昨日のこと、朝から資料作成などに手をつけ、昼からは新しいMONOLOG(手作りジン、数日後の完成を目標とする)の原稿書きを。五十嵐くんからも原稿届き、トータル数万字の文字が踊る。ゴールデンウィークの始まりだけども、生活と仕事が密着している自分には休日の連なりという概念があまりピンと来ないので(10連休とか想像もつかない)いつもどおり。しかし猫のご飯を買いたいだけなのに吉祥寺の街の人混みよ。
夕方から吉祥寺キチムへ。札幌たべるとくらしの研究所から安斎伸也さんがトークイベントをしにくるというので遊びにいく。7月の札幌旅のことで電話で話したばかりだったしFacebookなどで近況を知っているつもりになっているので久しぶりという感じがしないが長かった髪が短くなっていて次の季節を思わせた。「食の未来、種と子どもの未来」という題目で、伸也さんと料理人の明峯牧夫氏、吉祥寺ベースカフェの奥津夫妻のクロストーク。余談になるが、新しいアルバムを作るにあたって去年初頭にエンジニア手塚さんと最初の打ち合わせをしたのはベースカフェだった。
会場はぎゅうぎゅうの満席、深刻なムードにおちいることなく難しいテーマを笑いの絶えない語り口で面白く展開する様子はとても気持ちがよく、知らなかったことばかりが提示されてゆくのも新鮮で、顔の見えるものつくりの意義のようなものを再認識。印象に残ったのは、「無農薬やオーガニックなど反主流なやり方での農業は、やっていて“さびしい”。しかし消費者が能動的に美味しいものや安全なものを選んでくれたら“さびしくない”と感じる。なんでも“能動的”に選んでほしい」という伸也さんの言葉で、なぜだか僕はこのくだりに静かにワナワナと熱く共感したのだった。果樹でも野菜でも料理でも音楽でも意識的/能動的に接することこそ楽しいと知ることは暮らしをパッと照らす宝物のような感覚である。
このトークショーは“種”をテーマにした“古来種ファーマーズマーケット 種市”という2日間の催しの締めだったのだけど、今まで知る機会のなかったことや起こっている問題に触れていろんなことを考えたのでした。レコーディングが終わってすぐ僕は庭にキュウリとトマトとナスを植えたのだけど、昨日とは違う気持ちで今朝は水をあげた。ぶつぶつと野菜のひょろ長い小さな芽に話しかけながら。
7月は札幌でまた伸也さんと会える。レコード発売記念ライブをレストランのや、たべるとくらしの研究所でもキッコリーズを誘ってなにかできないかと打ち合わせしている。7月、とてもいい季節だと思うので札幌や道内はもちろん、ぜひ遠方からも遊びにきてください。2ヶ月前に告知できたので値段の安いエアチケットのチャンスがまだあります。取り急ぎレストランのやの公演情報から。たべるとくらしの研究所の詳細は追って。
7月14日(日)札幌 レストランのや
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 札幌〜brand new blue”
開場16:30/開演17:00/前売3,000円(1ドリンク代別途)
昨年秋以来の9ヶ月ぶりの札幌、待望のレコード発売記念ライブと
なります。新しい季節の新しい歌にご期待ください!
※お申し込みは5月1日からGOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEにて
札幌 レストラン のや
札幌市中央区北2東11-23-14
tel.011-210-5105
食べログ
Posted by monolog at 09:30│
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