2010年11月23日

映画「レオニー」と札幌と高松

Photo 11月 23, 0 46 39自分のライブが終わると必ず映画を映画館で観たくなるのはなんでだろう。何かのバランスをとろうとしているのかもしれません。観ると決めていた映画「レオニー」を観にいってきた。

日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれた芸術家イサム・ノグチの母レオニー・ギルモア。20世紀初頭を生き抜いたその波乱の生涯を、日米両国を舞台に描く」という内容の映画。

今年の夏、札幌でのライブの後に氏が設計したモエレ沼公園を訪ねて以来「イサム・ノグチ」という芸術家への関心がむくむくと芽生えて、先月高松でのライブの前にイサム・ノグチ庭園美術館に心を打ち抜かれた僕がこの映画を観ない理由はないのです。

知らないことを知ること、それは自分の“平凡な毎日の暮らし”に様々な遠回りや袋小路を増やす作業である。僕はこの秋のツアーでいろんな気持ちや思いを吐き出したが、またこの映画を観て大きく息を吸い込んだような気がしている。

イサム・ノグチの父、野口米三郎がイサムの母レオニーに捧げた作品が「巡礼(The Pilgrimage)」だと劇中で知ったときに「は!またなにかとなにかがつながっていく!」とどきどきしました。

とにかく、高松の人と札幌の人にはマストな映画といえるのではないでしょうか。もっといろんなことを知りたいと思いました。僕の作業机の目の前には夏のモエレ沼公園のポストカードが貼ってある。これを見つめながら僕は8月の作曲期間を過ごしたのでした。



Posted by monolog at 01:13│Comments(0)TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL