昨日は旧い友人と、こないだ初めて行ってすっかり気に入ってしまった新宿の「どん底」という酒場へ飲みにいった。お互い憎まれ口を聞きながらも「ある」ことが「ない」ことになることに翻弄されてしまうことについて話した、と思う(結構飲んだ)。大地震を体験したのはちょうど1年前の金曜日だったから一日明けて今日、今このときに、いつも聴くラジオを聴きながら「ああ、1年が経ったなあ」と思っている。あの金曜と土曜と日曜はとにかくとても混乱した、人生で体験したことのない週末でした。
先日の代官山cholonで歌った「世紀末のコロンブス」は20世紀の終わり、2000年に書いた曲だけれどもそれから10年と少し経って、歌の中のフィクションがリアリティに近づいていくという、思ってもいなかった暮らしの変化に物思いながらギタレレで演奏した。とても好きな歌なので春のツアーでも歌おうと思っています。