




昨日のこと、一日完全スイッチオフにしてだらだらと起きだす。水曜日には映画館がよく似合う。渋谷まで出かけて「ウォールフラワー」を観にいく。「ライ麦畑」の再来と絶賛され社会現象にもなったヒット小説の映画化。主人公は高校生だがこの映画のなかの2時間ばかりの間僕は80年代後半から90年代初頭の思春期にタイムスリップして、ずっと涙目だった。この映画が誰にとってもアピールするものであるかはわからないけども、少なくとも自分にとってはまったく完璧な映画でした。今年のベストであると同時に生涯好きな映画の3本の指にランクインするほどでした。また観にいきたい、何度でも。僕のような(僕らのような)悩み多き思春期に音楽に何度も救ってもらってきた音楽ファンにとって、劇中に流れる音楽とそれが喚起させる感情、登場人物たちの成長、どうしようもない現実との葛藤が心に迫りました。今年なぜか個人的David Bowie ブームが巻き起こって『Heroes』のオリジナル盤アナログを探してレコード屋を彷徨う数ヶ月があったのですが、それがこの映画への伏線だったのかとびっくりしました。
2013年に観た映画を振り返る。元旦から「フランケンウィニー」を観て今年はたくさん映画を観る1年になりそうだと思ったんだですが結局バタバタと忙しく劇場まで足を運ぶことが少なかった年でしたが、観たものすべてが印象に残っています。映画以外では、テレビを観ることは相変わらずどんどん減っていきましたが毎朝の「あまちゃん」には本当に楽しませてもらった。そしてHuluでハマったゾンビによる終末黙示録的ドラマ「ウォーキング・デッド」はレコーディングで篭っている時期の息抜きとして一服の清涼剤(R指定のゾンビものなのに)となり、今この冬にもシーズン4を毎エピソードごとにドキドキしながら画面を見つめています。2013年まとめとして今年の10選を。どれも友だちと語り合いたい映画、年末年始の休暇中のご参考に。
<今年観た映画10選>
「ウォールフラワー」
「星の旅人たち」
「オン・ザ・ロード」
「ワールドウォーZ」
「ローン・レンジャー」
「ムーンライズ・キングダム」
「フランケンウィニー」
「SPRINGSTEEN & I」
「凶悪」
「そして父になる」
*製作年ではなく今年観たことを基準とします