2012年02月03日

地図にないユートピア




最近頻繁に演奏し歌い、久しぶりに何度も耳にした「ユートピア」という曲は2007年くらいに書いて2009年のソロアルバム『pilgrim』に収録した。この曲を書いているとき一行一行歌詞をタイプするたびにワクワクして幸せだったことを思い出す。トマス・モアの「ユートピア」という本の表紙を眺めながら(中身は難解で挫折)“理想郷”と呼ばれる場所のことをネットであれこれ調べながら書いた。

アメリカ・インディアンに心酔し始めたころで、反復するチャントのような音楽を作りたいと思って4つの循環コードにメロディを乗せていくのが楽しかった(昨日ラジオで流れた「ウィチタ・ラインマン」もそういう歌だった)。歌詞中に出てくる「羽飾りの占い詩」はジム・ジャームッシュ監督「デッドマン」に出てくるメディスンマン(「ノーバディー」という名)がモデルで、僕はインディアンネームを付けられるとしたら「あくびする猫」がいいと欲したのでした。

当時アンケートを読んで「嗚呼、家よ」という最後のリフレインをインディアンの言葉か何かだと思っていたファンが少なくなかったことが可笑しかった記憶。各地のライブ会場でコーラスを録ってCDに混ぜたことも忘れられない。ひとりで演奏するにはタフな曲だがバンドでやるととても楽しい。みんな思い思いにいろんなことをやっている。ライブでこの歌が聞こえてきたら皆さんもまた数年前のように「嗚呼、家よー」と一緒に口ずさんでもらえたら嬉しいです。



Posted by monolog at 09:53│Comments(0)TrackBack(0)

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