ちょっと前になりますが北野武監督作品「アウトレイジ」を観ました。前評判に違わぬ内容で、終始緊張しながら“痛さ”に顔をしかめたり何処から来るかわからない奇襲に息を殺したりして観終わったあとグッタリするくらいの“映画感”でした。ずらりと並んだ名俳優(全員悪人)のなかで加瀬亮に肩入れして観ましたが尾を引くのは北村総一朗の印象で、アフラックの新しいCMで歌い踊る彼を見てもどこか悪人に見える。
そしてこの週末に「ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」を。長らく日本公開が待たれた映画で、僕もTwitterを通じて公開嘆願書名などに参加していたので楽しみにしていました。
果たしてその「ハングオーバー」は僕にとって久々に心の底から涙が出るくらい大笑いできる映画でした。ラスベガスやそこへ至る砂漠の映像がとてもスケール感があって大きなスクリーンで観た甲斐があったし、満員の観客と一緒に爆笑する一体感はとても新鮮でした。
最近家でDVDで映画を観る集中力が持続しない。やらないといけないことのことを考えてしまったり、他のことに気が散ってしまったり、あげくの果ては寝入ってしまったりするので映画館で映画を観るととても気分がすっくりする。
写真は尾道で見かけたヘアサロン。音楽と映画と本にお金を使わなくなると人間は老けてこんでいくのではないか、そういうことをこの頃ふと思ってそれを持論にしようと整理しているところです。浪費癖の言い訳のように響くかもしれないが、少なくとも自分にとってはとても大事な滋養である。