monoblog
猫と定点観測日記 by GOMES THE HITMAN 山田稔明
2013年08月07日
“brand new blue” tour 2013(DAY14;8月3日 奈良 風の栖)
先週末の関西旅を振り返ります。金曜日から大阪入りしてFM802での「ミッドナイト・ガレージ」のための生演奏を録ってDJ野村雅夫さんとお会いしたあと大阪っぽい食べ物を、とお好み焼きを食べて、いつもよりゆったりとした夜を過ごしました。この日泊まったホテル、すごくスタイリッシュでずっとここでデスクワークしたいと思ったな。しかし旅は果てなし、夜が明けて土曜日は奈良、風の栖でのライブです。
しかし、辿り着いたらそこは京都。恵文社一乗寺店でトラベラーズノートが徳島アアルトコーヒー庄野さんと一緒にノートフェアをやっているところへサプライズ訪問。旅先で知り合いに会うと元気になる。庄野さんにアイスコーヒーを淹れてもらって乾きを癒す。今回も旅先では立ち寄るのは本屋とレコード屋ばかり。せっかく京都に来たのだから、とイノダコーヒで食事をして奈良へ向かいました。
京都から奈良までは1時間。風の栖に「ただいま」と言うまえに近隣のお寺のお母さん(いつもライブを観にきてくれる)と笑顔で挨拶したのが可笑しかった。去年の秋以来の風の栖は新しいスタッフさんたちが入って少しピリッと緊張しつつ賑やか、しかしいつもどおりの和やかさで僕を迎えてくれました。知らないうちに“庭小屋”と呼ばれるようになった小さな部屋がライブ会場。20人でパンパンになる、僕が演奏しているいろんなスペースのなかでも一番小さな空間。看板猫のひなたくんは事務仕事をするスペースの狭いところですやすや眠っていました。
窓から日差しが差し込むスペース、まだ日のある時間に開演、お客さんのほうからはだんだん弱くなっていく光が夜に溶けていくのが見えただろう。ほとんど生音に近い空間で歌うときはスピーカーで音を増殖させたときとは全く違うタッチになる。キャンバスに描くときと薄い紙に描くときの筆記用具が変わるような感じ。すーっと気持よく声が出る日でした。最初のハイライトは2日前に書き上げた、初めて演奏する新曲。「太陽と満月」という、“はじめてのソングライティング”のときに8小節綴った歌を1曲に仕上げたのだけど、演奏するのが楽しい歌になった。
この日のもうひとつの見所になったのが“公開インタビュー”と題してライブ中盤で挿し込まれたトークコーナー。舞台俳優の服部健太郎さんがインタビュアーとなって、アルバムに関するいろいろな話をした。僕はネタばらしをするのが好きなのでこういう試みはとても楽しく、時間配分なども含めてすごくうまくいったのでは?と思いました。風の栖ではこの日のためにチケットを刷ってくれたりこういう企てを提案してくれたり、この場所でライブをする意味と必然性を明確にしてくれた。きっと店主宮川さんは加古川チャッツワースをお手本にしているんだと思うけど、またすぐこの街に戻ってきたいと思わせるのは場所ではなく人なのだと再確認。
ライブを見つめるたくさんの瞳、そのなかには赤ちゃん(風の栖Jr.の奏人くん)、猫のひなたくんの姿もありました。終演後はスタッフの皆さんと打ち上げ。目もくらむようなご馳走を用意していただいた。初夏からのツアーで僕に同行している猫のブルーくんをデザインした人形作家さんがなんと風の栖スタッフの友人であるイリイリさん(大阪の方)であることが判明。僕とブルーくんの写真がイリイリさんにメールで送られました。これからどう繋がっていくかが楽しみです。
今回の滞在ではゆっくり奈良を散策することができなかったので次回はもっとゆったりを街歩きをしたい。次にここにくるのは冬?紅葉がきれいな季節もいいな、などと妄想するも季節はもう夏の終わり、暦の上では立秋なのであった。奈良でお会いした皆さん、どうもありがとうございました。
Posted by monolog at 10:53│
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