昨日のこと。ずっと観たかった映画「ヒミズ」をバウスシアターで観てきた。予想していたとおりののど越しが悪いのに妙に腹持ちのいい、観終わった後もしばらく胃のあたりに違和感というか何かを抱えてしまうような映画でした。主人公と彼に惹かれる少女、二人の演技が圧倒的で、彼らが中学生であるという設定をしばし忘れてしまうほど。「人は変われるか」というテーマがそこにはあったけれども、劇中の台詞に出てくる「立派な大人になる」ということがどういうことか、38歳になった今もわからない僕は彼らのこれからしばらく先に待つ(であろう)小さな幸せを願うしかない。
胸にモヤモヤとした観後感を抱えながら、サンロードを抜けてベースカフェへ馬場わかな写真展「笑顔の未来」を観にいった。震災後の福島いわきの幼稚園、沖縄へ移住した根本きこさん一家、そして去年からたびたびお会いし先日のイベントでもお供したあんざい果樹園の伸也さん一家の写真が飾られている。とても良い空間。まだ準備中だったころの「たべるとくらしの研究所」の写真も。「ヒミズ」のもやもやを少し消化できたような感覚。会場にいらっしゃった馬場さんと少しお話してまたしばらく吉祥寺を歩く。このときの脳内BGMはエレファントカシマシの「
笑顔の未来へ」だった。こないだ井の頭公園を歩いたときもエレカシだったな。
札幌に行くのがとても楽しみだ。今回歌を歌うのは全部初めてのお店。結果としてウクレレ教室を含むすべてのステージでまったく異なるセットリストになりそうです。リクエストがある方はブログにコメントかHP宛にメールをください。札幌で何を食べようかと思って歩いていたら東急でタイミングよく北海道物産展をやっていたので吸い込まれるようへ8階会場へ。何もかもが美味しそうでおなかがグーグー鳴る。しかしひとつ気づいたこと、九州物産展に行くと「これ食べてみらんね」「お兄さんひとつどがんね?」となんでもかんでもたくさん試食させられてそれだけでお腹いっぱいになるのだが、北海道物産展は「うわあ美味そう」と会場をぐるっと2周してもサキイカをひときれ試食しただけだった!北海道の礼節さか、僕が欲しがりすぎなのか。とにかく3月18日からの2daysは札幌で大いに歌い、大いに食べて、少し先の春に向かう風景を目に焼き付けてこようと思います。
そして、今日はその札幌とその次に向かう先静岡でラジオ出演があります。静岡K-MIXで20時半から「音楽準備室」、そして22時から札幌NORTHWAVEで「nishiazabu records store」。もちろんジェットで駆け巡るのではなく東京で収録した2番組ですが、「音楽準備室」ではレアなライブ音源、「nishiazau records store」ではギタレレでの生演奏があります。可聴地域の皆さん、スマートフォンで可聴な皆さんぜひチャンネルを合わせてみてください。
そしてさらにもうひとつ、今日は作詞を1曲担当させていただいた中島愛さんの2nd.アルバム「Be With You」が発売になります。「金色〜君を好きになってよかった」という菅野よう子さん作曲ラスマス・フェイバー氏編曲の8分に及ぶ楽曲、他にも豪華な作家陣、そしてなにより中島さんの歌の力がすごい作品です。全国のレコード店で試聴機にも入っていると思いますのでぜひ手にとってチェックしてみてください。
Posted by monolog at 10:12│
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ラジオを聞きました。生演奏のtsubomiやおしゃべりを聞くことができ、新鮮で楽しかったです。3月18日第一部のリクエストですが、光と水の関係をお願いします。ウクレレ&ライブ心待ちにしています。