
昨日のこと、夕方から出かけて府中の森芸術劇場へ山下達郎「PERFORMANCE2013」を観にいきました。じつに1998年の中野サンプラザ以来15年ぶりの生で体感する山下達郎。15年前僕はデビューを直前に控えた25歳、レコード会社のスタッフにとってもらったチケットで圧倒的なパフォーマンスを目撃し「うう、これはスタッフからの“生半可な気持ちで音楽やるんじゃないよ”というメッセージかも」と絶望感にも似た衝撃を受けたのでした。その日はなぜか終演後の打ち上げ会場に入れて、テーブルを挨拶してまわる達郎さんとまりやさんと対峙するのがあまりにも恐れ多くて平行移動してその会場を逃げ出したことが思い出に残っています。
そして到着した府中の森、どりーむホールはオケピットがある2000人キャパの空間、ここでのコンサートは15年ぶりということで、達郎さん本人も東京都下の中途半端な立地をネタに面白おかしくMCをしていました。キャリアを包括しつつも30周年となる『MELODIES
まだ12月24日までツアーが続くのでネタばれを避けますが、アカペラパートと奔放なMCを含む3時間半は至福の時間でした。今年の夏にイベントで高橋徹也さんと小林建樹くんと一緒に山下達郎初のシングルヒット「RIDE ON TIME」をオリジナルキーでセッションしたことが2013年下半期の自分のボーカルにかなり刺激を与えることになったのだけど、やはりそれを生で体感するのは感動的。声もどんどん伸びてきて恒例の生声パフォーマンスも堪能、途中から総立ちになった満席のお客さんの楽しそうな姿も横目で眺めながら。
15年前の中野サンプラザは「嗚呼おれ音楽で暮らしていくのやめてしまおうか…」とすら思わせる衝撃のコンサートでしたが、昨晩のコンサートは、変な言い方ですが、「よし、覚悟ができた。おれもっと頑張る!」と勇気を抱くような、希望という名の光がさーっと心に差してくるような夜でした。今年還暦を迎えた達郎さん、先日共演した杉さんも来年還暦、僕は来月40歳で20年の差があるのだけど、20年後にこのバイタリティを保つためには今からなにか対処しなくてはと唸る。ステージ後方のスクリーンに映しだされた満月がそのまま府中の空に登ったような、とても明るい月光が照らすなかを家路に向かいました。会場では「クリスマス・イブ(30th ANNIVERSARY EDITION)