昨日のこと、雨上がりの曇天の窓の外を猫と一緒に眺めていたら猫が歩いていた。・・・っておまえどこの猫だよ!侵入者発見!と僕もポチも総毛立ってシャーシャーいって侵入猫を威嚇。ポチのしっぽはアライグマのようになっていた。以降ポチのパトロールの目つきが厳しくなったのはほんの30分くらいで結局すやすやと眠る。
夕方から出かけて代官山蔦屋書店へ。音楽プロデューサーの牧村憲一さんとジャーナリスト津田大介さんのトークイベント「これから僕たちにできること」を聞きにいく。時を同じくして出版されたおふたりの音楽についての著作を興味深く読んだあとだったのでお二方の生の声が聞きたかった。とても充実した終始可笑しみも絶えない示唆的な話。牧村さんは冒頭で著書の意外だった反響の大きさについて語られていて「著書の中に記された高野寛氏とトッド・ラングレン氏のやりとりに感銘を受けたという感想もいただいた」というのは僕が牧村さんに送ったメッセージのことだった。「仲間を作れ」「ミュージシャンとつるまず異業者と新しいことを(これは文脈から取り出すと誤解を生むかな)」という言葉が印象的でした。具体的に質問したい最近逡巡していることがあったのだけど、運良くQ&Aで訊くことができてとてもためになった。
牧村さんはおそらく「ネットとライブで自分の曲を売る方法ーミュージシャン・サバイバル・ハンドブック」というリットーミュージックのムックの記事で僕のことを認識していただいたのだと思うのだけど、3年前くらいにふらっとライブを観にきてくださった。終演後に自分の10数年のソングライティングが報われるようなお褒めの言葉とフリッパーズ・ギターのLP(kaji hidekiトートバッグの中に入っていた!)をプレゼントにいただいて感激した。
トーク終了後、本にサインをいただく。津田さんとは一昨年の
Oil in Life以来。音楽配信メモから津田さんを知っている者として彼が創りあげようとしている政治メディアはとても興味深い。実家が近所ということで東京外国語大学のキャンパスのことをとても良くお知りなので同世代感とあわせて親近感がわく。牧村さんからもためになる忠告をいただいた。ミュージシャンとしての音の作業が終わってリリース準備やレーベル運営の諸作業に追われているこのタイミングでお二人の話を聞けてよかった。以前お世話になっていたレコード会社の方ともばったり会ったり。
夜遅くに帰宅、依頼していたアルバムジャケットのためのアートワークが届く。ああ、本当にCDができあがるんだなあ、と深呼吸。
Posted by monolog at 10:39│
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