2012年02月16日

雑紙に刷った個人メディア

monolog_6_01昨日のこと。荻上直子監督作「レンタネコ」という映画の試写会を観させていただいた。ミルブックス藤原さんがこれぜったい山田さん好きですよと貸してくれた「モリオ」という、同じく猫が出てくる(ポチコっていう名前の猫が出てくる!)荻上さんの短篇集を読んで思惑通り落涙したところだったのでとても観てみたかった作品を一足早く鑑賞できてよかった。猫は可愛い。不細工でもそれぞれに物語がある。本当にレンタネコ屋があったら猫を飼ったことがない人に何日か飼ってみてほしいなと思う。どれだけの滋養と効力があることか。春の、猫が躍動感を増す季節に公開されるのでもう一度また改めて観にいきたいと思いました。

また別の話。ちょうど1年前、去年の2月に初めて作ったMONOLOGという小冊子ですが、1年かけて目標の第6号が完成しました。ブログやTwitterに綴るのとは違う、書き下ろしの文章をまとめたいわば“山田稔明マガジン”を作りたいと思ったのは全国の雑貨屋やカフェを歌う旅の途中でいろんな趣向を凝らしたリトルプレスのZINEをいくつも手にとって眺めたからでした。映画を観て気に入ったらパンフレットを買うように、ライブを観て興味を持ってもらった人の帰路でもう少し深いところまで情報や思っていることを届けたいと思ったので当初から小さな文字がたくさんつまった読み応えのある版を重ねてきたという自負があります(だから僕のことを知らない人にはチンプンカンプンなことが書いてあるかもしれないな)。

途中から五十嵐くんが連載コラムを書いてくれたりファンのツアー手記を掲載したりして、去年の秋にジャーナリストの津田大介さんにMONOLOGを見せたときに「ああ、これはもう、山田さんの個人メディアですね」と言われてハッと膝を打った。「そうそう、それだ。情報発信の場を持ちたかったんだな僕は」と。1年やってみてようやく、自分が作りたかったのは“少し手を伸ばさないと届かなくて言葉の熱量がちょっと高いもの”だったのだ、とようやくわかりました。有料メルマガ、同人誌、学級新聞のような。やりたいことがわかったのでまた2年目、これからも版を重ねようと思います。

最新号である第6号は昨年秋の怒涛のツアーから沖縄と年末のライブ、年が明けて1月巣巣でのfishing with johnとのイベントまでの数カ月を総括したものになりました。秋のツアーに同行した巣巣店主岩崎さんの写真とレポートが7ページにも展開されているのが読みどころ。五十嵐くんの連載も回数を重ね饒舌な語り口には拍車が、前号からうちの母親の目にふれてしまい「次はいつ読めるとね?」と急かされてしまうことになった僕の半生を綴った「思ひ出ぽろぽろ」は思春期に親の小銭を盗んでしまう風景を切り取っています。ツアーEPの歌詞なども掲載されていますので音源とあわせてお楽しみいただけるMONOLOG最新号、読んだことのない方は一度ぜひ手にしてみてください。楽しみにしてくれている人もお待たせしました。オフィシャルサイト通販STOREにて、バックナンバーもディスカウントされてNOW ON SALEです。

monolog_6_02

monolog_6_03

monolog_6_04



Posted by monolog at 10:32│Comments(0)TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL