと数日ということで焦った。無駄にするのは本当に申し訳ないし。で、僕はその体験型ギフトブックのなかから、比較的すぐ予約の取れた「オーダーメイド枕」というのを選択したのです。

これまで一度も自分専用の枕というのを持ったことがなかったし、これ決定版!みたいな枕に出会ったこともないからワクワクしてでかけた。約1時間かけて、まず後頭部の形を測量し、横になった時の肩の高さを合わせ、中身の材質(綿とプラスチック3種のなかから選ぶ)を吟味して、僕だけの枕ができあがった。後日郵送で送られてくるものだと思っていたら、その日のうちに持ち帰れることができて、枕の入った大きな紙袋をなんだか誇らしい気持ちでぶら下げて帰ったのだ。これは他の誰でもない、山田稔明のために特別に作られた枕なのだぞ、と。

果たして僕のために作られた枕はやっぱりこれまでのやつとは全然違う。頭が包まれてるみたいに感じるし、横になっても仰向けになっても無理がない。なんということでもない、地味な話題ではあるけれど、結構これは自分にとって一大事である。一日が終わりベッドに沈み込むときに「あ、おれ専用の枕なんだった…」と思う瞬間が良い。僕は根っからのショートスリーパーなのだけど、これからは眠りの質を上げていきたい所存である。「体験型ギフトブック」は素晴らしい贈り物ですね。感謝。

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2019年06月07日

GOMES THE HITMAN 『Ariola yearsー lost weekend in the suburbia』発売決定!|3枚組CDアニバーサリーエディション

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GOMES THE HITMAN Ariola year
ー lost weekend in the suburbia

compilation of the works from 1999 to 2001

メジャーデビュー20周年のゴメス・ザ・ヒットマンが
アリオラレーベル在籍時に世紀末をはさんで描いた
“ここではないどこかにある郊外都市の失われた週末”

28Pブックレット含むスペシャル・パッケージ
初期作品群、まちづくり三部作、そして
アルバム未収録シングルをすべて収録
2019年最新リマスタリング


3CD 6000円+税/EGDS-85/86/87(DYCL-3561-3563)/2019年7月13日発売
*BRIDGE INC.通販とライブ会場限定での発売となります
7月13日恵比寿天窓switch公演よりライブ会場での販売開始(以降のライブ全会場でご購入できます)
BRIDGE INC.『GOMES THE HITMAN/Ariola years』通販サイト

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昨年結成から25周年を迎えたGOMES THE HITMAN、今年はメジャーデビューから20周年のアニバーサリーイヤーとなります。2014年の本格的活動再開以降ライブを重ね、昨年は13年ぶりのCD『SONG LIMBO』(未発表楽曲集)をリリース、現在は2005年の『ripple』以来14年ぶりとなるオリジナルアルバムを制作中のバンドはかつてないほど精力的な活動を展開中。アニバーサリーイヤーを記念して、フィジカルで入手困難になっていたデビュー当時アリオラレーベルに残したカタログをまとめた3枚組CDセットのリリースが決定しました。シングルのカップリング曲にも物語と必然性を持たせ、アルバムと重複しないスタイルを貫いたGOMES THE HITMANならではの聴き応えたっぷりのアーカイブス、2000年代中盤VAPイヤーズ以降へと続く、若々しきその姿が色鮮やかに浮かび上がります。

杉真理、斎藤誠、村田和人を迎えて制作された、アルバム『cobblestone』を核として展開された“まちづくり三部作”、そして笹路正徳と井上富雄をプロデューサーに迎えシングルのみでポップな世界感を展開した「饒舌スタッカート」など、今の時代の新しいリスナーにも訴求力を持つポップソングが詰まっています。

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GOMES THE HITMAN Ariola year
ー lost weekend in the suburbia

compilation of the works from 1999 to 2001


DISC 1

<weekend (1999年6月5日リリース作品)>
1.光と水の関係
2.長期休暇の夜
3.ストロボ
4.何もない人
5.猫のいた暮らし
6.ready for lab
7.お別れの手紙
8.train song
9.雨の夜と月の光
10.ready for love
11.週末の太陽

<rain song e.p.(1999年4月21日リリース作品)>
12.スティーヴン・ダフィー的スクラップブック
13.down the river to the sea

<neon, strobe and flashlight(1999年1月21日リリース作品)>
14.夕暮れ田舎町
15.アップダイク追記
16.新しい季節
17.tsubomi


DISC 2

<new atlas e.p.(1999年11月20日リリース作品)>
1.僕たちのニューアトラス
2.街をゆく
3.北風ロック
4.夜に静かな独り言

<cobblestone(2000年4月21日リリース作品)>
5.自転車で追い越した季節
6.言葉はうそつき
7.北風オーケストラ
8.springtime scat
9.春のスケッチ
10.思うことはいつも
11.7th avenue
12.nighty-night
13.太陽オーケストラ
14.シネマ
15.keep on rockin'
16.プロポーズ大作戦
17.6 bars interlude
18.午後の窓から
19.epilogue

DISC 3

<maybe someday e.p.(2000年6月7日リリース作品)>
1.僕らの暮らし
2.緑の車
3.maybe someday

<饒舌スタッカート(2001年1月24日リリース作品)>
4.饒舌スタッカート
5.拍手手拍子
6.ねじを巻く



GOMES THE HITMAN
20th anniversary tour 2019
“lost weekend in the suburbia”


1999年のメジャーデビューから20年の節目を迎えるGOMES THE HITMAN。
『weekend』『cobblestone』を中心とした世紀末から2000年代初めの作品群で
バンドが描きだそうとしたものは何だったのか。気が遠くなるほどいくつもの
季節を通り過ぎて、平成から令和へと時代が変わった2019年に「ここではない
どこかに存在する郊外都市での今は失われてしまった週末」に想いを馳せつつ、
GOMES THE HITMANがアニバーサリーイヤーに綴る新しい物語の序章の夏です。



2019年7月13日(土)@ 恵比寿 天窓 switch
GOMES THE HITMAN “lost weekend in the suburbia - TOKYO”

17:30開場 18:00開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
*THANK YOU!SOLD OUT!

恵比寿 天窓 switch(http://www.otonami.com/ebisu/news/index.htm
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887




2019年7月15日(月祝)@ 名古屋 金山 ブラジルコーヒー
GOMES THE HITMAN “lost weekend in the suburbia - NAGOYA”

18:00開場 18:30開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN

*オフィシャル通販STOREチケットセクションにて申込受付中
*整理番号順のご入場となります

ブラジルコーヒー(https://twitter.com/kanayamabrazil
〒460-0022 愛知県名古屋市中区金山4丁目6-22
TEL : 052-321-5223




2019年8月10日(土)@ 大阪 雲州堂
GOMES THE HITMAN “lost weekend in the suburbia - OSAKA”

18:00開場 18:30開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN

*オフィシャル通販STOREチケットセクションにて申込受付中
*整理番号順のご入場となります

event space雲州堂(http://iori-unshudo.com
〒530-0046大阪市北区菅原町7−11
TEL/FAX 06-6361-3903




2019年8月11日(日)@ 兵庫 加古川 チャッツワース
GOMES THE HITMAN “lost weekend in the suburbia - HYOGO”

17:00開場 18:00開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
*THANK YOU!SOLD OUT! キャンセル待ちを受付中

紅茶と英国菓子のチャッツワース(http://www.hotkakogawa.com/chatsworth/
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4-7
TEL 079-420-1707


  
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20年目の週末|物語の完結と新しい日常

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マキシシングル「new atlas e.p.」とアルバム『cobblestone』を経た集大成として2000年6月7日(19年前の本日)「maybe someday e.p.」が発売された。(『weekend』の青い車から乗り換えて)緑の車を買って郊外に家を建てて僕らの暮らしは物語の続きを続けていく。杉真理さん、斎藤誠さん、そして村田和人さんも加わったレコーディングはとにかく楽しかった。今まで苦しいばっかりだった制作作業をニコニコしながら楽しめたことは僕にとって新しいブレイクスルーだった。「maybe someday」には「最後まで付き合ってくれてありがとう/言葉ではうまく言えないけれども」というエピローグ。全方位的な感謝を込めた。

この「まちづくり三部作」を携えて全国ツアーを行い、杉さん、誠さん、村田さんをゲストに迎えた渋谷クラブクアトロ公演で大団円。ひとつの季節が終わった、と感じる。実際1年以上かけてたどり着いた場所だった。この充実した個人的体感がセールスの結果と結びつくかというと、それはまた別の話で、GOMES THE HITMANの次のレコードリリース計画は暗礁に乗り上げてしまう。そこに降って湧いたようにテレビのバラエティ番組のエンディング曲に抜擢されるという案件が。

リリース予定もままならないまま録音した「拍手手拍子」という前向きなメッセージソングがテレビから流れたときは嬉しかった。井上富雄さんによるプロデュース、僕が中学生の頃から大好きなHOOTERSというバンドからアレンジを引用し、キーボード堀越は真夜中の歩道橋でアコーディオンを猛特訓した。さらに番組改編に際し新たなるエンディング曲を、ということになって出来上がったのが「饒舌スタッカート」だった。今まで書いてきた曲のなかで一番焦燥感のある、いわばヤケクソ気味な曲、演奏するのがとても楽しかった。「饒舌」というのは「雨の夜と月の光」のなかの「耐え難き饒舌を」から繋がっている。プロデューサーは笹路正徳氏、マスタリングはロサンゼルス。最後の打ち上げ花火みたいなポップソング。

シングル「饒舌スタッカート」のジャケット撮影で僕はポチという三毛猫と出会う。それからあとのことはここに書く必要はないかもしれない。物語の完結と新しい日常、今から19年前の話。

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2019年06月06日

20年目の週末|短編小説から長編小説へ

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20年前、1stフルアルバム『weekend』がどれくらいのセールスになったのか、売れたのか売れなかったのか、誰かの期待に添えたのかどうなのかも知らないまま、バンドはひと時も立ち止まることはなかった。僕は曲を書き続け、次の作品へ向けたレコーディングが続いた。『weekend』が週末の風景を切り取った11篇の短編小説集とするならば、と打ち合わせで誰かが言った。あるいは発言者は僕だったかもしれない。「次は長編小説を綴るべきだ」ということで、シングルとアルバムを使って、架空の街を舞台にした物語を描くという構想が生まれたのが20年前の夏、『weekend』のレコ発ライブが終了した後だった。

僕はまず「僕たちのニューアトラス」という曲を書いた。アトラスとは天地を支え世界の隅々まで見渡すことができるギリシア神話の神のことで、地図帳のことを「Atlas」と呼ぶことからこのタイトルをつけた。「Map」の語源はラテン語の「Mappa=布地」だけど、「マッパ」はやっぱ語呂が悪い。いつからかメンバーとスタッフの間でGOMES THE HITMANのコンセプトワークは「まちづくり三部作」と呼ばれるようになり、最終的にはマキシシングル、アルバム、マキシシングルの3枚のCDで重複曲なしで大きな物語を描くことになる。登場人物、街の地図、季節とが織りなす長編小説。「街をゆく」「北風ロック」「夜に静かな独り言」、まちづくり三部作は冬の場面からスタートした。『neon, strobe..』から『weekend』までのセルフプロデュースでへとへとになったバンドは、レコーディングに新鮮な風を求め、そこに颯爽と現れた村田和人さんは主にコーラスのアイデアで僕らを奮い立たせてくれた。村田さんのビッグスマイルにバンドがどれだけ救われたことか。

休む間もなくアルバム制作もスタートする。杉真理さんと斎藤誠さんをプロデューサーに迎えることになった。プロデューサーの人選に対して具体的なイメージがあったわけではなく、僕がリクエストしたのは「年の近くない、ギターポップ界隈とは違う場所にいる音楽家」だった。杉さんと誠さんにこの時出会えたことはとても幸せなことだったと感じる。曲作りの段階からポップスの大先輩おふたりと膝を付き合わせた。誠さんはシャッフルの曲を8ビートにしたり七色のギターで歌を昇華させてくれたり、杉さんからは魔法みたいな転調を教わった。制作中のすべての時間がかけがえのないものだった。バンドも必死で手綱を掴んで離さず、僕以外のメンバー作曲によるインストゥルメンタルなどセルフプロデュース曲も充実したものになった。世紀末から21世紀をまたいだ制作期間を経て、2000年4月にリリースされた『cobblestone』には清水浩司氏による小説、小田島等氏によるガイドマップなどが付帯し、架空のサバービアを舞台にして四季を駆ける全15曲の大作となった。

『cobblestone』が完成した時点で最終章となる作品の制作も佳境となっていた。すべては同時に進行していたから目が回るような忙しさだった。長編のクライマックスとなる「maybe someday e.p.」はちょうど19年前の明日6月7日にリリースされることになる…。(続く)

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2019年06月05日

20年目の週末|GOMES THE HITMAN『weekend』発売から本日で20周年

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GOMES THE HITMANのメジャーデビューが決まったのは1998年。インディーズレーベルから前年に『GOMES THE HITMAN in arpeggio』、そしてその年の春に『down the river to the sea』と2つのCDリリースの後、BMGジャパン(現アリオラ・レーベル)との契約が成立した。僕は大学卒業後に就職して約3年勤めた映像制作会社をメジャーデビューきっかけで辞めることになった。インディーズ時代のCDは仕事が終わった後の、夜から次の日の朝の出勤時間まで小さなスタジオで作業して作ったレコードだ。スタジオの床で毛布にくるまって仮眠したことも忘れない。メジャーデビューして晴れてプロになって、大きなスタジオで一日中レコーディングできることにどれだけわくわくしたことだろう。

初めてのメジャーリリースとなったミニアルバム『neon, strobe and flashlight』のレコーディングは阿佐ヶ谷のスタジオで行われた。収録楽曲はもちろんインディーズ時代に書きためたものだったけれど、『in arpeggio』収録の「tsubomi」を再録音して推し曲にすることもあり、インディーズ時代の総括という印象が強い作品。「夕暮れ田舎道」は1996年にカセットテープでリリースした黎明期の歌だったし。それでも「ストロボ」「アップダイク追記」といった曲たちには来たるべき新しい季節へ足を踏み出すような瑞々しい言葉とメロディがあった。『neon, strobe..』を聴くと僕はその拙さに肩をすくめてしまう。同時にこのときにしか作り得なかった、アマチュアリズムからプロフェッショナルへの過程を発見する。

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シングル「rain song e.p.」は1stフルアルバム『weekend』への助走。僕はデビューが決まってから月に10曲以上のペースで曲を書いていたはずだ。溢れるばかりに。今まで書いたことのなかったようなダンサブルな歌ができて、それは最終的に「雨の夜と月の光」というタイトルになった。レコード会社のスタッフが数十人スタジオにきてくれてコーラスと手拍子をダビングした。「スティーヴン・ダフィー的スクラップブック」という曲ができてシングルのカップリングになり、アマチュア時代に書いた「universal student」という曲の歌詞を書き換えて「down the river to the sea」と改めて収録することになり、3曲入りのメジャー初シングルが完成する。カップリング曲を後続のアルバムには収録しないというのは僕からのリクエストだったはず。すべてのCDに存在意義を持たせたかった。

GOMES THE HITMANの1stアルバム『weekend』がリリースされたのは20年前の今日、6月5日だった。1999年に入ってからはこのアルバムの作業にかかりきりだったはず。このアルバムを20年経って聴く感慨深さよ。1曲目の「光と水の関係」、ビートルズの「ハード・デイズ・ナイト」の最初のコードを匂わせたイントロから甘酸っぱい。誰にとっても心ときめく“週末”をテーマにした『weekend』は金曜日から日曜日の間の風景描写だ。「長期休暇の夜」は大学生の歌だし、「週末の太陽」は「WASEDA」という仮タイトルの歌だったから、このアルバムにはモラトリアム特有の空気感が流れている。GOMES THE HITMANが大学の軽音楽サークルで結成されたこともあって、初期GOMES THE HITMANの学生風情のイメージがこのアルバムで決定づけられることになった(と今改めて振り返る)。

20年経って僕は45歳になったけど、『weekend』の歌を歌うといつでも学生の頃にタイムスリップする。あるいは歌のなかでは人は歳を取らないのかもしれない。今日から3日間、20年前のBMG(アリオラ)時代のことを回顧して文章を書き連ねてみたいと思う。いろんなことを思い出すかもしれないし、都合よく記憶が書き換わっているかもしれない。とても濃厚であっという間に過ぎていった季節だった。

20年前の今日、GOMES THE HITMAN『weekend』が発売された。

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2019年06月04日

吉祥寺スターパインズカフェ22周年アニバーサリーイベントに出演が決定

いつもお世話になっている吉祥寺スターパインズカフェの22周年アニバーサリー、昨年までSPCとトーベンさんが率いた「吉祥寺祭り」の精神を継ぐようなむさしの的イベントを、ということで笹倉くん、トーベンさんと井乃頭蓄音団、バンド編成山田稔明とで2ヶ月に渡るアニバーサリー期間のスタートを飾ります。今年はこのライブと猫町フェス2019でアニバーサリーさせていただくことになりました。吉祥寺で暮らし始めて18年になりますが、生活の拠点でのライブはいつも特別なのに日常、不思議な感覚。本日より予約受付開始。ぜひ真夏の吉祥寺にお越しください。

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2019年8月4日(日)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
SPC 22th Anniversary event
吉祥寺ラプソディ vol.1

開場 17:30 開演 18:00/前売3300円 当日3800円(+1drink)
出演:笹倉慎介、山田稔明 [member:近藤研二、イトケン、安宅浩司、伊藤健太]
湯川トーベン with 井乃頭蓄音団

前売り:SPC店頭販売/SPC HP予約(本日より受付開始)

吉祥寺スターパインズカフェ(http://mandala.gr.jp/SPC/
〒180-0004 武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL:0422-23-2251  
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2019年06月03日

Hanno Green Carnival 2019(2019年6月2日 @ トーベ・ヤンソン あけぼの子どもの森公園)【SETLIST】【ライブ後記】

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2019年6月2日(日)@ トーベ・ヤンソン あけぼの子どもの森公園
Hanno Green Carnival 2019


<サトミツ&ザ・トイレッツ>
1.日本のトイレからこんにちは
2.ぷりぷり行進曲
3.あしたトイレに行こう
4.PULP!
5.今夜はCLEAN IT


昨日は楽しみにしていた埼玉県飯能市トーベ・ヤンソン あけぼの子どもの森公園でのフェス「グリーンカーニバル2019」でした。このイベントのキャスティングをサポートしているチャットモンチー済の福岡晃子さんから「親子が楽しめるようなフェスなので、Eテレの歌を歌ってる山田さんなら…」と嬉しいお誘いをいただいたのだけど、サトミツ&ザ・トイレッツにこそ相応しい空間だという直感がして、トイレッツで出演させていただきました。アッコちゃんもトイレッツをすごく気に入ってくれて嬉しかったな。参加が決まった時からメンバーみんなワクワクしていたので雨が降らなくて本当によかった。サトミツさんがチャットモンチーの大ファンだということを知っていたので、アッコちゃんとガチガチになりながら挨拶したり写真を撮ったりするサトミツさんが可愛かったです。

会場のトーベ・ヤンソン あけぼの子どもの森公園は本当に素晴らしいロケーションで、スタッフ皆さんの心づくしのホスピタリティでストレスひとつなく過ごせました。地産の食べ物の物販があったり、美味しそうな匂いがいろんなところからしていましたが、誰もビールを飲まなかったのが不思議。我々は子ども劇場ステージというすり鉢状の開放感いっぱいの場所で演奏させていただきましたが、子どもがたくさんいて反応もよくて嬉しかったです。こういう環境がトイレッツには一番似合うなあと思いました。2015年に結成してからもう4年近く経ちますが今年は本当にいろんなところからお声がけいただいて、ニコニコ笑いながらいろんな場所へ演奏しにいってます。不思議なバンドだなあと風に揺れる木々と空と雲を見上げて改めて思った最高の一日でした。

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次回サトミツ&ザ・トイレッツは7月21日、町田のほうで。詳細公開次第お知らせします。  
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2019年06月02日

今日はサトミツ&ザ・トイレッツで親子フェス「飯能グリーンカーニバル2019」出演です

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2019年6月2日(日)@ トーベ・ヤンソン あけぼの子どもの森公園
Hanno Green Carnival 2019


10:00開場 17:00終了 ※雨天決行・荒天中止
入場無料 ※各ワークショップにより参加費が必要なものもございます
*サトミツ&ザ・トイレッツは6月2日に出演、タイムテーブルも発表になりました

オフィシャルサイト→https://www.greencarnival.jp/
主催:Hanno Green Carnival実行委員会
企画制作:ソニー・ミュージックエンタテインメント/オムニアンプ

トーベ・ヤンソン あけぼの子どもの森公園(https://www.city.hanno.lg.jp/akebono
〒357-0046 埼玉県飯能市大字阿須893番地の1  
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2019年06月01日

夜の科学 vol.56ーunder the milk moon(2019年5月26 @ 南青山 月見ル君想フ)【ライブ後記】

ソロ10周年記念2DAYS公演、2日目。前日とまったく違うメンバーでのステージなのでリハーサルも開場時間ぎりぎりまでみっちりと。安宅くん、イトケンさん、上野くん、そしてベーシストのchubby!とで「山田稔明 with kickinbirds」という名義で月見ル公演をやったのは2007年と2008年の二度。それ以来となる今年、時の流れに想いを馳せるも、実際は終始バタバタとしていました。満員御礼のなかで開演、オープニング曲は新曲「new sensation」、今年の元日に書いた曲。そして「どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと」と続きます。

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「一角獣と新しいホライズン」「光と水の新しい関係」と『新しい青の時代』楽曲が続き「予感」では上野くんのフルート、安宅くんのクラリネットとイトケンさんのバスピアニカというアンサンブル。3人ともマルチインストゥルメンタリスト、安宅くんはギター、マンドリン、ペダルスティールにクラリネット、上野くんはフルートに鍵盤ハーモニカにフルート、イトケンさんはパーカッシヴなアプローチのドラムとバスピアニカ、耳が楽しい感じ。「home sweet home」はソロ最初期から演奏している曲なので思い入れもひとしお。

伊藤健太が入ってダブルイトケンのリズムセクション、同じく10年以上演奏している「glenville」をたゆたうように歌う。予期せぬ機材トラブルがあり中断を余儀なくされたけれど、僕がステージにいない間の安宅くんのMCとかホントこのバンドらしさが出てて聞いてて面白かった。「平凡な毎日の暮らし」はバンド編成の醍醐味、気持ちがどんどん高揚していく。安宅くんとふたりで「milk moon canyon」。本当は別の曲をやる予定だったのを急遽安宅くんに付き合ってもらった。この2日間のライブのタイトルは「under the milk moon」だった。大きな月の下でこのメンバーでプレイできる喜びよ。ひとりギタレレで新曲「明け方のミー」を歌い、休憩を挟んで後半へ。休憩中は月にちなんでBright Eyesの「Lua」を流しました。

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後半最初はゲストとして五十嵐祐輔くんを招き入れた。彼がfishing with john以前にやっていたバンドのCDにコメントを寄せたのが知り合ったきっかけだから相当長い付き合いになってきた。五十嵐くんもマルチ奏者、「やまびこの詩」でギターを、「光の葡萄」と「SING A SONG」ではベースを弾いてくれた。再び伊藤健太登場、今回の2DAYS公演成功は月見ルでブッキングスタッフを務めるイトケンのサポートのおかげ。2日間ベースも弾いてくれた。サトミツ&ザ・トイレッツで時間を長く共にするようになってこういうふうに繋がってくるのも面白い。「太陽と満月」も前日とは一味違ったノリだった気がする。そして「ユートピア」を本当に久しぶりに。10年前は必ず演奏してた歌を改めて奏でてみて、これからまた何度でも合奏したいと思った。それくらい不思議な魅力のある、ひたすら4つのコードの6小節をループする曲。

アンコール1曲目は「セラヴィとレリビー」、「hanalee」では再び五十嵐くんが登場して上野くんとの鍵盤ハーモニカ二重奏。「hanalee」はいつでも、どんなに調子が悪い時でも、流れを上向きにしてくれる曲で、僕自身がこの曲に何度も助けられている感じがする。魔法みたいな。一旦ステージを降りたけれど、やっぱり最後はこの曲、という感じで舞台へ戻って「ハミングバード」。この曲はオーラスで演奏することが多くて、サビの「声を枯らしたハミングバード」と歌うときにちょうど声が枯れているというのが常なのだけど、この日は不思議と(へとへとだったはずなのに)まっすぐに力強い声がポーンと飛んでいったのでした。これから先に続く少し先の未来の方角へ。

2日間、音楽家として本当に幸せでした。よくこれだけたくさんの曲を書いてきたな!という驚きとともに、それを一緒に鳴らしてくれるミュージシャン仲間に心から感謝を。スタッフや友人たち、そして何よりやまない拍手をくれるお客さん皆さんに大きな声で「ありがとう」と言いたいです。これから先の10年もどうぞよろしくお願いします。次のバンド編成ソロは7月6日、新しい物語のページをめくりたいと思います。

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2019年7月6日(土)@ 恵比寿 天窓 switch
山田稔明 10th Anniversary Live
“夜の科学 vol.57ー新しい記念日”

18:30開場 19:00開演/前売4000円 当日4500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明 with 夜の科学オーケストラ

山田稔明ソロデビュー10周年の夏、待望のソロ新作についてのプロジェクトを
始動します。音源化されていない新曲群をバンド編成で。丁寧に目を凝らせば
毎日が何かしらの記念日。様々な風合いの楽曲をお楽しみに。

*オフィシャル通販STOREチケットセクションにて受付中
*整理番号順のご入場となります

恵比寿 天窓 switch(http://www.otonami.com/ebisu/news/index.htm
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887

  
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夜の科学 vol.56 extraーunder the milk moon(2019年5月25日 @ 南青山 月見ル君想フ)【ライブ後記】

南青山 月見ル君想フでのソロデビュー10周年のお祭りからあっという間に1週間が過ぎてしまいました。まあとにかく、ここ数年で一番ヘトヘトになった2日間でした。バンド編成のソロとGOMES THE HITMANの2DAYSというのは意識の切り替えがあるがゆえに、意外と疲れないものなのだなあと今さら認識したのです。当初ソロ黎明期のメンバー構成で10年前によくやっていた月見ルでささやかな振り返りを、と思っていたものがあっという間に満席になってしまって2DAYSに、それならばガラッと内容も変えようということで追加公演が2DAYSの初日となったこの日。

佐々木真里さんは『home sweet home』のレコーディングがきっかけでご一緒するようになり、近作では欠かすことのできない心強い鍵盤奏者。スガシカオさんやゴスペラーズのサポート、そして本田美奈子 with WILD CATSであり、ふたりのK.O.以外全員女性という幻のフリッパーズ構成メンバーでもあったというすごい人なのです。そして近藤研二さんは2015年以来公私にわたり親しくさせていただいている親戚の兄ちゃん的存在。学生時代からハイポジを聴いていた僕に「将来こういうふうになるよ」と教えてあげたい。そして立花綾香は二十歳の頃から知る妹分であり愛弟子、ついにメジャーデビューが決まって一旦コーラスを卒業するという舞台がこの日となりました。ライブは僕ひとりの弾き語りからスタート。「点と線」という曲は2000年代中盤に誰のためでもバンドのためでもなく日記のように書いた歌。ソロ活動の原点だったかもしれない。「夏の日の幻」は極めて個人的なポイント・オブ・ビューを突き詰めた歌だから弾き語りが相応しい曲。

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月見ルの大きな月を背負って歌うとき、実際に僕からはその月が見えないけれど、気配を感じるというか、そこに月があるのが、お客さんの顔を見ているとわかる。真里さん、近藤さん、綾香、そして今回の2日間の屋台骨を支えてくれたベースの伊藤健太全員揃って演奏するのは「blue moon skyline」。この日のためにあるような歌。「気分」は真里さんが演奏を熱望した曲、数年ぶりに合奏した。僕の作品のなかでは珍しい淡々としたムーディーな歌だけれど、ソロを始めたころというのはこういう誰に向けるでもない歌をたくさん作っていた。そして真里さんのピアノに誘われて「月あかりのナイトスイミング」、スケールの大きな歌になったなあ…と思う。

そして近藤さんにスポットライトを当てて、初めて一緒に作った「ポチの子守唄」を。僕が作った言葉とメロディを近藤さんが室内楽のような重層的な歌に昇華してくれた。「僕たちはまるで揺れる舟の上」というところで泣きそうになって音程が揺れた。この歌を歌うと時間が巻き戻る、とても大切な1曲。「猫町オーケストラ」は綾香と僕と近藤さんの3声のハーモニーがばっちりだった。この曲も2002年頃書いた、たくさんの時間を経た曲。この日猫の歌が多めだったのは必然。

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近藤さんとふたりのコーナーではまずEテレ0655おはようソング「第2の人生」を演奏。いまだにどこへ行っても「わあ」と楽しい反応のあるこの歌、素晴らしい縁をいただいたなあと嬉しい。近藤さんとこの曲を演奏するとき2番の「靴下」のくだりはギターの伴奏がふたりとも自由になって毎回面白い。そして僕が作詞、近藤さんが作曲を担当した共作曲「猫のふりをして」もふたりで2度目の演奏。猫好きには理解してもらえるかもしれないけれど、普通に考えたらどうかしている歌。そして10分の休憩を挟んで後半へ。

立花綾香とふたりのステージ。彼女がシンガーソングライターを目指して上京した時から話を聞いたりご飯を食べたり、一緒にデモを作ったりしてきたけれど、結局綾香は自分のやりたいことをつらぬいて現在地点までたどり着いたことを僕はよく知っているから7年かけて手に入れたメジャーデビューの切符を自分のことのように嬉しく思う。最初の頃にふたりで作ったデモは当時未発表だった「セレナーデ」だったから、この曲をふたりで。腹から声出てたな、綾香。ずっとコーラスしてもらって感謝してます。ありがとう。

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そして真里さんとふたりでのパートへ。終演後たくさん好評をいただいたのがピアノと歌の2曲でした。「星降る街」は僕がつたないピアノで初めて作ったピアノ曲。昔はピアノ弾き語りにトライしたりしていたけれど最近はぱったりやらなくなってしまった。真里さんは僕のわがままを具現化してくれるミューズのような人。こういうふうに弾きたい、というピアノを弾いてくれる。「些細なことのように」は真里さんにアレンジしてもらった曲。これも「ナイトスイミング」同様にギターの弾き語りではなし得ないスケール感を抱かせてくれました。

近藤さんと綾香が加わって「小さな巣をつくるように暮らすこと」。この曲には終盤会場のお客さんのコーラスも合わさって美しく響いた。ベースイトケンが「日向の猫」を演奏するのは去年の猫町フェス以来か、この曲でもラララのコーラスが祈りのように響いて感動しました。皆さんのハンドクラップで軽快にロックする「太陽と満月」は2DAYSどちらの日も演奏した曲。スタジオやステージの音合わせの最初にセッションすることが多い曲で本編終了。

アンコールで2013年以降急速に親しくなった盟友 高橋徹也がゲストとして登場。「これお祝いに」とR.E.M.のベスト盤のアナログをサプライズ、「な!来月発売のはずなのに!」と僕。この日僕が会場入りしたときに着ていたTシャツが偶然このレコードの柄だったり、休憩の時間に流したのがこのアルバムにも収録されている「Nightswimming」だったという偶然もありました(翌週のタカテツさんのライブではお返しにCDとパンダのお煎餅をお返ししました)。「幸せの風が吹くさ」と「my favorite things」を一緒に演奏、特に「my favorite things」では僕のボーカル、タカテツさんのハーモニー、そこに綾香がオクターブユニゾンで乗っかってくるという、これまでに聴いたことのないアンサンブルに心が震えた。なんだかすごい時間だったな。

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最後は新曲「セラヴィとレリビー」、この曲も2公演とも演奏しました。2日間のセットリストで重複したのは「太陽と満月」と「セラヴィとレリビー」のみ。それだけ今の自分にとってこの曲が大切だということかもしれません。ふと思ったのは「Imagine」と「Let it Be」を合わせたみたいな曲にしたいなということ。夢想かもしれないけれど、そんなふうに感じたのです。この日はドラムレスの演奏だったけど、最初から最後まで足りないピースがなかったように思えたのが不思議。とても充実した2時間強のステージ。

この日から発売になった『pilgrim/home sweet home』アニバーサリーエディション2枚組、終演後にたくさんの握手とサインを。たくさんの方に手にしてもらえてとても嬉しいです。ご来場ありがとうございました。  
Posted by monolog at 21:23Comments(2)