
東京ビッグサイトからスカイツリーを眺めながら蔵前へ移動。途中の空に広範囲にうろこ雲、これこそ「一角獣と新しいホライズン」のなかで歌った“うろこ雲の毛布”ではないか。やはり太陽の光に照らされると疲れ方が違うな。蔵前in-kyoに到着すると中川ちえさんが手作りのシソジュースを出してくれたのだけど、真っ赤な液体が全身に力をみなぎらせるようだった。しゃっ!と復活。
福島あんざい果樹園の安斎家の震災後のことをまとめたフォトエッセイ「まよいながら、ゆれながら」と『新しい青の時代』の発売を記念したイベント、福島、札幌と盛況のうちに終了し東京に辿り着きました。1週間ごとに“繋がり”について考える機会をいただいている。プロジェクターで馬場わかなさんの写真も投影して、in-kyoでのライブイベントはこれが初めてということで張り切って準備を。ダンラナチュールなっちゃんが“青”にちなんでブルーベリーのパウンドケーキを提供してくれました。


演奏者、お客さんとの距離が近く音像も手に取るように扱えるこれくらいの空間でのライブはとても心地が良い。最初の音を出した瞬間からこのライブが素晴らしいものになることがわかった。真里さんはアコーディオン、鉄琴、ミニピアノ(これは被災地を慰問演奏して回るときのセットなのだそう)といろんな音でシンプルなキャンバスに色を塗ってくれて、僕自身これまでにないフィーリングを手に入れた。演奏は前半と後半にわかれ、中盤でトークを。中川ちえさん、馬場わかなさん、そしてわかなさんに引っ張られるかたちで珍しくミルブックス藤原さんも熱い想いを語りました。



この日はとにかく声が伸びて、自分の声をいとも簡単にくるっくるっとコントロールできて、音楽という文字通りにひとつひとつの音を楽しみながら演奏できた。たくさんのCDが飛び立っていき、たくさんのサインをしました。この“つながって、輪になって”はまだまだ続いていく予感がします。福島と札幌と東京の時間と空が繋がっている感覚。炎天下の長い長い一日、帰り道の東京タワーは電飾が切れていましたが(ドラえもん仕様見たかった!)まるで東京観光のようなめまぐるしい夏の日でした。