2021年04月30日

カレンダーとインサイドストーリー<4月編>

長い4月だった。4月っていつも長い。だから「スプリングフェア」という曲は「薄曇りの春はいつも長すぎて」と始まる。個人的に3月と4月は苦手な月で、体調も崩しがちになる。桜の花を愛でるのは好きなのだけど、それ以上に重くのしかかってくる春特有の空気感が、ある。だから今年の4月のカレンダーは軽やかな色味で楽しげな絵をたくさん描いた。春の行楽シーズンというけれど行楽した記憶はほとんどなく、おにぎりやうさぎのりんごやタコのウィンナー、僕の想像上の行楽弁当を描いてみたわけだ。

4月はなんだか病院ばっかり行ったひと月だった。ようやく復調できて嬉しい。5月からはパッといきたい。4月は4月で楽しかったけどね。

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2021年04月29日

外壁工事は続く

先週から始まった家の外壁塗り替え工事が続いている。壁のペンキを塗り替えるだけじゃなくて、割れやほころびを修復しながら、防水加工をしたり、いろんな行程があるからそう簡単には終わらないのです。2階建ての家のまわりにぐるっと3階分の足場が組まれ、4,5人の作業員の方たちが毎日忙しくトントン、ガリガリ、プシューっと朝から夕方まで駆け回っている。もうポチ実は慣れてきてしまって、作業中は外に出れなくてつまらなくてずっと寝て過ごしている。

うちの軒先にはチミママの家ママンメゾンがあって、そこでママンが寝ることになってるんだけど、壁の塗替えのためそのスペースを片付けないといけなくなった。んー、どうしようかな、と思っていたら作業スタッフの方が、これ猫ちゃんのおうちですよね、とニコニコ笑顔で話してくれて「猫ちゃんのおうちはお庭のこちらに一旦移動しましょう」との提案。半日がかりの移転設営、場所が変わったらママン警戒するんじゃないかという心配も杞憂に終わり、ママンはまた夜をその家で過ごしています。朝作業の人が来たらどこかへ出かけていく日々。

5月中旬くらいまでこの工事はかかるようで、まだまだ落ち着かない我が家の庭ですが、なんだか微笑ましい風景が窓から垣間見えるのです。

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2021年04月28日

水曜日の雨の日には

いつも仕事部屋に組んである配信のシステムを先週末全部富山に運んだのを、また改めて組み直して定例「水曜日のインスタライブ」。急に部屋が広くてキレイになったな、と思っていたのも束の間、また元通りの混雑したスペースに戻りました。山田稔明全詩集を頭から順番に歌っていくインスタライブ企画は『cobblestone』のハイライト。「太陽オーケストラ」「シネマ」「keep on rockin'」とスケール大きめの重要曲3つを歌う夜。掃除をしていたら出てきた当時の写真、CDブックレットに使用された映画館に僕がひとりポツンと座っている写真は三軒茶屋シネマで観客入れ替え時にゲリラ撮影したものだった。2014年に閉館し60年の歴史に幕をおろした、今はもうない場所。

次回で『cobblestone』完奏し「maybe someday ep」に突入する。最新回をインスタグラムIGTVに公開しましたのでGWのおうち時間でお楽しみください。

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2021年04月27日

はしもとみお「世界にひとつの木彫り展」 山田稔明ライブ from 巣巣(2021年4月25日 @ 富山 巣巣)【SETLIST】【ライブ後記】

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2021年4月25日(日)富山 巣巣<ツイキャスプレミア配信>
はしもとみお「世界にひとつの木彫り展」山田稔明ライブ from 巣巣


TALK with 岩崎朋子(巣巣店主)
1.太陽と満月
2.やまびこの詩
3.my favorite things

TALK with はしもとみ(彫刻家)
4.日向の猫(with はしもとみお)
5.月あかりのナイトスイミング(with はしもとみお)

6.光の葡萄
7.hanalee
8.小さな巣をつくるように暮らすこと(with はしもとみお)
9.セラヴィとレリビー



土曜日に収録して、朝までかけてホテルの部屋でナレーション収録と映像編集。そして日曜日に巣巣のネット回線を使って配信した今回のツイキャス。これまでやったことのないスケジュールでのトライだったけれど、奇跡的にトラブルひとつない素晴らしい放送になったことが嬉しかったしホッとしました。リモートライブ配信なら巣巣と東京と三重のみおさん宅をZOOMかなにかで繋げばいいものを、なんだか意地のようなものがむくむくと湧いて、僕は富山へ向かったのでした。

帰京してあらためてツイキャスのアーカイブを観ましたが、とても久しぶり、今年初めてのツイキャスはいろいろ進化しているところがあって、リアルタイムで投稿されたチャットが再現されて、臨場感があってすごく楽しめた(これまではコメントを読めなかったもんね)。巣巣岩崎さんとのトークもみおさんとの会話もなんの打ち合わせもせずにカメラを一回まわしただけのテイクだったのだけど、すごく含蓄のある至言が溢れていて思わず唸ってしまった。そもそもみおさんとの付き合いの始まりの場所は巣巣。愛猫ポチと巣巣が繋いでくれた縁。10年交流のある巣巣でなければ作れなかった作品だなとも思う。

富山はとても素晴らしい町だった。20年前に来たときより、11年前に来たときより、もっとよく知ることができた。岩崎さんがここにいるならまた何度も来ることになるだろう。みおさんは日曜日に月くんや作品を持って家路へ、そしてすぐに「いま青森のホテルで配信のアーカイブを観た!」と連絡がきた。来月は広島でまた一緒に演奏をすることになっている。楽しみはまだまだ続いている。

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2021年4月25日(日)富山 巣巣 ツイキャスプレミア配信
はしもとみお「世界にひとつの木彫り展」
山田稔明ライブ from 巣巣

*5月2日まで視聴チケット購入とアーカイブ視聴が可能です
チケット購入ページ  
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2021年04月26日

レギュラーラジオPRIMECATS RADIOではメッセージを募集しています

富山から戻りました。山の風景をたくさん目に焼き付けた旅でした。帰りの車でリアルタイムで聴けなかったPRIMECATS RADIO最新回を聴きました。タイムフリーでこちらからどうぞ。「新生活の思い出」というテーマでお届けしました。そして次回放送はもう5月に突入。「ニックネーム」というテーマでメッセージを募集します。「こんなニックネームで呼ばれてた」「こんなニックネームの友だちがいた」、悪口とかからかいのあだ名ではなく、愛着を持ったニックネームの話のほうがいいですね。僕はこれといったニックネームがついたことがないので、「山田稔明にニックネームをつけるなら」というメッセージもお待ちしています。火曜日いっぱいまでにK-mixまでお送りいただけたら嬉しいです。ご協力ください。

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2021年04月25日

本日18時からツイキャス配信ライブ from 巣巣 富山

週末から富山に入り、昨年富山立山町に移転した雑貨店 巣巣で昨日ライブ収録を行いました。彫刻家はしもとみおさんとのセッションも素晴らしいものになり、1時間10分ほどの充実したプログラムが完成しました。本日4月25日(日)18時から配信、アーカイブを1週間、5月2日までご覧いただけます。緊急事態宣言中のGWのおともにぜひ観ていただけたら嬉しいです。

3月から開催された「はしもとみお・世界にひとつの木彫り展」も本日盛況のうちに終了、本公演がクロージングライブとなります。展示の様子も伝われば。東京から撮影機材や配信機器を持っての試みは今回初めてだったけど、なんだかいろんな可能性を感じる旅でもありました。楽しいことはまだまだ手を伸ばせばそこかしこに。

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2021年4月25日(日)富山 巣巣
はしもとみお「世界にひとつの木彫り展」
山田稔明ライブ from 巣巣

*ツイキャスプレミア配信ライブ/18:00より配信(約1時間の内容を予定)
チケット購入ページ


巣巣 SUSU(https://www.susu.co.jp/
〒930-0200 富山県中新川郡立山町鋳物師沢201−6
Tel. 076-463-6603  
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2021年04月24日

新しい巣|富山DAY2

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富山の朝。スマホで調べてモーニングセットの美味しそうなお店でご飯を食べて、富山城址あたりを散策。路面電車が走る街はやっぱりいいなと思う。護国神社も空気が澄んでいて気持ちよかった。白鷺がたくさんいてゴロゴロと喉を鳴らす音。よく晴れて気温も最適。昼過ぎに立山町にある巣巣へ。富山市内からは車で30分ほど。どんどん景色が変わっていき、美しい田園風景と雪山に息を飲む。

念願叶って辿り着いた新しい巣巣は思っていたよりも広く、陽当りのいい窓際があり、東京にあったころよりも時間がゆっくり流れる感じがした。それでも「ああ、巣巣だなあ」と思わせる何かがある。それは店主岩崎さんのブレない思考と趣味と主義の賜物だろう。安心したし嬉しかったし、なんというか誇らしかった。夕方になってみおさんが到着。2代目月くんも一緒、初めて会えた。

この日最後のお客さんが去ったあと、機材をセッティングして演奏シーンを撮影。みおさんとはメッセージのやりとりだけだったので、セッションはぶっつけ本番だったのだけど、もう奇跡的な集中力で素晴らしい演奏を記録することができて、本当にすごい夜だった。全部撮り終わったのは21時過ぎ頃だったか。真っ暗な夜道を走ってまた富山市内まで戻る道すがら。暗闇が車の窓の隙間から入り込んでくるみたいだった。

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2021年04月23日

山に囲まれた街|富山DAY1

富山巣巣からのライブ配信のため機材をいっぱい車に詰め込んで金曜日に東京を出発。県境を越えて北陸道をひた走る。緊急事態宣言発令直前にこうやって移動するのは本当に後ろめたい気分になるんだけど、まったく渋滞のない高速道路を走行していると窓の外に桜が咲いていたり雪山が見えてきたりして季節を逆行している感覚があり、コロナ禍ということをしばし忘れる。富山を訪れるのは11年ぶり。いろんな忘れていたことを少しずつ思い出す。

FMとやまの夕方の番組に生出演させていただいた。20年前FMとやまのイベントでGOMES THE HITMANで野外ライブをやったのだけど、そのときのことを知るスタッフがいて懐かしい。デビュー当時熱くバンドを応援してくださったプロデューサーの大西さんも挨拶に来てくれて、寄る辺のないアウェイな町だと思っていた富山にぐっと親しみが湧くからゲンキンなものだ。ファンの人が観覧に来てくれていたのも心強かった。人の温かさがとても嬉しい。夜はキトキトのお寿司を食べた。

この日のラジオの様子はこちらからタイムフリーでお聞きいただけます。

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2021年04月22日

思うことはいつも|FAVORITE POETポチバッジ本日21時より受注受付

定例水曜日のインスタライブが『cobblestone』記念日にあたって、あらためてこのアルバムを作っていた頃のことを思い出したりする夜。諸々の準備をしながらフィッシュマンズのデビュー30周年緊急配信ライブに見入った。僕がフィッシュマンズを聴きはじめて27年くらいか、1995年以降の東京のライブにはほとんど足を運んだのだ。文字通り、青春だったなと思う。吉祥寺キチムからの中継、素晴らしいライブを観た。思うことはいつも、フィッシュマンズには裏切られたことがないってこと。

そのせいでかどうかはわからないけれど、今回のインスタライブはテンション高めになった感じがする。とても楽しかった。初めて話したのは「思うことはいつも」が僕が最初に作ったデモではシャッフルビートだったこと。そのまま進んでいたら全然雰囲気が違うものになっていた。当時販促グッズで配布していた「コブルストーンの種」というのがあって、21年経ったものが手元にあるのでこの春に種を撒いてみようと思う。山田稔明インスタグラムのIGTVでアーカイブをご覧いただけます。

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あと、インスタライブ中にお知らせしたのが、ポチバッジの受注受付のこと。先週あっという間に完売してしまったハンドメイドのバッジを本日4月22日(木)21時からオフィシャル通販STOREにて受注受付します。今回はポチバージョンFAVORITE POETバッジ、ポチ実バージョンも若干数だけ在庫がありますのでそれも21時から。発送は5月以降を予定しています。この機会をお見逃しなく。

オフィシャル通販STORE GOMES THE HITMAN.COM STORE

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2021年04月21日

GOMES THE HITMAN『cobblestone』リリースから21周年

2000年4月21日にリリースされたGOMES THE HITMANの2ndアルバム『cobblestone』が今日で発売から21周年ということになりました。杉真理さん、斎藤誠さん、そしてバンド自身でのプロデュースで作られたこのアルバムは前作「new atlas ep」と「maybe someday ep」に挟まれて「まちづくり三部作」というコンセプトの中核となりました。初回版には清水浩司さんによる「小説 コブルストーン」が封入され、多分CDバブルのアフターアワー、あの時代特有の遊び心をいっぱいに詰め込んだ作品だったと思います。

今朝、友だちが「今ラジオでゴメスがかかってる!」と連絡してきて聴いてみると、それはElectric Light Orchestraの「Do Ya」だった。杉さんが仕掛けたマニアックなトラップ、そんな曲が朝からラジオで流れている21年後っていうのも素敵だなと思いました。『cobblestone』は曲を書くのも録音もずっと楽しかった。この頃のGOMES THE HITMANはとにかくずっとレコーディングしていた。わずか1年の間にCD3枚にひとつのかぶりもなく何十曲も吹き込んだのだから人生で一番の豊作期といえるだろう。そこで実ったものを今も誇らしく演奏できることが嬉しい。

毎週水曜日の23時からインスタライブで自作曲全曲チャレンジの企画を時系列でインディーズ時代からずっと辿ってきて、先週からちょうどこの『coblestone』の楽曲を歌っているところ。今晩も23時からいつもよりちょっと愛おしい気持ちで『cobblestone』の歌を歌おうと思います。山田稔明インスタグラムからご覧ください。それでは、今晩23時に。

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2021年04月20日

おれの家の話

僕の家は1970年代に建てられた2階建てのテラスハウス、境界壁を共有する複数の戸建て住宅が連続している形式の低層集合住宅、である。庭には定期的に庭師さんが入るし、猫も快適そうだし、僕も快適だし、とても気に入っている。ここに住みはじめて10年になるけれど、今年初めて外壁の塗り替えをするということで、先週から家をぐるっと取り囲んで足場が組まれ、作業員の方たちがひっきりなしに朝から庭、玄関、裏庭でときにカンカンと音を建てながら外観をきれいにしてくださっている。で、僕はというと今週は特に自宅作業が多かったのでずっと家にいるわけだけど、ラジオ収録は外観作業の音の問題で昼間はできないから夜やって、昼間は事務仕事とか考え事をすることになる。

きっと作業している人たちは「この家の住人はここ数日ずっと家にいる(働いていない)」と思っている。で、僕はネットで見つけてようやく手に入れたKREATORというドイツのスラッシュメタルバンドのレコード(高校生のとき大好きだったやつよ)が届いて嬉々としてそれを昼間から大きな音で聴いてたりするわけで「こいつはずっと家にいて昼からヘビメタ聴いてる」ということになる。この工事は1ヶ月以上続くらしいから参ったなあと思う。

家がきれいになるのはすごく嬉しいんだけども。今後どうなるのか、この話はまた報告します。

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2021年04月19日

今週末、富山で

三度目の緊急事態宣言が迫ってきました。このもやもやのなかをいつ抜け出せるのかなと途方に暮れてしまいます。今週末富山からのライブ配信は無観客、基本的には事前収録で行う予定で準備を進めています。生配信ではできない、事前収録ならではのプログラムをお届けしたいと思っています(そのぶん準備が大変でヒーヒー言うわけですが)。4月23日(金)にはFMとやま「URBAN COLORS」に生出演します。富山ではかつて2001年GOMES THE HITMANで立山連峰を臨む野外特設ステージで演奏したことがあるのですが、もしかしたらそれ以来のFMとやまかもしれない。20年ぶりということか。金曜日、18時半頃ゲスト出演予定です。メッセージなどもぜひ。

配信視聴チケットを発売中です。ぜひ全国からお付き合いください。


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2021年4月25日(日)富山 巣巣
はしもとみお「世界にひとつの木彫り展」
山田稔明ライブ from 巣巣

*ツイキャスプレミア配信ライブ/18:00より配信(約1時間の内容を予定)
チケット購入ページ



2021年3月18日(木)ー4月25日(日)
はしもとみお「世界にひとつの木彫り展」


金津沙矢香作品展も同時開催
入店は予約制となります。期間中は木、金、土、日営業
当面は1週間分づつ予約受付、ご予約方法の詳細はこちらからご覧ください


巣巣 SUSU(https://www.susu.co.jp/
〒930-0200 富山県中新川郡立山町鋳物師沢201−6
Tel. 076-463-6603  
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2021年04月18日

草を刈る日曜日

うちの壁のペンキをきれいに塗り替える業者さんが入るということで、草ぼうぼうだった庭をどうにかしないといけない。ちょっと前まではハナニラの咲くかわいいお花畑みたいだった庭が今はドクダミが取ってかわって初夏に向けてその繁殖力を僕に見せつけていた。東京に住むようになってもうすぐ30年だけど、この家に住むようになって初めて電動草刈機を買った。久しぶりに充電して草を刈った日曜日。素人なのでまだらにはなるが、やり終えると気持ちがいい。ごめんな、と謝りながら刈るのだ。

草を刈った後は青臭い匂いがして、窓を開けてると家のなかまで漂ってきて、その匂いがひとつ先の季節を感じさせる。しかしこの季節の雑草はものすごくて何日後かにはまたどこからともなく草生えていて、またこの先いつかの日曜日に草を刈ることになるのだけどな。

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2021年04月17日

漂流するドリーマーたち

ちょっと前になるがクロエ・ジャオ監督作品映画『ノマドランド』を観た。この映画に出演している俳優は主演のフランシス・マクドーマントと彼女に恋心を抱くデヴィッド役のデヴィッド・ストラザーンだけで、それ以外のキャストはみんな実際のノマド(=キャンピングカーなどで車上生活をしながら旅する高齢労働者たち)ということに驚かされる。ドキュメンタリーの様相もあるけれど、そこで描かれるそれぞれの人生は当然ながらひとつずつ個性的なものであり、格差社会の問題等とはまた別の次元でとても芳醇なヒューマンドラマとして受け取った。照明を極力使わずに朝と夕方のマジックアワーに撮影されたという風景が圧倒的に美しく、空のグラデーションが僕を旅に誘うようだった。

とてもいろんなことを考えさせられる映画だったので、後日その原作となったジェシカ・ブルーダー著「ノマドー漂流する高齢労働者たち」という分厚い本を買って少しずつ読んでいるところ。劇中で登場するTHE SMITHS、モリッシーの歌詞、そしてシェイクスピアのソネット。世界は今「詩=poetry」を必要としているのかもしれない。

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2021年04月16日

今週末のPRIMECATS RADIO|ゲストに高橋徹也さん

日曜日18時半からのレギュラーラジオ番組K-mix「PRIMECATS RADIO」は今月で2年目に突入。今週末4月18日(日)の放送ではシンガーソングライター高橋徹也さんをゲストに迎えます。本当なら一番最初にお招きするべき的な親友/盟友のタカテツさんですが、ようやっと実現しました。LINE電話を使って先日収録を終えました。とても短いひとときですが(番組自体が25分しかないのでね)吉祥寺スターパインズカフェでの1年越しの『怪物』レコ発ライブを1週間後に控えたトークをお聞きください。

今回のメッセージテーマは「新生活の思い出」です。次回分のメッセージも募集中です。次回番組収録を月曜日に行う予定なのでどうぞ月曜日のお昼までにK-mixまで「新生活の思い出」をお寄せいただけたら嬉しいです。僕は物心ついたころからずーっと、年末になると「じゃあまた年明けに!」という挨拶で「トシアキ」と名前を呼ばれた気がしてドキッとする、というのを年齢分重ねていってます(新年度と関係ないけど)。

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2021年4月18日(日)18:30-18:55
K-mix「PRIMECATS RADIO」

山田稔明/ゲスト:高橋徹也

メッセージ・リクエストはK-mix HPからお送りください  
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2021年04月15日

5年とか20年とか

5年前の今頃、僕は故郷である佐賀県基山町にいた。町の図書館が新しくなって、その記念に漫画「キングダム」作者の原泰久くん(高校の後輩だ)とトークイベントに出演するためだったのだけど、実家でとても大きな地震に遭遇。熊本で震度7、佐賀でも5以上の揺れで、真夜中過ぎから朝までずっと余震で町のスピーカーから警報が流れ続けて眠れなかったことを思い出す。なんとか翌日の図書館でのイベントは開催され、その次の日は福岡のカフェで不安ななかでライブをした(交通機関が止まってご来場できないお客さんも多かった)。ついこないだだと思ってたけど、5年くらいの年月はあっという間に経つ。過ぎ去りしコロナ禍を「あのときはこうだった」と懐かしむ日が来たりするのだろうか。ずっと只中にいるから想像がつかない。

GOMES THE HITMANの『cobblestone』を作っていたのは今から22年前。インスタライブで「自転車で追い越した季節」歌うとき「僕はまたひとつ年を越す」というフレーズが唇を離れたときに杉真理さんと一緒にスタジオで過ごした1999年の大晦日のことを思い出した。2000年問題、Y2K問題というのが噂され、1999年から2000年になるときにコンピュータがバグったり予測不能な事態が起きるかもしれない!といろんな現場が色めき立ったものだ。僕らもスタジオ(一口坂だったかな)の電源をすべて落とし、エレベーターも止めて、ニューミレニアムに何が起こるかを固唾を呑んでドキドキしながら待ったのだけど、結局なにも起きなくて、「明けましておめでとうございます」と笑い合う1年の始まりだった。スマホもノートPCもSNSもなかった時代だから記憶の詳細が不明瞭だけど、ぼんやりと浮かび上がる当時のこと。そんな大晦日からお正月にかけての日程で作業しないといけないほど忙しかったのかしら、とかいろんなことを考えながら「ダバダバダー」と歌った。

水曜日のインスタライブ最新回アーカイブはインスタグラムIGTVに。今週から『cobblestone』に突入。

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2021年04月14日

ミナリ、土の時代

リー・アイザック・チョン監督作品『ミナリ』を観た。1987年レーガン時代にアメリカで夢を追う韓国の家族を描いたドラマ。最近買った「地図でスッと頭に入るアメリカ50州」という本のおかげで舞台となる町の地理的意味合いがスッと理解できるようになった。この映画では南部アーカンソー州、自然豊かな(つまり田舎の)バイブルベルトの信心深い町が舞台。主演のスティーヴン・ユァンは僕にとっては『THE WALKING DEAD』シリーズのグレンである。近未来でゾンビと戦っていたグレンがパラレルワールドで奮闘し苦悩し必死に畑を耕す姿をまた息を飲んで応援することになった。

先日観た『ノマドランド』が2020年末のグレートコンジャンクションで訪れた「風の時代」の物語だとするならば『ミナリ』はかつての「土の時代」の記憶と記録。どちらもアメリカン・ドリームについてのお話だ。ここ数週間ずっとラナ・デル・レイについての原稿を書きながら考えたことと、この『ミナリ』も重なる部分があって興味深かった。時代と空間を移し替えた「北の国から」とも言えるなあと感じたのは、劇中に流れる音楽によるものかもしれない。妻役のハン・イェリが歌った子守唄のようで印象的だった歌は「Rain Song」というタイトルだった。

「ミナリ」とは韓国語で香味野菜のセリ(芹)、悪い土にもたくましく地に根を張るそうだ。映画を観た後に夕飯時前の人気のないお蕎麦屋さんに入ったら、偶然にも「せり蕎麦」という季節限定のメニューがあったので食べてみた。独特の苦味があるセリを溶き卵でとじた、とても体に良さそうで、体も温まって、美味しかった。

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2021年04月13日

来週末、富山で

来週末、富山からライブ配信をします。世田谷等々力から富山に移転して1年となる巣巣へ、1年越しの開店祝い&訪問。当初はお客さん数人くらいは…と思っていましたが現在の状況を鑑み、無観客での配信イベントということにしました。はしもとみおさんと彼女の作品たちとともにおしゃべりしたり歌ったりセッションしたりしたいと思います。ツイキャスでのライブ配信は4月25日(日)ですが、23日(金)夕方にFM富山に出演させていただいたり、24日(土)にも収録したりサプライズ的にインスタライブをやったりしようと思っていますのでその週末全体をお楽しみに。

ツイキャス公式ストアで視聴チケットを販売中です。ぜひお付き合いください。

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2021年4月25日(日)富山 巣巣
はしもとみお「世界にひとつの木彫り展」
山田稔明ライブ from 巣巣

*ツイキャスプレミア配信ライブ/18:00より配信予定
チケット購入ページ



2021年3月18日(木)ー4月25日(日)
はしもとみお「世界にひとつの木彫り展」


金津沙矢香作品展も同時開催
入店は予約制となります。期間中は木、金、土、日営業
当面は1週間分づつ予約受付、ご予約方法の詳細はこちらからご覧ください


巣巣 SUSU(https://www.susu.co.jp/
〒930-0200 富山県中新川郡立山町鋳物師沢201−6
Tel. 076-463-6603  
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2021年04月12日

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夏休みの宿題みたいに先のばしにしていた確定申告をものすごい集中力で終わらせて提出した。もう20年以上やってる恒例行事なのに毎年ちゃんとやり方を忘れてまた思い出して下書きを書いて清書する。ひと仕事したような、何かを成し遂げたような気持ちにもなる。文字数の多い原稿も書き終えたから随分気分がすっきりしている。天気がよければ海へでも行きたいくらいだけれど。

夜になって高橋徹也さんと電話を繋いで今週末のラジオPRIMECATS RADIOのゲストパートを収録した。これもコロナ禍に買った機材のおかげでできるようになったこと。やらないといけないことをひとつずつ終わらしていくとまた次の新しい季節がやってくる。我が家の庭は今ハナニラが咲き乱れているがもう少ししたら紫陽花が咲く。とても楽しみ。

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2021年04月11日

レギュラーラジオ「PRIMECATS RADIO」メッセージ募集中

2年目に突入したレギュラーラジオ番組K-mix「PRIMECATS RADIO」は毎週毎週飽きることなくメッセージをお待ちしています。次回のテーマは「新生活の思い出」。例えば僕なら、、大学進学のために上京して最初に西武新宿線の下落合に住みましたが、朝下落合駅から電車に乗るのに「あ、混んでるから次のにしよう」と思ってやりすごしたら来る電車来る電車すべてが混んでて授業に遅刻して「東京ってすごか街ばい」と怖気づいた、そんな春がありました。皆さんにもきっといろいろあると思いますのでぜひ記憶をたぐり寄せてみてください。K-mixのHPまで収録の都合で、できれば明日の朝までにぜひ。

次回は盟友高橋徹也さんのゲスト出演も予定していますのでお楽しみに。日曜日18時半にお会いしましょう。

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2021年04月10日

山田稔明 SOLO-LIVE:FAVORITE POET(2021年4月3日 @ 吉祥寺 STAR PINE’S CAFE)【ライブ後記】

吉祥寺スターパインズカフェでの今年初めてのソロワンマンから1週間が過ぎました。昨年以降のコロナ禍で変わったことといえばライブが終わったあとで改めて録画アーカイブを観ることができるということで、それまでも資料用に録った映像なんかはあったけど固定カメラだったり音がそんなに良くなかったりしてなかなか時間を割いて鑑賞しようとは思わなかったけど、今はもう何台もカメラがあって配信用に音もミックスされてるし、なかなか見応えがある。「自分のライブを見てみたいなあ」とはよく言う叶わぬ願いだけれど、こういう形で追体験できるようになったのは不幸中の幸いだなと思う。

ということで、ようやくアーカイブを全部観終えた。いいところも悪いところもあったが僕自身がとても楽しく観ることができました。オープニングを「僕はネオアコで人生を語る」、2曲目を「遅れてきた青春」にすることは随分前から決めていたことで、インスタライブでやっている全詩集楽曲制覇の企画と並走するようなシリーズとして「FAVORITE POET」を自分のキャリアの最初期からスタートしたかった。とにかく胸がドキドキしていて、僕のApple Watchは心拍数が測れるので舞台裏で「こんなにドキドキしてる…!」と一人深呼吸したりストレッチしたりしたあとでステージに出ていったわけだけど、やっぱりライブは楽しいなあと思った2時間だった。

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「オレンジ〜真実」はフレーズを英語にしてスウェットを作ったことで改めて自分のなかで大きくなった歌で、学生の頃に書いた詩が何度目か生まれ変わったような感覚がある。スターパインズカフェでライブをするなら「吉祥寺ラプソディ」は外せない。歌詞の一節のネタばらしをしてしまった。久しぶりに歌った「一角獣と新しいホライズン」は季節をフッとシフトさせる歌。春から夏へと時計を進ませて「スティーブンダフィ的スクラップブック」から「coffee」まで。

この日一番歌いたかった曲が年末に書いた「月あかりのラストワルツ」。一番練習したのもこの曲。年末に歌ったときは感傷的になったけれど今はもう違う感慨がある。「ラストワルツ」とタイトルにあるけれどこの曲はワルツではなく、ワルツを導入する曲。続けて三拍子の「愛すべき日々」を繋いだ。「愛すべき日々」という曲もその詩のなかで感情が混然としていて、嬉しいとか悲しいとか優しいとか、明確なベクトルを持たない曲。僕はそういう曲を作るのが好き。本編最後「雨の夜と月の光」、この曲くらいみんなに立ってもらえばよかったなと後悔。

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アンコールは「きれいな言葉で」。僕が40歳になったときに書いた歌だけれど、「FAVORITE POET」というタイトルのライブで歌うのに相応しいと思った。きれいな言葉、美しい日本語。そういうものを私は書きたい。最後に歌うのは「セラヴィとレリビー」にすることも随分前から決めていた。いつ歌っても自分を静かに奮いたたせてくれる歌。仕事部屋からのインスタライブと地続きの雰囲気を、と思って猫のパネルを持ちこんだのだけど、アーカイブを見ていてもずっとポチとポチ実の顔がそこにあり、たまに目があったりして、それはそれで面白かった。意図したことはうまくいった、と思う。

スターパインズカフェでひとり2時間歌うというのは初めての経験だったけれど、思ったとおりとても気持ちがよかった。音響の面もだけど、見知ったスタッフの皆さんと一緒にライブを作っている感じがすごくいいのだ。この空間は絶対になくならないでほしい。住み慣れた街で思い切り歌を歌える幸せを味わいながら。とてもいい夜でした。ご来場いただいた皆様、配信でご覧いただいた皆様、スタッフのみんなに心から感謝。また8月に。  
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2021年04月09日

札幌きっとうまくいくコンサートの申し込み受付を4月11日(日)10時から

コロナ禍は引き続き予断を許さない状況ですが、先の予定に向けて粛々と淡々と準備をしていきたいと思います。札幌市資料館にて6月6日(日)に近藤研二さん、キッコリーズ+板谷大さんとおこなう保護猫支援活動をサポートするコンサートの入場申し込み受付がチャペチャシチャシHPにて週末日曜日の朝スタートします。
前日レストランのやでのソロライブはあっという間に満席となってしまいました。資料館でのコンサートも収容人数を減らしての開催となり、ご不便をおかけしますがご来場可能な方、ぜひお越しください。お昼の開催、6月のやわらかな日向を感じられるような素晴らしい一日になりますように。

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2021年6月6日(日)@札幌市資料館 研修室
チャペチャシチャシ きっとうまくいく 猫のためにできること
ーきっとうまくいくコンサートー

出演:近藤研二、山田稔明、キッコリーズ、板谷大
13:30開場 14:00開演/料金4500円(お土産付き)
入場チケット受付は4月11日(日)10時より下記サイトにて
チャペチャシチャシHP

札幌市資料館
北海道札幌市中央区大通西13丁目

info:https://capecascas.wixsite.com/website  
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2021年04月08日

先週開催の吉祥寺スターパインズカフェ公演のアーカイブ公開は9日(金)まで

先週末4月3日に有観客とライブ配信で開催された山田稔明本年最初のソロワンマンライブ。吉祥寺スターパインズカフェ公演のアーカイブ視聴のチケット販売は9日(金)20時までとなり、アーカイブ公開期間は9日(金)いっぱいとなります。セットリストを下記に記載します。お時間の都合よければぜひご覧ください。

■配信チケット:料金¥2500
e+:https://eplus.jp/sf/detail/3398190001-P0030001
販売期間:4月9日(金)20:00まで
録画アーカイブを4月9日(金)23:59まで視聴可能

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2021年4月3日(土)@ 吉祥寺 STAR PINE’S CAFE
山田稔明 SOLO-LIVE:FAVORITE POET vol.1


1.僕はネオアコで人生を語る(『GOMES THE HITMAN in arpeggio』)
2.遅れてきた青春(『GOMES THE HITMAN in arpeggio』)
3.オレンジ〜真実(『GOMES THE HITMAN in arpeggio』)

4.吉祥寺ラプソディ(新曲)
5.思うことはいつも(『cobblestone』)
6.春のスケッチ(『cobblestone』)

7.一角獣と新しいホライズン(『新しい青の時代』)
8.スティーブン・ダフィ的スクラップブック(「rain song ep」)
9.down the river to the sea(「rain song ep」)
10.溶けて死ぬのさ(『down the river to the sea』)
11.coffee(『down the river to the sea』)

12.月あかりのラストワルツ(新曲)
13.愛すべき日々(『omni』)
14.believe in magic in summertime?(『down the river to the sea』)
15.雨の夜と月の光(『weekend』)

EN
16.きれいな言葉で(新曲)
17.セラヴィとレリビー(新曲)  
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2021年04月07日

ホームワーク

去年からのルーティンワーク、週に一回のラジオ収録。いつも取りかかるまで腰が重いのだけど今週はパリッとした感じであっという間に終わった。今週末のPRIMECATS RADIOは先週に続いて「ラジオにまつわる話」とても面白い回になった。締め切りを延ばしてもらっていた原稿の宿題があったから夕方から書き始めて2000字くらいを数時間で書き上げる。23時からはインスタライブ。なんだか今日はめちゃめちゃ働いたなという気持ちのいい達成感。天気がいい日だったので猫はずっとベランダで気持ちよさそうにしていた。コロナ禍以降の時間の流れ方、時間の使い方、時間の密度のようなものが変異しているような気がする。うまく言葉では言えないけれども。

仕事を片付けたらまず部屋をきれいに掃除する。そして思いっきりダラダラするのがいい。真夜中から見始めたNetflixのドラマをもう1話、もう1話と結局4時くらいまで。これも果たすべき宿題のようにすら感じる。

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2021年04月06日

30年ぶりのラジオ英会話

別にヒマなわけじゃないんだけど、新年度からNHKラジオの英会話を始めた。九州の田舎で中学高校と6年間やってたラジオ英会話を2021年に聴くのはなかなか面白い。コロナ禍の前は年に一回くらい海外に言って「ああ、やっぱおれ全然英語しゃべれない…」という思いがモチベーションになり得た。しかし海外どころか国内旅行も難しい今となっては、なんだか「アメリカという国があってじゃな…」と夢想家にでもなった気分だ。今はNHKゴガクというアプリがあって、リアルタイムでラジオを聞く必要がないのだけど、そこはやっぱ中高生のときみたいに時間にしばられてみたいと思った。毎日Apple Watchが震えて、ラジオの前でぶつぶつ英語をリピートしてる。

アメリカは目標を2週間前倒しに今月19日までに全成人がワクチン接種を果たすらしい。彼の国の底力のようなものを感じるし、テレビのニュースを眺めながら「いいなあ」とため息をつく。SNSを見ても向こうはどんどん野外フェスやコンサートの話題が増えてきた。第4波の波頭が見え始めた我が国はワクチンもオリンピックもいろんなことも、これからどうなるのだろうか。ラジオ英会話の4月のテキストには「鬼滅の刃」は取り上げられるけれどコロナの話題は出てこない。今日は「クライアントがパーティー好きだから今夜は五軒もバーをはしご。酔っ払っちゃったよ」というフレーズをなぞって発話した。新しい季節は今どこまで来ているだろうか。

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2021年04月05日

暴走する青春

映画「ロード・オブ・カオス」を観た。悪名高き北欧のブラックメタルバンド メイヘムについての話だとは事前に知っていたけど、予想以上にしんどくやるせなく、血塗られた物語であった。R-18なのも納得。こんなの思春期に観ないほうがいい。映画は1987年オスローから始まる。1987年は僕が中2だった頃だから、この映画のタイムラインは僕もメタルバンドを聴き漁っていて(僕はアメリカのバンドが好きで北欧メタルやブラックメタルは通らなかった)メタリカの「クリーピング・デス」に合わせて「ダーイ!ダーイ!」と頭を振っていた季節と一致する。主役はマコーレー・カルキンの実弟ロリー・カルキンが超ハンサムだった。帰ってきて調べたらもうひとりのハンサムがヴァル・キルマーの息子で、音楽をシガー・ロスが担当していた。

間違った方向に暴走する青春。彼らの周りの人たちは本当大変だっただろうな。タフな映画だったけど観ずにはいられなかった。そういう作品が何年に一回かは、ある。

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2021年04月04日

レギュラーラジオ番組「PRIMECATS RADIO」今日で1周年|K-mix 18時半

昨年4月にスタートした20年ぶりのレギュラーラジオ番組「PRIMECATS RADIO(K-mix 18:30-18:55)」が本日で1周年となります。コロナ禍とともに始まった週に一回の25分間の番組は僕にとってペースメーカーのようなものになりました。最高級の食材一切れを意味するPRIME CUTS(プライムカッツ)、それと僕が愛してやまない猫(キャッツ)を合わせた造語「PRIMECATS」2年目に突入です。本日の放送は番組一周年を記念して改めて「ラジオにまつわる話」というテーマでお送りします。

特に今週はたくさんのメッセージをいただきました。番組中で紹介できないものも多くて申し訳ありませんが全部目を通しています。今後ともどうぞPRIMECATS RADIOをよろしくお願いします。3月分のオンエア曲をSpotifyのプレイリストにしたので下に貼っておきます。それでは今晩はラジオでお会いしましょう。

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山田稔明 SOLO-LIVE:FAVORITE POET(2021年4月3日 @ 吉祥寺 STAR PINE’S CAFE)【SETLIST】

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2021年4月3日(土)@ 吉祥寺 STAR PINE’S CAFE
山田稔明 SOLO-LIVE:FAVORITE POET vol.1


1.僕はネオアコで人生を語る(『GOMES THE HITMAN in arpeggio』)
2.遅れてきた青春(『GOMES THE HITMAN in arpeggio』)
3.オレンジ〜真実(『GOMES THE HITMAN in arpeggio』)

4.吉祥寺ラプソディ(新曲)
5.思うことはいつも(『cobblestone』)
6.春のスケッチ(『cobblestone』)

7.一角獣と新しいホライズン(『新しい青の時代』)
8.スティーブン・ダフィ的スクラップブック(「rain song ep」)
9.down the river to the sea(「rain song ep」)
10.溶けて死ぬのさ(『down the river to the sea』)
11.coffee(『down the river to the sea』)

12.月あかりのラストワルツ(新曲)
13.愛すべき日々(『omni』)
14.believe in magic in summertime?(『down the river to the sea』)
15.雨の夜と月の光(『weekend』)

EN
16.きれいな言葉で(新曲)
17.セラヴィとレリビー(新曲)



アーカイブを4月9日までご視聴いただけます
視聴チケット引き続き販売中です

  
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2021年04月02日

いよいよ明日|今年初ライブ、吉祥寺スターパインズカフェ公演

新年度、4月になってようやく、初めてのワンマンライブが明日吉祥寺スターパインズカフェで。2021年度が前年度よりも良い1年ならいいなと願う。感染拡大の第4波がおそらくもうすぐそこに迫っているなかで、しかし我々は1年かけて培った経験値で万全の対策をしてなんとかやりたい、と思う。ご来場、当日券に関しては直接スターパインズカフェまでお問い合わせください。配信視聴チケットは無限にあり、4月9日までご購入ご視聴ができます。1月から自宅仕事部屋でやってきたインスタライブ配信の流れを組むセットリストでお送りします。超新鮮。明日の公演、物販は行いますが(クレジットカード決済が可能になりましたのでぜひご利用ください)、サインや握手などはありません。ソーシャルディスタンス、感染症対策にご協力ください。

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2021年4月3日(土)@ 吉祥寺 STAR PINE’S CAFE
山田稔明 SOLO-LIVE:FAVORITE POET

出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)

今年初めての山田稔明オンステージが急遽決定しました。
全キャリアのなかから今の気分、今の季節にふさわしい歌を歌います。

■来場チケット(整理番号順入場/全自由)
開場17:30 / 開演18:00
前売¥4000+1drink / 当日未定
e+:https://eplus.jp/sf/detail/3398180001-P0030001
発売日:3月20日(土)10:00〜

■配信チケット
配信開始17:50 / 演奏開始 18:00
料金¥2500
e+:https://eplus.jp/sf/detail/3398190001-P0030001
販売期間:3月20日(土)10:00〜4月9日(金)20:00
アーカイブ:4月9日(金)23:59まで視聴可能

配信視聴にあたっては「Streaming+視聴者ご利用ガイド」もご確認ください。
https://eplus.jp/sf/guide/streamingplus-userguide

吉祥寺 スターパインズカフェ(https://mandala.gr.jp/SPC/
〒180-0004武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
Tel 0422-23-2251 (16:00〜)  
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2021年04月01日

新年度、本日からチケットいろいろ受付開始|本日杉真理さんのラジオに出演

2020年度、ほんと経験したことのないような1年でした。そして今日から新年度、コロナ禍の状況は全然予断を許しませんが新しい季節の始まりにいろんな準備を進めたいと思います。まず、5月15日(土)広島ふくやま美術館での「はしもとみお どうぶつ彫刻展/山田稔明コンサート―月あかりのキャンプ・ファイヤー・ソングス」の入場申込受付が開始になりました。美術館のHPあるいは往復はがきでお申し込みください。詳細はこちらから。翌日5月16日(日)は兵庫県加古川のチャッツワースでのソロワンマン公演を予定、こちらは今晩24時、日付の変わった4月2日から予約受付開始となります。

6月5日(土)札幌レストランのやでの最後の公演はたくさんのご予約お申込みをいただき、現在キャンセル待ちでのお申し込みを受け付けて、席のご案内ができる場合にご連絡させていただきます。席数を限定しての公演に付き何卒ご了承いただきますよう、よろしくお願いします。キャンセル待ち受付はこちらから。6月6日(日)近藤研二さん、キッコリーズ+板谷大さんとのコンサートは現在受付準備中、追ってお知らせします。

本日杉真理さんのラジオ「アフタヌーン・パラダイス」にゲスト出演します。14時半ころからの出演を予定。メッセージなどお送りいただければ嬉しいです。PCスマホでサイマル放送を全国で可聴です。こちらからアクセスください。今週末はいよいよ吉祥寺スターパインズカフェ公演。2021年初の有観客ライブとなります。ご来場チケット、配信視聴チケットともに発売中、こちらに詳細がありますのでご覧ください。

忙しい感じになってきました。わくわくしますね。

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Posted by monolog at 11:29Comments(0)