
昨日はずっと録音。そして一昨日の話。経堂にあるギャラリー芝生に行ってきた。今年はじめに一度足を運んだ場所(そのときの日記)だが、1年経たないうちに思わぬ繋がりが判明した。なんとこのギャラリーの店主の遊佐さんはかつて葉山の斎門富士男事務所で数十匹の猫の世話をしながら住み込みでスタッフをされていた方だという。GOMES THE HITMANの2001年のシングルで撮影してもらった場所。僕と愛猫ポチが出会った場所。ということは遊佐さんはうちのポチにご飯をあげてくれていた方だということ。
うちの猫は写真家斎門富士男さんのうちで飼われていた猫で、「饒舌スタッカート」というシングルの撮影を経て僕はその猫を2001年に譲り受けたのだ。だから「ポチ」という名前は僕がつけたのではなく最初から「ポチ」だったのだ。もう11年前の、ちょうど今頃の話(猫の話はここにまとまっています)。
たくさんの作家さんによるカレンダー展が行われていたギャラリー芝生、ひとおり展示を見たあとにカウンターに座る店主に声をかけて、「あの、この猫御存知ですか?」と「饒舌スタッカート」のジャケットを差し出すと「・・・山田さんですか?」と長い時間がするするとほどけてゆく。ポチの今の写真を見て「わああ」という微笑み、葉山のアトリエの話や猫たちの話、斎門さんの話、それから11年の話など。僕が去年徳島まで観にいった高橋久美子✕白井ゆみ枝「ヒトノユメ」にもスタッフとして関わられていたというから驚く。
「ポチちゃんは昔からオーラがあるというか、アイドル猫でしたね」「ポチはある日やってきた迷い猫だった」など、僕の知らない、出会う前のポチの話を聞きながら美味しいコーヒーをいただいた。どんどん猫が恋しく愛しくなってきて家路を急ぐ。帰ったらなでまわしてやろう、櫛でグニャグニャになるまでコーミングしてやろう、と微笑みながら家に帰るとラグのうえに力の抜けるような粗相をしていたポチよ・・。「このバカチンが!」と罵りながらぎゅっと抱くとグルグルと喉を鳴らす。愛猫よ、死ぬまで長く楽しく元気でいてくれよと思った寒い日でした。