2010年06月14日

「星降る街」について

星降る夜Twitterのタイムラインがワールドカップとともに“はやぶさ”で活気づく夜に、新作『home sweet home』全曲解説も後半、「星降る街」です。

とても寒い2006年の大晦日にピアノで作曲し歌詞を書き上げた曲です。歌い出しの「ほし、ふる、まち、から」というたどたどしい譜割りが電報みたいだなと思って当初は「ホシフルマチ」と表記していました。ゴッホの絵に「星降る夜」という作品があって(画像)、この歌を歌うとき僕の脳裏にはその絵に似た水面ににじんだ星空が浮かんでいます。

大学を卒業して勤めていた映像制作会社のスタジオが江東区の豊洲にあって、そのそばに「東雲(しののめ)」という駅がある。渋谷の事務所で荒編集をして徹夜明けで湾岸のスタジオに行くときに目にする“東雲”はいつも青く塗りつぶすような静寂の風景で、そんな記憶のスケッチのようなものがこの歌の節々に刻まれているような気がします。

ネット上で見る“はやぶさ”の大気圏再突入の写真や燃え尽きてゆく映像はどれもとても美しいものだった。7年間もひとりで宇宙を彷徨って、おかえりなさい。お疲れさまでした。

Posted by monolog at 00:41│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
うむむ、、、
なんて美しい文章なんでしょうか。感動しました。
Posted by セロル at 2010年06月14日 01:10
この曲を初めて演奏した、06年の猫町が自分の初めてのライブというものでした。
その頃はまだ出来かけの状態で、山田さんが休憩中でメンバーの皆さんが捌けて居ないステージにひとり出てきてピアノの前に座り、おもむろに弾き語ったのを思い出しました。
やはり歌いだしの「ほし、ふる、まち、から」というのは印象的でした。
そしてその翌月のプラネタリウムで聞いたこの曲が格別でした。

そんな高校時代に足繁く通ったライブの情景が各曲ごとに思い出される「home sweet home」というアルバムはこれからもずっと聞いていくでしょう。10年後には「青春の一枚」なんてことを言ってるかもしれません。
Posted by なおと at 2010年06月14日 14:11