2013年04月14日

春のマフィンと永井宏展



昨日のこと、久しぶりに深大寺のdans la natureへ。お店の入り口には残り桜の散った花びらが吹き溜まって春の終わりの風景。しばらく来ないとその間にいろいろあっておしゃべりも長くなる。柑橘ピールマフィンとミルクコーヒーマフィン、久しぶりになっちゃんのマフィンが食べられる幸せよ。

そこから等々力の巣巣へ。今週から始まったFor the garden 永井宏展、自由奔放なアート表現に刺激される。永井さんの奥様がいらっしゃっていて少しお話をさせていただくと、葉山の話、愛猫ポチの由縁となった斎門富士夫さんの話、音楽や吉祥寺の話などいろんな点と点がつながっていく。僕は永井さんとお会いしたことが一度もなかったのだけど、少しだけその肌身に近づけたような気がした。

余談になるが、先日のキリンジのコンサートの僕の席の周辺は川勝正幸さんと親しかった関係の方たちが多くかたまっていて開演前にがやがやと「遺影を胸に抱いて観ようか」とか「あ、おれiPhoneのなかに川勝さんの遺影ある!」「このへんに降りてくるんじゃない?」「不謹慎だなあ」とニコニコと笑い交わす会話が耳に入ってきてなんだかとても楽しくて可笑しくて、今読んでいる保坂和志「考える練習」という本に“人は死なない”という言葉が出てきてそれについて猛烈にいろんなことを“考える”のだけど、永井さんの展示を見てキリンジのときの川勝さんにまつわるこのやりとりを思い出すと、うむ、人は死なないのではないか・・・と。

ーそんなことを思いながら渋谷へ移動して長い一日はまだまだ続くのでした。

Posted by monolog at 10:17│Comments(0)TrackBack(0)

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