先週金曜日に加古川に入りウルフルケイスケさんのライブを観た「DAY1」のあとの、5月12日からの回顧録。今回の倉敷加古川ツアーにはチャッツワース岸本夫妻も同行することになり、加古川から先は車での旅となりました。初めて岸本さん宅にお邪魔して愛猫チャオとしばし戯れる(8キロもある大きな猫でした)。
曇り空の加古川を出て車で2時間ほどで快晴の岡山県倉敷市に到着。岡山は“晴れの国”と呼ばれるほど日照時間が長いことで有名。1年半ぶりの倉敷はやはり変わらず素晴らしい街並み。まずはライブ会場となる三宅商店に挨拶。そこで「今日芸文館でクラフト市やってるから行ってみるといいですよ」という情報。さっそく行ってみることに。
何から見ていいか分からないくらいの出店、「あわわわ」と呆然としていると「こんにちは」と声をかけられたのは徳島の素敵な雑貨屋cue!の店主青木くん。偶然の出会いにしばし歓談。そうしているうちにTwitterで札幌たべるとくらしの研究所のあきこさんから「中川ワニ珈琲のブースでうちのジャム売ってます!」という情報が。ワニさんにはお会いしたことがなかったのでご挨拶することができてよかった。とても可愛いお皿を衝動買い。このお皿の作家さんはもうすぐ吉祥寺で個展を開くそう。
倉敷の街並みを散策、白鳥を眺めたり川を流れる船に手を振ったり。大原美術館に隣接する喫茶店エル・グレコには前回入りそびれていたので思い切って飛び込んでみる。おばあちゃんが数人、丁寧にコーヒーを入れている様はとても穏やかなものでした。三宅商店へ早めに入ってカレーのプレートと念願のいちごパフェ。今回も三宅商店は大賑わいでライブのために17時半でお客さんに出ていってもらうのが申し訳ないほど。30分弱でセッティングとリハーサル。東京から持っていくセルフPAスタイルも完成形に近くなってきた。
僕が土間で歌った前回とは趣向を変えて、ステージを畳の間にしてみた。僕の方からは通りに面したガラス窓から中を覗き込む観光客の方々や途切れない往来が見えてとても風情あるものだった。「光と水の関係」という曲は倉敷という街に触発されて書いたものだが、それをまたこうやってこの地で満員のお客さんの前で歌えるというのは幸せなことだなと感じました。
地元はもちろん、東京、埼玉、千葉、京都、香川、高知、広島、福岡、大分、兵庫、大阪、鳥取etc..と日本各地からのお客さんがいたのも観光地ならではか。とてもいいライブでした。終演後に三宅商店のスタッフのみんながニコニコと全員最後まで残って手を振って見送ってくれた。また必ずここに来るな、という確信を持ちました。お世話になりました。夜の倉敷はとても賑やかで、ライブの後は軽くお酒と「ままかり」など美味しい地元の料理をいただいた。