先週末の愛知遠征を振り返ります。うかうかしているとあっという間に時間が過ぎてゆく。まずは27日(土)、名古屋でのレコ発。今年初頭の予定では『新しい青の時代』のお披露目は愛知県での“森、道、市場2013”のはずでしたが間に合わず、レコードを携えて満を持しての名古屋公演。この日はお昼の時間帯のライブだったのだけど、渋滞、プラス時間を見誤ってしまい、名古屋陶磁器会館についたのはなんとほぼ開場時間。15分ほどお客さんに入場を待ってもらい光の早さでライブの準備を(暑いなかお待たせしてごめんなさい!)。奇跡的に開演時間を遅らせることなくスタートすることができました。
この名古屋陶磁器会館の歴史は昭和7年にさかのぼる。由緒ある趣深い会場はその音の響きも素晴らしくて、僕が東京から持ってきた簡易PAセットでも他のどことも違う歌になる。部屋の四隅に向かって音を注いでいくような気持ちで声を投げると、数秒遅れて声が自然なエコーを湛えるのだ。この日はデイタイムのライブだったので子ども連れの家族も複数いて、輪をかけていつもとは違う雰囲気に。
愛知県には僕の歌から名前をつけられた「はなり」ちゃんという子が2人いるのだけど、その一人が初めて僕のライブを観る記念の日にもなった。客席に「はなり」ちゃんがいるのに気がついたので歌う予定になかった「hanalee」を歌いました。どんな気持ちだろう?と思いながら。この7月で10周年になるGTH『omni』のなかから「20世紀の夏の終わり」を久しぶりにセットリストに。
2時間のライブが終わったのが17時、まだ空は明るく時間の感覚がおかしくなるよう。タワーレコード名古屋パルコへ出向き挨拶を。いつも思うことだけど名古屋って大きな街だ。いろんな情報をもらって結局「しら河」というお店で鰻、ひつまぶし定食を食べて夏バテを吹き飛ばす。この日名古屋は各地でお祭りが開催されているということだったので夜になって出かけようかと企むもホテルの部屋でNHKのイカの番組を観ながら気づいたら眠ってしまっていました。長い長い、しかしあっという間の一日でした。