2006年08月04日

Journey to Unknown

pochi08041967年作品『戦う幌馬車』を観た。いわゆる勧善懲悪ではなく、卑怯な手を使って乗っ取った金鉱で大儲けをする富豪の鉄の幌馬車を襲ってジョン・ウェインを中心に50万ドルを奪い返す、という話で、メキシコ人に捕らえられていたインディアンが助けたジョン・ウェインに手助けして肌の色も入り乱れての痛快ウェスタン、という感じでした。しかし最終的にはジョン・ウェインだけがいい思いをするという中途半端な結末。

テレビでスパイク・ジョーンズ監督作品『アダプテーション』を観た。チャーリー・カウフマンによる不条理で入り組んだストーリーに惹き込まれました。蘭コレクターが幻の“幽霊ラン”を密採に行くときにインディアン(セミノール族)の手助けを借りるのだが、字幕で「インディアン」と書かれているであろうところに不自然に「先住民」と突貫工事のようなテロップ修正がなされているのが気になった。ポリティカル・コレクトネスの流れで「インディアン」という言葉が偏見を含む、というのもよく言われることですが、一方で当のインディアンたちは「ネイティヴ」という曖昧な呼ばれ方に大きな違和感を持っていて実は「インディアン」という歴史ある呼称に誇りを持っている、というのも同じくらいよく言われることです。

僕の好きなインディアンの言葉に、「我々に耳がふたつと口がひとつ与えられているのは、少なくとも話すことの2倍は聞くことをしなければならない、ということである」というのがあって、ここ数日特にこの言葉についていろいろ考えながら暮らしています。

Posted by monolog at 13:04│Comments(3)TrackBack(2)

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“西部劇の神様”ジョン・ウェイン主演作品。名優カーク・ダグラスと共演したコミカルな味わいの西部劇。「ベスト・ヒット・コレクション¥980 第6弾」対象商品。初回出荷限定。
戦う幌馬車【DVDジャンル別リアルタイム価格情報】at 2006年09月15日 07:24
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戦う幌馬車【DVDジャンル別リアルタイム価格情報】at 2007年04月15日 22:31
この記事へのコメント
たまたまトラックバックの欄を見て、こっちに書いて良いのか迷ったんですけど書いちゃいます!
山田さんが前に「幽霊ラン」って言っていたのはこの映画を観てたからなんですね。
ストーリーも面白そうだし、観てみたくなりました。

Posted by はび at 2007年04月23日 23:03
心惹かれて観てしまいました!
ストーリーの中で時間が前後したりと忙しかったけれど、さほど気にならなかったです。
花を通して、人の心とか生き方に例える様な台詞が印象的でした。
双子で同じ職業に就いて、世渡り上手な相方を羨ましいと思う気持ちが
何となくわかる気がしました(私自身双子なので。二卵性の男女ですけど)
それだけじゃなくて、もちろん大切な相棒ですよね。
この映画に出会えて良かったです(^^)
Posted by はび at 2007年04月27日 23:20
心惹かれて観てしまいました!
ストーリーの中で時間が前後したりと忙しかったけれど、さほど気にならなかったです。
花を通して、人の心とか生き方に例える様な台詞が印象的でした。
双子で同じ職業に就いて、世渡り上手な相方を羨ましいと思う気持ちが
何となくわかる気がしました(私自身双子なので。二卵性の男女ですけど)
それだけじゃなくて、もちろん大切な相棒ですよね。
この映画に出会えて良かったです(^^)
Posted by はび at 2007年04月27日 23:27