
夜の科学オーケストラとしていつも僕の歌を心強くサポートしてくれるイトケンさん、安宅浩司くん、そして五十嵐祐輔くんが集まって巣巣でイベントをやるというので楽しみにしていた昨日。fishing with john主催 “オーケストラの休日”、夜の科学オーケストラの指揮者となる僕がいない休日、という気の利いたタイトルはさすが。村上春樹著「小澤征爾さんと、音楽について話をする」を読んだときにオーケストラの内情みたいなものが興味深く、どんなふうないつもとは違うケミストリーがあるかとても楽しみでした。ベーシストのエビちゃんは別の現場だったため来ることはできなかったのだけど開演直前に「名前を海老泥崇史と誤字された」というツイートで僕らを笑わせてくれた。エビドロちゃん。
安宅くんはピアノ弾き語りから始まり、2曲目に予期せぬ「home sweet home」のカバー。安宅くんとは2006年から一緒に演奏しているので「hanalee」やこの「home sweet home」などは6年もマンドリンを弾いてもらっていることになる。ピアノでアレンジされた歌はとても新鮮で感動的なものだった。来週末からのツアーでは安宅バージョンで歌ってみようと思いました。素晴らしい歌とギター。誇らしい思い。
イトケンさんのソロセットを観るのはとても久しぶり。僕も五十嵐くん同様イトケンさんはドラマーというよりも先に即興音楽家という認識、ライブで様々なフレーズを重ねていく演奏を見て『ripple』のなかの「夜の科学」を共作してもらったのだ。イトケンさんと最初にセッションしたのは2002年の冬だった(それがオールナイトイベントの一番眠い時間に演奏した「夜の科学」だった)。もう10年も経つ。感慨深い。
そして五十嵐くん率いるfishing with johnは新曲も素晴らしく曲名も彼らしいイマジナティブなものでした。彼が各駅停車というバンドで2000年に出したCDに僕はコメントを寄せているので付き合いはとても長い。五十嵐くんは文才ある随筆家だと思うがその個性とfwjの音楽性ががっちりリンクするのが最近増えてきたポエトリーリーディングが挿し込まれるパターンの楽曲で新しい歌の言葉も今までになくとても力強く高揚感がありました。バンドの演奏も微に入り細に入り色彩的で繊細、改めてとてもいいバンドだなと思いました。最後のセッションでは僕も混ぜてもらって全員で「草原ヘッドフォン」を。とても和やかで音楽で満たされた時間でした。またどこかで合流しましょう。
いよいよ次の金曜日からツアー、久々のライブです。新しいレコードに調合する名古屋と関西の皆さんのコーラスを採録しにいきますのでできるだけ多くの方の参加を希望します。山田稔明が通る街の空では雨が降らなかった!という伝説を作る旅にしたいと思っています。