
週末は名古屋と大阪でのソロワンマンライブ、音楽の旅。今回は最初の目的地が名古屋ということもあって(ETC割引の恩恵も考慮)、今まで弾き語りツアーではやったことのない車移動を試みることにしました。昨年車を小さな軽自動車に乗り換えたので若干の不安もあり前日に整備、明けると予報と違って汗ばむほど晴れた朝になりました。車移動はいろんなものを(いらないものまで)持って動けることがいい。心のゆとりになる。余裕を持って出発、車内のBGMは永六輔のラジオからPOGUESへ、そしてBEASTIE BOYSからスチャダラパーへ。富士山、とてもきれいだか冠雪が少なくて驚く。
飛行機とも新幹線とも違う下り道路の風景は懐かしくもあり新鮮でもありました。軽自動車、軽快に走るし無理しようという気にもならなくて、ここにも心のゆとりが。浜名湖でひつまぶしを食べたりしながら、途中伊勢湾岸道路などを経由し早めの名古屋入り。

1年数カ月ぶりの名古屋は評判通りの蒸し暑さでした。独特な趣を持つ大須モノコトに「ただいま」と(少しヲルガン座に似ている、と今回初めて思った)。東京から車で運んできたいつもより多めの機材を組み立ててリハーサル、これはなかなかチャレジングだが発展的なセッティングになりそう。準備が終わり僕は大須の商店街で買い物を。いつも決まって名古屋に辿り着くときには体力的にクタクタで空き時間にうろうろすることも少ないのですが、今回はツアー初日だったため散策。エスニックとアジアンといろんなものが混ぜ合わさった街、大須。東京だと高円寺?
僕はロックTシャツ屋さんで足を止めました。最初は半額になっていた“WINGER”のTシャツを買おうかと思ったのだが店内見回すと最近本を読んで感銘を受けた“BRUCE SPRINGSTEEN”のめちゃめちゃかっこいいレトロTがあったのでそれに即決(一目見てそれを握りしめたのだった)。


ライブは楽しく温かくとても充実した2時間半が過ぎていきました。「hanalee」にちなんで「花梨」ちゃんと名付けられたお子さんが確か愛知にいるはずだ、とMCでしゃべったのですが、終演後に「僕が花梨の父親です」と写真を見せてくれて驚き嬉しかった。この日も本当にたくさんの文字で埋め尽くされたアンケートを提出してもらいました。アンケートのなかからいくつか。
「CDをイヤホンで聴くのもいいですが目の前で弦が、声が空気を揺らす音はなんていいのだろうとうっとり。石川にも来て!(言語聴覚士;女性)」
「毎日イライラママになることが多いけど明日からは笑顔のママ、妻になれる気がします(35歳;主婦)」
「2年前徒歩旅行の時に口ずさんでいたhome sweet home、鳥肌が立ち根こそぎ持っていかれました(男性;フォトグラファー)」
「今日はまた私の世界がまた広がった記念すべき一日になりました。」
「防犯登録で自転車が見つかるのは奇跡です、しかも東京で。本当にラッキーです!(38歳;自転車安全組立整備士)」
この日もライブ後たくさんサインをした。僕のサインに価値があるのかっていうくらいしてる。いつのころからか会場に来たお客さんがいろんな話を聞かせてくれることが多くなった。僕の知らない話や、何かと何かが繋がる話、僕のブログやツイッターに書いたことと呼応する話など、とても興味深くていつも3〜40分くらい時間をかけてサインしているような気がします(終演後に『home sweet home』を流してもらうことが多いので大体の時間経過がわかるのです)。もし時間や距離やお金や、心身的事情なんかが許すならば、ぜひ僕のライブに来てもらいたいなと最近ますます思う。僕もなるだけいろんなところに出向いていきたいと考えています。この日もとても有意義な、暑い名古屋での夜でした。
頭の中では「glenville」が巡り、真夜中を車で行けるところまで行って、そこにあったホテルにチェックイン。短い旅だが中身の濃い旅。