マイク・ミルズ監督、ホアキン・フェニックス主演の映画『C'MON C'MON』が素晴らしかった。全編モノクロームで描かれる4都市を移動する物語。親子の話ではなく伯父と甥の話、というよりもこれは大人と子供の心の通いを描いたとても優しいストーリーだった。雰囲気やテーマも含めて3年前にマイク・ミルズがディレクションしたTHE NATIONALの「I AM EASY TO FIND」の双子のような作品だなあとも感じる。音楽担当はそのTHE NATIONALデスナー兄弟で、流麗なスコアが流れるなか突如WIREの「STRANGE」(R.E.M.のカバーで知った曲だ)が切り込んで響いたのが非常にクールだった。
GOMES THE HITMAN『slo-mo replay』5月25日に全国流通開始|サブスク配信も5月25日からを予定
ライブ会場とオフィシャル通販STORE、いくつかの懇意にしているお店などですでに発売され好評を得ているGOMES THE HITMAN新作『slo-mo replay』の全国発売とサブスク配信解禁が5月25日からということで作業を進めています。すでにAmazonなどのECサイトでもご予約できるようです。CDは直接オフィシャル通販でお求めいただくほうがダイレクトな繋がりが嬉しいなと思いますが、サブスク各プラットフォームで聴けるようになるのはやっぱり良いですね。スマホでいつでも聴けるしね。インディ盤の四半世紀前の音源だとどうしても音質や音圧、あと当時の技量などの問題でプレイリストを作ったりシャッフルで聴いたりするときに個人的には「うっ…」と大昔の自分の写真と出会ったときのような気恥ずかしさがあったのが解決するのがとても嬉しい。
GOMES THE HITMAN『slo-mo replay』は以降この5月25日をいわゆる正式な「発売日」とし、8月末に東京で予定されているレコ発ツアーファイナルまでかけて四半世紀分の情熱をステージで鳴らしていきたいと思いますので改めて、この作品を何度もどこででも聴いて可愛がっていただけたら嬉しいです。また近くなったらお知らせします。なお全国発売前の現在でも『slo-mo replay』はオフィシャル通販STOREから毎日発送中です。
GOMES THE HITMAN/slo-mo replay
インディーズ時代の楽曲を“REIMAGINE=再創造”したセルフカバーアルバム
2022年5月25日発売・配信開始/全16曲2枚組 3,850円(3,500円+税)
GTHC-0020/JAN:4582561397127
<DISC2>
1.believe in magic in summertime?
2.平和なるサバービア
3.海があればよかった
4.真夏のスキャット
5.センチメンタル・ジャーニー
6.会えないかな
7.溶けて死ぬのさ
8.coffee
all songs written by Toshiaki Yamada
produced by GOMES THE HITMAN
<GOMES THE HITMAN『slo-mo replay』によせて>
ずっとインディーズ時代の2枚に収録された楽曲を録り直したいと思っていた。右も左もわからないまま徹夜して作った『GOMES THE HITMAN in arpeggio』と『down the river to the sea』は拙くてせっかちでむせ返るくらいに青臭くて気恥ずかしい。誰かの青春を曇らせたり傷つけたりしたら嫌だなという複雑な気持ちもあってなかなか手をつけられずにいたセルフカバー企画がついに始動したのは、ライブ活動が制限されたコロナ禍2度目の春のこと。メンバー4人だけでスタジオに入って四半世紀前に書かれた歌を演奏する。憶えていること忘れていることがあって、そのつど記憶を巻き戻す。玉手箱を開けた浦島太郎はおじいさんになってしまうけれど、僕にとってのパンドラの匣であるインディー盤2枚を紐解くと僕は未熟な若者に立ち返ったような気分になるから不思議だ。
山田稔明(vocal, guitar)、堀越和子(keyboards, chorus)、高橋結子(drums, percussions, chorus)、須藤俊明(bass, chorus)の4人は同じ大学の同じ軽音楽サークル出身、付き合いも30年近くになるけれど、インディー時代は現在のラインナップと異なりオリジナルメンバーは山田と堀越のみ。高橋はゲストとしてパーカッションで参加、須藤は脱退したメンバーに替わり加入したので、本作16曲をこのメンバーで録音するのは初めてのことだった。「tsubomi」はメジャーデビュー時に新録したので、今回は「スミス」がその位置を引き継いだ。GOMES THE HITMANで一番古い曲だけれど、バンド名義で録音するのはこれが初めて。「青年船に乗る」も初めて正式に録音した。「寒い夜だよ」だけ山田稔明ひとりでの多重録音で、これは「死にそう過ぎて再現不可」と言われた超初期デモバージョンと同じキーと雰囲気で再演を試みたもの。現在でもステージで演奏される頻度の高い曲に関してはライブアレンジに近いかたちで演奏されているけれど、基本的にはオリジナル盤に忠実なアレンジで収録したので、僕にはかつてのメンバーたちが鳴らした音が亡霊のように(みんな元気に生きてるけどね)宙空に漂っているのを感じる。
K-mixでレギュラーラジオ「PRIMECATS RADIO」が始まってから何かと身近な土地に感じるようになってきた静岡。昨年は久しぶりのソロワンマンライブを浜松Space-K(K-mixの1階にあるイベントスペース)で開催、番組収録まで含めてとても充実した公演を行うことができましたが、この6月には同じSpace-KにてGOMES THE HITMAN、バンド編成でのステージが実現します。メジャーデビュー当時からGOMES THE HITMANはK-mixにほんとに良くしてもらってきましたが、これまで静岡でちゃんとライブをしたことはないんじゃないかな。
四半世紀前のインディー楽曲をセルフカバーした新作『slo-mo replay』のレコ発ツアーの一環として6月19日にワンマンライブを。もちろん新旧楽曲も交えて来年結成30年を迎えるキャリアの蓄積が垣間見えるようなステージにするつもりです。公開収録もできたらいいなと思っています。15時開場で終演時間が早いので、遠方からも日帰りできるかもしれません。どうぞ遠くから近くからGOMES THE HITMAN初の静岡ワンマンへ駆けつけてください。明日の正午から入場申込受付を開始します。
2022年6月19日(日)@ 静岡 浜松 space-K
GOMES THE HITMAN LIVE2022 “SLO-MO REPLAY”
15:00開場 15:30開演(18:00終演)/前売4500円 当日5000円
出演:GOMES THE HITMAN
山田稔明 2年4ヶ月ぶりの下北沢 lete 有観客公演の入場受付は4月17日(日)11時から|福島 in-kyo公演は完売御礼!
2013年から下北沢leteで行っているソロ弾き語り公演「夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽」はコロナ禍になってもライブ配信で続けてきましたが、実に2年4ヶ月ぶりにお客さんとともにあの親密な空間を共有すべく5月5日に昼夜入れ替え制のライブを開催します。もとより小さなスペース、限定人数でのライブだったのが、もっと収容人数を減らしての開催となりますが、どうぞこの機会をお見逃しなく。予約に関しては下北沢leteのHPからお願いします。この週末、4月17日(日)11時から受付開始です。
5月29日(日)福島三春町 in-kyoでのソロ弾き語り公演は定員数に達したためSOLD OUT、現在はキャンセル待ちでの受付を行っています。in-kyoちえさんとは去年も一昨年も「コロナ禍だけどライブ配信なんかできたらいいですねえ」と相談を重ねてきたこともあり、一部配信や映像収録など、なんらかの形でご来場いただけない皆さまにもその様子をお伝えできるように現在検討中です。GOMES THE HITMAN宮城と山形のライブは現在もご予約受付中です。こちらもどうぞよろしくお願いします。
2022年5月5日(木祝)@ 下北沢 lete
夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽44
昼公演:14:30開場 15:00開演
夜公演:18:30開場 19:00開演
各公演とも 予約4000円/当日4500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)
神戸の海が見えてきて俄然テンションがあがる。旧グッゲンハイム邸は2019年に下見に訪れたことがあったんだけど、その時は夜だったから印象が全然違った。海、線路、山、洋館、素晴らしいシチュエーション。ここでライブがやりたいという願いも叶ってしまう。加古川からチャッツワース家族がすでに到着していて、会場準備が進む。今回はシカゴキカク早田くんにもイベント制作のお手伝いをいただいた。線路を越えて荷物を運ばないといけないという心配事も難なくみんなで解決。この日の音響はチャッツワースでのGOMES THE HITMAN公演も担当してくれた真田さん。時間をかけて丁寧にセッティングしてくださった。僕は近隣を散歩したり2階から海を眺めたり。
今回京都以降のセットリストに「keep on rockin'」が組み込まれたのは歌詞のなかに「スローモーリプレイ」という言葉が登場するからで、もちろん『slo-mo replay』というタイトルはそこからの引用なのだけど、この歌も今回演奏してみて昔よりもバーンと説得力が出てきたなと感じる。「believe in magic」からのパートは夏を先取り。「真夏のスキャット」は4人じゃ声が足りないなーと感じる。レコーディングでは4人で20人分くらい歌ってるから。会場のみんなと歌える日が待ち遠しいです。
終演後のGOMES THE HITMANはこのツアー最大の受難だった。ホテルにチェックインするも駐車場が全然見つからないという事態。なんでお店は全然開いてないのにこの日の京都はこれほど賑わっていたんだろうか。3,40分かけてようやく車を停めて(ホテルから遠い)、今度は「お腹へった」ということになり4人で街をうろうろ、なんか食べられるものはないかとふらふら。非常に大変な夜でしたが、これもいつか思い出になるのかな。
もう随分時間が経ってしまったけれども、先月末に敢行したツアーの楽しさが忘れられなくて記憶を書き留めておこうと思います。名古屋でのGOMES THE HITMANライブ、『memori』レコ発が予定されていたのが当初2020年の3月20日だったので実に2年越しの実現。KDハポンは2018年『mono/omni/ripple』のボックスセットがリリースされた記念に初めてGTHで演奏したのだけど、そのときの高揚感とか音の密度をやっぱりいつまでも憶えていて、今回よいやっと念願の再訪。2018年はPLECTRUMアッキーがサポートしてくれたのが、今回は高田タイスケ。こんなこと想像もしたことなかったな。
去年からずっとタイミングを見計らってきた下北沢leteでの、お客さんの前で歌うライブ。まだまだ不安はありますが新緑の5月に実に2年4ヶ月ぶりに有観客での公演を行いたいと思います。2年4ヶ月前は2020年の1月でした。『memori』がリリースされた後で、ソロ弾き語りで『memori』楽曲を全部歌うという企画で、その録音素材は『memori - LIVE RECORDINGS』というCDになりました。そのときも昼夜2回公演でしたが、今回も同様に昼夜2公演で開催します(定員数を減らして客席の間隔を開けます)。
5週間ぶりの全詩集制覇企画再開の「水曜日のインスタライブ」でした。去年の1月からスタートしたこの企画は15ヶ月を経てようやく2013年ソロ2nd『新しい青の時代』に辿り着き、この日は「光の葡萄」と「日向の猫」という自分にとって大きな大きな2曲を歌いました。GOMES THE HITMANの新作とそれに伴うツアーが続くなかでソロ作に立ち返るのはなかなか興味深い気付きをもたらしてくれます。インスタよりも画質のいいバージョンをYoutubeに公開しています。次回インスタライブは時期未定ですが、『新しい青の時代』ももう少しで完走。引き続きお付き合いください。
2年前に計画されながらコロナ禍で無期限延期となっていた山形での『memori』発売記念公演、実に2年越しで開催決定となりました。予想外に生まれた新作『slo-mo replay』もあわせてGOMES THE HITMANにとって初の山形公演をメンバー全員今から心待ちにしています。昼公演なので遠方からのご来場も可能かと思いますのでぜひたくさんのご参加を。日付が変わる4月8日0時から入場予約受付を開始します。3月の名古屋・関西・東京のツアーがとても素晴らしいものになったので、この東北の旅も忘れられないモーメントだらけになる予感がします。ぜひ同じ時間と空間を共有しましょう。
2022年5月28日(土)@ 山形 gura ラウンジホール
GOMES THE HITMAN LIVE2022
“SLO-MO REPLAY”
OPEN13:00 START13:30/料金 4,500円(ドリンクなし)
出演:GOMES THE HITMAN/Opening Act:堀 謙太郎
コロナ禍で開催無期限延期となっていた2020年『memori』レコ発公演から
実に2年越しでようやく実現するGOMES THE HITMAN初の山形公演。
さらなる新作『slo-mo replay』を携えてのステージです。
チケット予約:4月8日(木)0時よりオフィシャルサイトにて予約受付 予約フォームはこちら(4月8日0時から受付)
*予約フォームがうまく機能しない場合メールにて「info@gomesthehitman.com」宛に
件名「GOMES THE HITMAN山形公演」と明記の上お名前(フルネーム)・お電話番号・
チケット枚数をご記入いただきお申し込みください。整理番号はなく先着順の入場となります。
3月に入って毎週末のライブとかGOMES THE HITMAN新作発売などで忙しくして時系列での全詩集全曲制覇から遠ざかっていましたが、本日水曜日なので3月2日以来5週間ぶりのレギュラー回「水曜日のインスタライブ」を行います。2013年ソロ作『新しい青の時代』を「光の葡萄」から再開しますのでぜひリアルタイムでお付き合いください。今後のライブについての新しいお知らせがいくつかあります。3月はほんと飽きもせずたくさんの歌を歌いました。その反動か4月に入って少しぼんやりしている感じもありますので、また新しい再起動という感じで今晩歌ってみたいと思います。
そして本日は新グッズ「slo-mo replay ロングスリーブTシャツ」の受注受付締切日となります。4色ありますので悩んでいる方もいらっしゃると思いますが、僕なら白を選びますね。メンバーにはスミが人気のようです。本日いっぱいで締め切って、4月中旬以降の発送を予定しています。また夏になったら半袖のTシャツを作るつもりです。おしゃれで使い勝手のいいものを目指しています。どうぞ今年もGOMES THE HITMAN.COMのアパレルをご愛顧ください。
オープニングのBGMは須藤さんに頼んで「スプリングフェア(remix)」というのを急ごしらえしてもらった。その音を聴きながらステージへ。ツアーファイナルは「センチメンタル・ジャーニー」から。20数年前もこの曲からライブが始まることが多かった。続く「tsubomi」はメジャーデビュー時に再録したので今回のプロジェクトの対象からは外れたけれど紛うことなくインディー時代の核となる曲だったからこのツアーでは毎回演奏した歌。先週のラジオをみんなで録ったときに須藤さんが「遅れてきた青春」の完成版は録った音を適当な音量で再生してみたらもうそれでGOMES THE HITMANだった、という話が印象的だった。ライブで演奏しても同じようなことを僕も感じる。京都神戸そして東京と演奏した「keep on rockin'」、歌うのがとても楽しかった。“スローモーリプレイ”はこの歌から引いてきた言葉。
DISC1の秋冬から春のモードに対して、DISC2の夏感いっぱいの歌たちはきっとこれからの季節にすごくよく似合う。僕は今年四半世紀前に書いた歌たちをカーステで大きな音で鳴らしながら海へ行くことを楽しみにしているし、真夏のライブで汗いっぱいになりながらあの頃夢想した風景をリアルに感じながら演奏することを心待ちにしている。「believe in magic in summertime?」から始まるパートはまさに「夏支度の最中」という感じだった。「青年船に乗る」では日本ギタポ界のマイケル・ムーア監督登場。
チミちゃんこと山田ポチ実(三毛猫・7)がテックスメックスの人気料理として知られるチミチャンガの専門店を本日4月1日にオープンしました。皆さんはチミチャンガをご存知でしょうか?アリゾナ州ツーソンのレストラン El Charro の創業者であるモニカ・フリンが1922年にブリトーを揚げ油の中に偶然落としたのがチミチャンガの起源だと言われています。彼女はスペイン語の罵り言葉「Chingada=クソ!」を発する代わりに「名無し」を意味する「chimichanga=チミチャンガ」と叫んだことによりその名がついたと言われているのですが、実は「チミちゃん」の名前がその「チミチャンガ」に由来することはこれまで公にされていませんでした。