猫の手

猫の手も借りたい、と年に何回か思うことがあるが、自分の頭の中の問題なので人の手を借りてもダメなのにクタクタと寝てばかりのおまえの手を借りたところでどうなることかよ、ポチよ。
猫町オーケストラの準備と作曲仕事と諸々の打ち合わせが並走して身も心も奔走中。こういう時期に音楽を聴いていてふと泣いてしまうことがある。ジェイムス・テイラーのライブCD/DVD
『ONE MAN BAND』は代表曲をギターと鍵盤奏者のふたりだけで綴っていく極めて美しい音楽で、キャロル・キングやジョニ・ミッチェッルとのエピソードや自身の生い立ちを詳細にMCで語る長身のJTの優しい口調にぐっときた。輸入盤より字幕がある国内盤のほうがよかったな、と後悔。
もうひとつ、U2の歴史的名盤『The Joshua Tree』リリースから20周年を記念して発売された
『The Joshua Tree - Super Deluxe Editon』も不意に届いた誕生日プレゼントみたいな宝箱のようなボックスだった。僕のアメリカ志向というのはこのアルバムに端を発していたのだな、と再確認。アイルランドのバンドが憧憬と諦観をもって示したアメリカの光と影のコントラストだ。14歳の頃このアルバムを聴いて熱くなっていた僕は20年たって34歳になった。どこを切り取っても体に染み込んでいて、全部歌える。すごいことだ。DVD収録のライブがものすごいテンションで感動してしまった。僕が次に作るCDは“僕にとってのヨシュア・トゥリー”になるような気がしている。
ああ、時間がもっとゆっくりたっぷり流れればいいのに。
Posted by monolog at 23:41│
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そう、クリスマスは恋人のためだけにあるのではなく。一年で一番のギフトシーズン!さまざまなバンドが、クリスマスソングのフリー配信を始めています。こういうフットワークの軽さはネット配信あってこそ、ですね。嬉しい。
■ The Enemy / Last Crhistmas (Wham! cove...
Happy \"free\" Christmas!【Tomorrow's Song】at 2007年12月23日 09:29
そうですねぇ。
孫の手はどうか!…無理でした。
「時間の流れとは自分で決められる」と聞いたことがあります。忙しい中心でゆるりするのは自分次第だと。難しいことか単純なことか。余裕のある時に考えてみます。
誰かが光っていれば自分もまた光って頑張りたくなります。残り数えられる日々口笛を出来る限り吹きながら疾走したいと思います。
ポチにおねがいがありまして、山田さんの体調管理よろしくおねがいしますね。
私も時間がもっとゆっくりたっぷり流れればいいのにって思いますよ、最近…。
でも、猫町楽しみなので、ここに来て急に時間の流れが遅くなっても困るのですが…。
あ、加古川の行けそうな感じになってきたので予約しちゃいました!
楽しみです♪