2013年12月10日

よろよろ散歩(吉祥寺、経堂、渋谷)



昨日のこと、金曜日からの3連続ステージの果て、身体が痛くて起き上がるのがつらい。そうだ、おれは40歳になったのだ。先輩方からも「40代は30代の倍くらいの早さで進んでいくので気をつけろ」とか「どんどんムリが効かなくなっていくので注意しろ」など提言もたくさんいただいたので今一度現在位置や立ち位置、生活態度などをあらためて見つめなおしてみようと思います。急な打ち合わせが午前中に入り這々の体で吉祥寺へ出かける。来年の話を。

この日は一日休むつもりだったのだけど午前中から動き出してしまったので「エイヤッ」と午後から経堂のギャラリー芝生へ出かける。カレンダー展でもお世話になったこのお店、店主のユサさんはもともとは高橋久美子ちゃんの「ヒトノユメ」絡みでお近づきになった方だったのだけど、なんとかつて斎門富士男事務所で働いていて僕のまだ知らない小さなポチにご飯をあげていた人だったという奇跡的繋がり直し、それも今年発覚したことだった。会期延長されていた「マスキングテープとmtの本」出版記念展示を見ることができた。福田利之さんの原画、白井ゆみ枝さんの絵、たべるとくらしの研究所のジャム、本の中には知り合いがたくさん登場していた。ものすごいボリュームと見応え、展示は今日まで。

渋谷へ移動してgee-geというライブハウスへ初めて足を運んだ。代官山蔦屋書店と夜の科学DAY1でコーラスを手伝ってくれた立花綾香のライブ、彼女のライブは去年から何度も観ているが今日のバンド編成の演奏はとても音楽的で楽しげで、彼女自身もなんらかの光明を見いた出したのでは。今年の春に「自分らしい歌詞を書けなくて悩んでいる」と相談を受けたのだけど、自分が21歳のころのことを思い出すと胸を張って誇れるような歌はほんの少しくらいしか書いてなかったし(「レモンひときれ」とか「緑の車」とか?最初に日本語で書いたのは「プロポーズ大作戦」という歌だった)そんなに悩む必要なないと思ったので美味しいパンケーキを食べながら「毎日ブログを書きなさい(顔文字とかwとか変な記号を使わない。無駄に改行しない。何もなくても何か書く、というルールで)」と課題を出したのだけど、その彼女が毎日綴ることになった「赤いチェリーとオリガミ」というブログは田舎から東京に出てきた女の子の等身大の生活が垣間見れてどんどん面白くなってきている。今週末の鎌倉のディモンシュでのライブにもコーラスで参加してもらうことにしました。ヒックスヴィル中森さんと一緒に。また3声男女混声ハーモニーをやりたくなったのです。

ライブの後、渋谷で散財。今年の音楽の新作もあらかた出揃ったか。2013年個人的ベストディスクはVampire Weekend『Modern Vampires of the City』でした。他にもたくさんいい音楽と出会えた年、あらためて10選をブログに書きたいと思います。「最近オンガク面白くてCD買わなくなったー」という人がたまにいますが、なんと残念な耳だなあといつも思います。今年の皆さんの音楽ベストはなんでしたか?『新しい青の時代』がそのリストのなかに入っていたら僕はとても嬉しいです。

Posted by monolog at 10:29│Comments(0)TrackBack(0)

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