2012年09月04日

愛と放浪の吟遊詩人



昨日のこと。今週日曜日の巣巣「愛のかたまり」展のクロージングイベントで今までやったことのないことをヒックスヴィル中森さんと、と思い立ち歌詞を書いたり勢いついてデモを録ったりしていたら夕暮れ、もう出かける時間に。いつもの広尾へ髪を切りに。ここ半年くらいずっと「マッチ棒みたいにしてください」とオーダーしていたのだが今回は「こういうふうにしてください」と素敵な女性の写真を持っていって「長さ足りてないし」と大笑いされつつ、秋らしい感じにとてもすっきりした。

21時をまわってビルボードライブ東京へエリック・アンダースンのライブを聞きに。静かな熱を帯びた歌を彼の来日を待ちわびた熱心なファンが固唾を飲んで聴き入っているという感じで、まさに“愛と放浪の吟遊詩人”のステージでした。僕が唯一持っている『Blue River』という1972年の名盤からすべて歌ってくれた。僕は「MORE OFTEN THAN NOT」という曲が大好きで、これはエリック・アンダースンの自作曲ではないのだけど、そこで描かれる情景と自分で書いた「glenville」の背景に流れる通奏低音を感じた。映画「クレイジー・ハート」を想起させるような瞬間も。明日も2回公演があります。

終演して帰路、吉祥寺まで帰ってくると土砂降りの雨。ロータリーのところで30分くらい立ち往生、さっき聴いた歌を反芻。それらは今日六本木まで行かなかったら聴けなかった歌だったのだな、などと当たり前のことを考えるライブ帰り。音を立てて側溝に吸い込まれていく雨を眺めながら、彼がステージで40年ずっと歌い続けてきたであろう「Blue River」のフレーズを辿りました。「青い川は流れ続ける/岸辺に沿って/深みや暗さから僕らを守って/僕らは遠くまで彷徨いたくないのだ」と。

Posted by monolog at 10:30│Comments(0)TrackBack(0)

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