まだ窓の外が明るい時間から始まるライブに「点と線」「午後の窓から」はよく似合う。久しぶりにルーパーを使って『pilgrim』から「clementine」、この曲はソロ活動の黎明期によく演奏した曲で、水夫や宇宙飛行士、開拓者が登場する歌詞がとても気に入っている。僕の歌詞集は『HOW SHOULD I SAY TO BE YOUR FAVORITE POET』というタイトル、1997年に出した初CD『in arpeggio』のなかの「遅れてきた青春」の歌詞から取られたのだけど、そのCDの1曲目「僕はネオアコで人生を語る」はもしかしたら自分にとってソングライティングにおける選手宣誓かもしれないなと思う。「レモンひときれ」も同じく。「夜に静かな独り言」からポエトリーリーディングの「深夜便」へ。一冊の本(デヴィッド・アップダイクの『カプチーノを二つ』)を探して古書店街を駆け回った歌「アップダイク追記」と、本と言葉にまつわる歌が続きました。


前半に紹介した本はくどうれいんさんのエッセイ集、せきしろさんの自由律俳句の本。そして五十嵐祐輔くんを呼び込んで二人でのセッションへ。今回セッションの選曲を五十嵐くんに託し、見事に僕が選ばない曲で新鮮な風が吹きました。「雨に負け風に負け」は僕のギタレレと五十嵐くんのベースのアンサンブルがいい感じに。「あいとわをん」も言葉についての歌ですね。日本語は「あいうえお」で始まり「わをん」で終わる。「きみは三毛の子」も軽快に。
後半の本紹介は、僕がブックオフの閉店セールで買った本を並べました。10冊110円、そんなときに本好きはなにを買うのか。僕は料理のレシピ本、全然興味ないくせに「ソロキャンプ入門」というアウトドア関連を。ブックオフやハードオフに興味のある方はぜひ『ブックオフ大学ぶらぶら学部』という本をご一読ください。


言葉にまつわることを考えるときに浮かぶのは“フォークの神様” ボブ・ディラン。永井宏さんが日本語をつけた「くよくよしないで」を久しぶりに。2日前にGOMES THE HITMANで「one day」というタイトルで歌った歌をこの日は「なんということもないありふれた日々の話」というタイトルで。本編最後は「セラヴィとレリビー」。
アンコールは再び五十嵐くんと。「lucky star」も「my favorite things」も五十嵐くんセレクト、大いに盛り上がりました。選曲ってDJみたいだなと思った。連日のライブにも関わらず、小気味の良いモルンの空間を満員のお客さんが満たしてくれました。久しぶりの鎌倉、ディモンシュにも顔が出せてよかった。気分よく歌わせてくれた皆さんとモルン店主綾ちゃん、五十嵐くんに心から感謝。また来ます、鎌倉。












