今日、バタバタと配信の準備をしている夕方に呼び鈴が鳴った。お向かいの、マコちゃんっていう猫と暮らしている、マコちゃんお母さんだった。マコちゃんお母さんが掃き掃除をされていたときに鉢合わせて先月できたばかりのCD『シャーとニャーのはざまで』を差し上げていただけど、それをちゃんと聴いてくださって「CDなんかと比べ物にならないけど…」ととても美味しそうな食パンをいただいた。CDプレイヤーがないっておっしゃっていたのだけど「パソコンで聞けたの!」ととてもうれしそうに感想を伝えてくれて「山田さんの声しゃべり声と歌声違うのね」とか「マコと一緒に聴いたの」という言葉にしみじみする。
そのほんの10分後くらいに、今度はピンポンピンポンと10回くらい呼び鈴を鳴らす音。右隣のお母さんだった。お隣ご夫婦はうちの両親よりも年上だけど、とても元気でおしゃれで矍鑠としている。早朝からゴルフに出かけるところに僕がウォーキングに出かけるタイミングと鉢合わせになることが週に何度もある。「わたし、転んじゃってしばらく寝込んじゃんってしばらく精神的に落ちこんでたの」と話し出すから「大丈夫ですか!?」と心配するも、「もう大丈夫、治ったから」というので安心したけれど、少しいつもより小さく見えた気がした。「あなたのCD、聴いたわよ。歌詞が、詩がいいわねえ。なんか感動しちゃったの、わたし」と言ってお母さんは本当にちょっと目をうるませるから、「やめてくださいよう」と僕は照れてしまう。お母さんはお米と明太子と喉を潤すためのミストみたいな器具とお菓子いろいろを無理やり僕に押し付けてくる。うちの母親が亡くなったとき一緒に泣いてくれたお母さん、本当にお母さんみたいだなって思う(息子さんは僕と同い年らしい)。とてもありがたいし、次に何をお返ししようかと考える。怪我を心配する僕に「もうゴルフも行ってるから大丈夫」と笑顔になったお母さんに「なんなら直接歌いにいきますから元気がないとき言ってくださいね」と手を振った。
不意に二件続いたご近所さんからのお歳暮みたいな挨拶はまるでご褒美みたいだった。普段多分ロックやポップスなど聴かないだろう年の離れた方たちに自分の歌がどんなふうに聞こえるのかな。なんということでもない、ご近所付き合いの一コマだけれど、お世辞や社交辞令じゃない言葉でご近所さんからの感想を受け取って、今日はとても良い一日だった。








































