2013年06月17日

自分内「夏」のはじまり



昨日のこと。何ヶ月も前から楽しみにしていたスチャダラパー23周年の日比谷野音ワンマンの日なのだが、今週末から始まる怒涛のレコ発ライブのスケジュールを考慮して涙を忍んで「雨が降ったら、行かない」ということに決めていた(体調管理のため。風邪ひいたらダメ!絶対!)。朝6時半に目が覚めたときはざあざあ降りの雨。ため息をついて二度寝して次に起きたときには小降りに。そしてお昼にはなんと雨が止む。日比谷野音に到着する頃にはなんと太陽まで顔を出したのでした。暑くもなく寒くもなく至極快適な日比谷野外音楽堂でした。

とにかく楽しい3時間。学生時代から20年聴いてる歌も2000年代からの常連曲も、そして「最高なのは今この瞬間」と歌われる新曲もターンテーブルとバンドの骨太なサウンドはUP TO DATEな2013年の音だった。数日前にBOSEさんに娘が生まれたことも相俟って祝福ムードの野音、夕暮れには誰かが飛ばしたシャボン玉がオレンジ色の風を演出し、夜の帳とともに「ブギーバック」のミラーボールが光の粒を放出しました。「サマージャム95」を聴いたので自分内の“初夏”の始まり。最後の歌は「ああ、あいつも来てればなあ」と仲間を思う「彼方からの手紙」で'90年代から今までの時間が走馬灯のように。忙しくなる前の最後のレジャーでした。

今日はこれから仙台へ向かいます。夏の始まり、旅の始まり。


地平線の意味、ありとあらゆる単位
空気の密度 火そのもの
しあわせの構造   音
うわの空   石のドラマ
正気の沙汰   記憶のかなた
諸悪の根源   点と線
原点   じゃんけん   人間
それらすべてがついさっき繋がった
ぼくはすべてを把握した
ここにこなけりゃぼくは
一生わからずじまいで過ごしていたよ
あんがい桃源郷なんてのは
ここのことかなってちょっと思った ...

   ー彼方からの手紙/スチャダラパー


Posted by monolog at 08:31│Comments(0)TrackBack(0)

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