到着したカフェノヴァはとてもおしゃれなカフェバーでした。ここでは夜に“壁新聞”の取材があるのに先駆けていろいろ街を案内してもらうことに。まず向かったのは食堂シンガポール、名物の「オッチャホイ」をいただく。なんだそれは?と思った我々の前に登場したのは辛口の焼きうどんだった。クセになる味、胃袋をまず掴まれた。そして雑貨屋、武家屋敷、足軽長屋と散策。














初めて来た街をうろうろして、駅前に大きな病院があることとか最近駅が新しくなったこととか、いろんな日常の風景を覗く。そして僕らは市島酒造という酒蔵で水のように澄んだ吟醸酒を試飲までしてしまうのだった。これほどゆっくりとライブ前にその街の空気を深呼吸することは珍しい。新潟県内のライブが2日続いた賜物。カフェノヴァに戻ってライブの準備。この日は僕が先手。とてもいい感じのカフェライブ然とした風景。こういういろんな高さの椅子があるカフェが僕は好きだ。「平凡な毎日の暮らし」から始めるとエンジンがかかるのが早いような気がする。




HARCOとの「太陽と満月」、「月あかりのナイトスイミング」はお互いの手の内が噛みあったり意外なボールを投げられてオッ?と思ったりするのが楽しい。この日は「sweet december」がなんだかいつもより感情的だった気がする。HARCOのステージでもまた「丘陵叙景」と「ナイトハイク」を。高知での夜に「ナイトハイク」もR.E.M.の「Nightswimming」からインスパイアされた歌だと聞いて僕はさらにこの歌が好きになった。たくさんのお客さん、地元に返った巣巣の元スタッフかくちゃんも旦那さんと来てくれた。サインに握手に写真と時間をかけて。
打ち上げは取材も兼ねていい味出してる飲み屋へ。座敷を貸切り状態で誰かの実家に来たかのよう。ここでの取材は近いうちに“壁新聞”というメディアになって公開されると思います。カフェノヴァマスター松井さんの地元の仲間連中も来てくれてわさわさと面白いカオス状態に。僕もHARCOもずっとしゃべっているからだんだんノドもしんどくなってくるが楽しいから仕方ないのである。この日泊まった宿はとても雰囲気のある老舗ホテルだった。またこの日も長い長い一日になったのでした…。