2012年08月27日

日々の彩り〜パンとコーヒーと夏の歌 [live report]



土曜日のこと。お昼前に吉祥寺で徳島から来たaalto coffee庄野さんと合流し埼玉県幸手市へと向かう。遮るもののない日差しのなかで関東は酷暑、天気予報を見ると埼玉は東京よりもっと暑い。東北道を走り久喜で降りて下道で幸手へ。車内はずっと音楽の話、同世代が寄り集まるときりがない。

7月初めに訪れたcimaiを再訪、僕にとってはインストア以外では埼玉で初の演奏となる。aalto coffeeでは月に一回cimaiのパンを取り寄せて販売しているがお店に足を運ぶのは庄野さんもこれが初めてということで、一緒に来られて良かった。閑静な住宅街にとてもおしゃれなパン工房が現れる。

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さっそく美味しいパンで腹ごしらえを。トマトとモッツアレラチーズのホットサンド、チョコマフィンに焼きたてのキッシュ(自分内キッシュ革命が起きた!)で大満足。庄野さんはお客さんにサーブするためのアイスコーヒーを作り僕らはステージの準備。ライブ会場となるのはパン工房の2階にある、白い、よく響くスペース。音楽イベントをやるのは僕が初めてとのこと。春日部から五十嵐くんも合流して夕方早い時間から開場、16時からライブが始まりました。

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cimaiは文字通り“姉妹”で経営されているお店なので、われわれは兄弟感を演出しようとふたりともボーダーシャツで。窓からは晩夏らしい空が見えるなかで夏の歌を。この夏恒例のカバー曲はまずfishing with johnのレパートリーである電気グルーヴの「虹」を。そして「あのアニメの曲いいっすよね」という五十嵐くんの言葉から、僕が歌詞を書いてラウンドテーブル北川くんがプロデュースした「放課後の約束」という曲を。さらにMax Boysに提供した「HEART & SOUL」というレアなセレクト。とても楽しかったです。

ライブ中盤で庄野さんの美味しいアイスコーヒーのいれ方講座。庄野さんに「太陽オーケストラ」という曲を捧げる(昨年DEAN&DELUCAのために焙煎した豆にこの曲のタイトルを付けてくれた庄野さん、今年の秋もまた新しい何かが)。アイスコーヒーのコツを聞くのは初めてだったので新鮮でした(さっそく次の日に試しました)。秋に出版される庄野さんとディモンシュ堀内さんのコーヒー本が今からとても楽しみ。

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曲中にパンが登場するということで久しぶりに歌った「些細なことのように」の歌や言葉がとてもまっすぐ伸びていくのが気持ちよく、終演の頃には夕焼けの空になり、あっという間に日が暮れました。くらくらするほどの暑さのなか、駅からお店までもかなり距離があるのにたくさん詰めかけていただいたお客さんに感謝。幸手にこれだけ人が集まってくれるならば春日部でもできる!と打ち上げでは盛り上がりました。お手伝いに来てくださったイラストレーターの落合恵さん、いつも力強いスタッフ陣にも感謝。場所と美味しいパンを提供してくださったcimai姉妹に大きなサンキューを。帰りの高速道路からは涼しげなスカイツリーが見えました。実は秋は向こうの角まで忍び寄ってきているのかもしれません。

Posted by monolog at 08:34│Comments(0)TrackBack(0)

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