奈良から大阪への道のりで聴いた『ripple』、現ソウル・フラワー・ユニオンの高木克さんが弾くペダルスティールが麗しい「星に輪ゴムを」に聴き入る。掃除してたら出てきた『ripple デモ』という、正式レコーディング前の、いわゆる山田デモも今聴くととても新鮮。大阪で父親のお店に立ち寄り一緒にご飯を。ポール・マッカートニーとブライアン・ウィルソン、生きていればジミ・ヘンドリックス、そして地井武男さんと同級生の父親、原発についてどう思うか聞いてみたら「そんなもんごちゃごちゃ言わずに一回原発なしでやってみてどうなるか見てみたらいいねん」と。
雲州堂へ向かう道すがら、雨はどんどんひどくなり土砂降り。雲州堂に到着にしてずぶ濡れになりながら搬入、さすがに今日は雨のライブになるな、とセットリストを雨モードに変更。しかし準備が終わる頃になると雨は上がり晴れ間さえのぞく空模様、自分の晴れ男ぶりに震撼。今こそ自分は九州の雨を止めにいかないといけないんではないか、と思うほど。


リクエストのあった「クレールとノアール」、新しい歌がセットリストに入るとなかなか歌う機会の減るがやはり楽しい高揚感があり大好きな歌。もうひとつ要望に応えて「街をゆく」を12弦ギターで。他の会場では歌わなかった「平凡な毎日の暮らし」も大きな音の出せる会場では歌いたくなる歌。「やまびこの詩」をマイクを使わないでみんなと歌ったらとても気持ちよい聴感があり「日向の猫とチャーリー・ブラウン」もアンプラグドで(この2曲の生声演奏でだいぶ声が枯れてしまった)。

この日も佐野元春さんとの邂逅話(自慢話だな)から「歓びの歌」、そしてアンコールでは雨が降ったらやると決めていた「そばにあるすべて」でリクエストに応えました。ちょうど時計が21時を回るころ「嗚呼、大飯原発再稼働のスイッチが入るころだなあ」とここ最近考えていることをいろいろしゃべり、結果このツアーで一番長い2時間半のライブになりました。終演後のサイン会のときにみんながとても熱い感想をくれたことが嬉しく、今までの大阪ライブで一番よかったなーと思いました。僕が「じゃあまたどこかで合流しましょう」と握手すると「虹をつかむまであともう少し、です!」と佐野さんとコヨーテバンドのまだ音源になってない新曲の歌詞を投げ返してくる猛者もいました(前々日に佐野元春とコヨーテバンドを観たという男性)。
Tシャツがたくさん売れました(今まで作ったTシャツのなかで一番の勢いで)。サイズやご希望の色あわせが品切れだったお客さんもいたと思います。またせっせと手刷りしてできれば通販でも取り扱いたいと思っています。もちろん関東でのライブでも。新しいポストカードセットも大人気で、ポチの健康を気づかってくれる方にもありがとう。今ポチはとても元気で、留守中もご近所のイトケンさんにお世話してもらって悠々と暮らしています。ポチョキンへのご協力ありがとうございます。今日は薬をもらいにいく日です。名古屋と関西3箇所でしっかり皆さんの声を採集することができました。新しいレコードをどうか気長にお待ちください。また元気に会いましょう。またどこかで合流しましょう。
