2008年03月19日

マイノリティの視点

オグララロバート・レッドフォード製作による、アメリカ先住民の男性の冤罪事件をもとに現代アメリカの闇を描くドキュメンタリー映画「インシデント・アット・オグララ」を観た。

“レオナルド・ペナルティエはアメリカの先住民であり、2人のFBIを射殺したというアメリカ合衆国政府のでっち上げた偽りの罪で2回に渡る終身刑という有罪判決を宣告された・・・”

1970年にオグララ・スー族の住む居留地で起きたオグララ事件、当時の映像や本人たちのインタビューで構成され、途中で息を飲むほど美しい大自然やバッファローの姿がインサートされる。アメリカ国家による歴史的なインディアン虐殺の地となった“ウーンデッド・ニー”も紹介されて資料的に興味深いシーンもたくさんあった。

アメリカでのインディアンの窮地と中国でのチベットの立場を強く意識しながら観ることになった。重苦しい80分間でした。

Posted by monolog at 22:17│Comments(0)TrackBack(0)

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