
こんなに暖かい晴れた日に吉祥寺、中道通りでウサギが飛び跳ねるのを見た。TOKYO FMホールへ「TOKYO FM × Living Together × ぐるりのこと。ポエトリーリーディング〜Think About AIDS」を観にいく。HIVポジティブの人やその近くにいる人たちの言葉を朗読し、HIV/AIDSを取り巻く問題と向き合って共生(Living Together)していこうというイベント。
ライブの前日にリリー・フランキー氏が出るという理由だけで半蔵門まで出かけるのはいかがなものかと思いつつも、自分の好きな物/事/人に接する機会を逃して後悔するのを、僕はもうやめたのだ。ありとあらゆる瞬間が見たいのだ。
想像していた以上に内容の濃い3時間。映画「ぐるりのこと。」の橋口監督が朗読の後の感想を述べながら感極まったところで僕も泣いてしまった。リリーさんは今日もクールな紺色のスーツで(昨日の「徹子の部屋」も白いスーツで素敵だった)涙で鼻をすする客席を笑わせたり(このテーマを下ねたを交えて和やかに語れるのはリリーさんくらいだろうな)再び神妙な気分にさせたりして穏やかなオーラを振りまいていました。リリーさんと橋口監督は悲しい優しい感じがする。映画「ぐるりのこと。」もそうだ。
人間と猫を比べることが適切ではないかもしれないが、野良猫を含むたくさんの猫とともに多頭飼いされていたうちの猫は猫後天性免疫不全症候群、いわゆる猫エイズになる可能性を持つFIVポジティヴだ。2001年の冬にその事実を知ったときにいろいろ調べものをしてFIV(ネコ免疫不全ウイルス)もHIV(ヒト免疫不全ウイルス)もすぐに命に関わるウィルスではなく体調管理などで発症を遅らせることができることを知っているし、現在の医療ではウィルスを撲滅できないため完治しないということも知っている。
このイベントに足を運んで、先進国のなかで日本だけが増加の一途をたどっていることをあらためて知りました。偏見と無知は僕らの足を引っ張ってしまう。何かを知ろうとする気持ちを僕は忘れないようにしたいと思いました。