大晦日は夜までテレビをぼーっと眺めつつ家を出て年をまたいで関西まで車移動(途中豪雪で凍えそうに)、元旦に京都を巡って大阪南港からカーフェリーに乗って大分県別府港へ渡りました(この時点で車中泊、船中泊)。
別府は素通りするはずがやっぱりそこかしこに“地獄”がある街なのでいくつか回ってこそ“年初めの旅”だろうと地獄めぐり。記憶もないような子供時代以来の別府でした。車での移動を開始してもまたすぐ絶景に足止めされてしまう。なんとなくロープウェイで登った鶴見岳は雪で真っ白で「これを登っていくとどこにいくのだろうか」と歩き始めた先が1300m越えの山頂への階段で言葉もでないほどの疲労。しかし山頂から由布岳をのぞむ景色には「神さまっているのかもしれないなあ」と思うほどでした(写真は鶴見岳から由布岳をのぞむ風景)。
別府を抜け出しやまなみハイウェイで熊本阿蘇を経由して福岡へ入り佐賀へ。こう書くと簡単な旅だが時間の流れが遅くて大変。様々なかたちの山と光と影が時の流れとともに風景を変えていくのでした。中九州の景色は独特で、修学旅行以来の車窓に何度もシャッターを切ったのです(撮った写真が多すぎてまとめるのをあきらめました。目で見た景色が写真に映らないのだ)。
実家へ帰って祖母のお見舞い、友人たちとの語らいの後、ふたたびカーフェリーで帰る予定だったのが気まぐれに山陽自動車道でのロングドライブ(福岡→山口→広島→岡山→兵庫→大阪)となる。途中門司港駅を観光した以外はずっと車の中で事故渋滞や雨や暮れゆく景色や夜の闇を眺めていました。日付を越えて真夜中に関西まで戻る(ETC割引の恩恵を初めて味わう)。
翌日、ぽっかりあいた時間で映画を観ようとかねてから狙っていた「アバター3D」で2010年映画初め。お正月に観るのにふさわしいスケールの大きな映画で大満足。一路東京まで夜通しドライブ。長いお正月でした。疲れすぎたし、うろうろしすぎた。今年も頑張ろうと思います。