ここ1週間いろいろなタイミングが重なっていろんな場所に出かけていった。春のいい気候も相俟ってとても制作意欲のようなものを刺激される週間になりました。ここ1週間の記録。
観たかった映画「ブラック・スワン」を観にいった。アカデミー賞を席捲したナタリー・ポートマン主演、ダーレン・アロノフスキー監督(映画「レスラー」)の作品。最初から最後まで息を飲むような、“ゴシック・バレエ・ホラー”とでも言いたくなるようなサイコサスペンスでした。劇中9割くらいの時間ナタリー・ポートマンが映っていたのではないか。
翌日、イギリスから来日のJONNYのライブを観にいった。ティーンエイジ・ファンクラブのノーマン・ブレイクと元ゴーキーズ・ザイゴティック・マンキのユーロス・チャイルズによるデュオ。MacBookからのリズムに乗ってギターと鍵盤、そしてふたりのハーモニーが美しくて感動。TFCをまったく聴かないで育った僕でも心から楽しめた時間でした。ゴーキーズの曲も生で聴けて嬉しかった。
翌日。はんこ作家norioさんの個展を覗きに手紙舎へ。つつじヶ丘の手紙舎、一度行ってみたかった場所。ワークショップと実演のnorioさん、「昨日山田さんのファンの方いらっしゃいましたよー」と。みんなフットワークが軽くて感心する。たくさんグッズもあって、いろいろなはんこを駆使してオリジナルポストカードが作れるコーナーも盛況、僕もやってみたが気づいたら夕暮れになっていました。
翌日、加古川からチャッツワース岸本夫妻が英国料理のセミナーを受けに日帰り東京旅行に来ることに。行きも帰りも深夜バスだというので、普段お世話になっているお返しに車で体力温存してもらって可能なかぎりの場所に連れてまわろうと赤坂でピックアップ。
まず藤城清治自宅スタジオ展へ。これは僕が観たかった展示、岸本さんが興味があるというティールームからほど近いので今回ルートに入れたのだが全員が満足する素晴らしく圧倒的な個展でした。鳥好きのはつえさんは特にエントランスのフクロウとワライカワセミをずっと見つめていました。
爆笑問題太田光とのコラボ「マボロシの鳥」作品群も見応えがあったが、やはり僕には猫がモチーフの作品から滲み出る愛情のようなものを浴びたような気がする。ファンシーとアートを行き来するような世界感は老若男女を問わず魅了するのだろうな。展示は撮影自由だったのだけどやはり目で見る光と影の風景は写真に映らない。(画像では5月29日までとなっている会期が6月12日まで延長になっています。)
岸本さんリクエストで入った自由が丘のセントクリストファーのティールーム。英国について無知な僕には紅茶について見たり聞いたりすることすべてが新鮮である。それから等々力の巣巣へ寄り夫妻を岩崎さんに紹介。予想通り、終わらないおしゃべり。こうやっていろんな人が繋がっていくのが面白いですね。夕飯を食べて帰りのバスの時間が迫る岸本夫妻を駅まで送り「また近いうちに!」と別れる。2007年に初めて会って4年くらい経って、もはや親戚のような感覚。また夏に会いましょうね。
それからブルーノート東京へ。冨田ラボのコンサートセカンドステージに間に合った。ゲストボーカルは坂本真綾さん、秦基博さん、birdさんとHiro-a-key。JONNYに続きクオリティの高い音楽を聴いて耳が喜んでいる。敏腕プレイヤーの演奏が凄まじかったが個人的にはリズム隊の村石雅行さんと鈴木正人さんのグルーヴに脱帽。
外的刺激に心の芯からうずうずし始めるような日々でした。