月見ル君想フでのソロライブ直前の木曜日、有楽町まで出かけて橋口亮輔監督作「ぐるりのこと。」の先行プレミアム試写会を観てきました。橋口監督と主演の木村多江さんとリリー・フランキーさんの舞台挨拶があるということもあって見逃したくなかったのです。4回目の生リリーさん。今日もばっちりスーツで格好良かった。
舞台挨拶のときに木村多江さんがリリーさんを評して「“俳優”という字のとおり“人に非ず、人に憂う”という感じで完璧な演技に助けられた」というようなコメントをしたのだが、劇中のリリーさんの悲しくて優しい振る舞いはとにかく胸にしみて素晴らしく、何回も涙が出た。この作品以降“東京タワーのリリー・フランキー”という肩書きと並んで“ぐるりのこと。のリリー・フランキー”という呼称が屹立することになるだろう。
1993年からの10年間を舞台に物語は進んでいく。これは僕が東京に来てバンドを組んでからの10年間なのでその空気感が懐かしかったり新鮮だったりした。いろんな些細なことが心に残る映画だった。仲のいい友だちに耳打ちするようにしてお薦めしたい作品。また観にいきたい。
明日はこの「悲しい」「優しい」気持ちを忍ばせて「楽しい」と「うれしい」を添えて歌を歌い演奏したいと思う。たとえこの世界がどうしようもなくても。