映画「ウォールフラワー」を観て、あらためて音楽とはかくも素晴らしいものかなと思いました。距離とか時間を越えて、記憶と密接に結びついて、一度虜になったら結局はいつかそこにまた戻ってくるのです。自分のレコード棚にある楽曲が映画のなかでたくさん使われるたびに「嗚呼!」と自分の心の抽斗がスルリと開いていくのがわかりました。これまでも、そしてこれらも誰かの心に作用するような音楽を作りたいなあと僕は改めて思ったのです。先週末の夜の科学43から「月あかりのナイトスイミング」を。立花綾香がピアノで導入し、山田稔明が歌い、エビちゃんと川本くんがボトムを支え、オーボエやストリングスのラインを上野くんがフルートでなぞり、安宅くんがまろやかなスライドギターを滑らせました。当日についての立花綾香のブログはこちら、安宅くんのブログはこちら、客席からの参加だった五十嵐くんの日記はこちらから。