
リハーサルから和やかにスムーズに、ときに休憩を挟みつつゆとりを持った進行。「ああ、今日は徹底的に良いライブになるなー」とこの時点で僕は確信。前日大阪遠征だったイトケンさん差し入れの「お好み焼きスナック」など眺めながら。本番前コンビニで腹ごしらえをするべく出かけていったエビちゃんはグッタリしながら戻ってきて「歩きながらおにぎり食べててふと気づいたらおにぎりにカメムシがとまっていたんですよ」と。影響のなさそうなところは食べたらしいが、とても的確に最年少キャラという役回りを果たしているな。
さてライブが始まると時間軸に沿って、1曲1曲終わっていくたびに「ああ、この曲終わってしまったよ..」と寂しくなってしまうような一期一会の楽しい時間。音楽とは「音が楽しい」と書くのだな。

予定になかったサイモン&ガーファンクルの「59番街橋の歌」もセッションし、「クレールとノアール」から「clementine」への流れはあとでVTRを見返して奇跡的だったなと思いました。小沢健二「ある光」カバーと安宅くん曲「それでいいんじゃないかと」も当日のリハでアレンジしたセッション。とても自然なあるべきかたちでの演奏だったと思う。
イトケンさんの誕生日プレゼントにオレンジ色のツンドラ倶楽部をあげたいとずっと考えていて、どこのお店でも売り切れていたのが当日の朝寄ったマツキヨで見つけて驚喜して仕込んだバースデーサプライズでした。みんなもHappy Birthday歌ってくれてありがとう。
「glenville」あたりからはとにかく心地良いサウンドの上でゆらゆら揺れているような気分でした。今回のツアー最後のさだまさしMCはステージ上のメンバーみんなに向かって熱弁を奮うというスタイルに。

この日のライブ、もしかしたら僕は『home sweet home』でお世話になった安宅五十嵐イトケンエビちゃんの“あ行チーム”をお客さん同様に楽しませようと思って企てたセッションだったのかもしれないな。最後の最後に「hummingbird」という歌を歌いあげてステージから会場を見渡すとそこにいるみんながニコニコしていて、楽屋に戻ったら今度は4人のメンバーががニコニコしていた。今日はとても良いライブだったと感動しました。
このライブを観れなかった人に申し訳ないと思ったので、またこの日みたいに魔法にかけられたような幸せなライブをまたやりたいと思う。だから、皆さんも頑張って万難を排してこれからも僕のライブに遊びにきてください。
『home sweet home』に関わるすべての皆さんに感謝します。ありがとうございました。
この日のライブアンケートからいくつか。
「『歓びの歌』を聴いて以来“これは山田版道化師のソネットだ!”と思い込んでいたのですが本当に山田さんがライブで歌ったので驚き&勝ち誇ったような気分です。(販売員;23歳)」
「心身ともに疲れきっていた数年前のライブで『hanalee』を聞いた瞬間心の奥のドロドロがすっと足元から流れていって救われた気分になりました。今でも鳥肌が立ちます。(会社員;女性)」
「飛び出す絵本を開いたみたいな、“おもちゃのマーチ”のおもちゃたちが踊りだしたような、そんな楽しいバンドでした!(会社員;女性)」
「1年半前に愛猫を18歳で亡くしてポッカリあいた空間に“猫”という単語の多い山田さんの音楽が染み渡っていくようです。(38歳;チェコ語翻訳家)」
「山田さんが50歳でヨボヨボになったとき私は今の山田さんくらいの年齢になりますが、そのときにも山田さん含む音楽や本や映画や旅行なんかにお金も時間も割けていれたらいいなあと思います。(19歳;学生)」
「名古屋のハナリちゃんのパパは僕の友人です。MCで話題になったこと伝えておきますね!(29歳;マッサージ師)」
※DAY2;7月19日(月・海の日)札幌 にライブアンケートからの抜粋を追記しました。