2014年04月17日

猫の刷り出し、おばあちゃん猫と客人



昨日のこと、朝6時に起きて埼玉の印刷工場へ。初めて作る写真絵本「ひなたのねこ」の印刷立ち会いをするために出かけました。CD制作で言うとマスタリングのような作業?インクの濃さや色味を細かく指示し本当に意図した色にするための最後の調整でした。自分のCDジャケットでもこんなことしたことがないのに猫のこととなるといてもたってもいられなくなるのですね。この最終調整でかなり印象が変わるものです。実は『新しい青の時代』に関しては1stプレス分と2ndプレス分の印刷の色が微妙に違っています(昨年7月の発売日間もないものは深い青、現在流通しているものはすこし淡くしました。どちらが良いというのではないですが印刷は奥深いです)。次々と刷りだされてくる愛猫の写真に最終的には「かわいい…」とつぶやいている自分がいました。とても新鮮な社会見学体験。来週には本ができあがってくる!




朝早かったので吉祥寺に帰ってきてもまだお昼前。世の中のネコ本事情を探ろうと本屋を覗いてみると一冊だけとても心を動かされる本がありました。下村しのぶさんという方が愛猫照枝との最期の日々を書いた「おばあちゃん猫との静かな日々」という本。何ページか眺めて「これは立ち読みしたらダメなやつだ」と思い、買って帰りすぐ読み終えて泣いてしまい、そのままポチのおなかに顔をうずめていました。うちの猫もおばあちゃん猫なのでこれからの日々の糧、覚悟、心構え、とてもキレイで、素晴らしかった。泣きつかれてぐったりしているところへ来客。

夕方から鍵盤奏者のイシカワアユミさんとヒックスヴィル中森さんとうちで真剣に巣巣でのライブのための練習。ディラン、ニール・ヤング、ジョナサン・リッチマン、永井さん自身の言葉とメロディ、いつもとはまったく違うセレクトでのラインナップはすべては芸術家、故 永井宏さんにまつわる歌。本日夜のライブは19時半からディモンシュ堀内さん、芸術家の小山千夏さん、永井さんの奥様とのトーク。僕らはその後心をこめて演奏を。平日の遅い時間ですがぜひ等々力巣巣までご来場いただければ幸いです。今日限りの演奏内容になります。




4月17日(木)@ 等々力 巣巣
“トーク&ライブ 「人をつなぐことと・永井 宏」”

19:30開演/料金2500円(ドリンク・お菓子付)
トーク:堀内 隆志(カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ)、小山千夏、南里惠子
ライブ:山田稔明、中森泰弘(HICKSVILLE)、イシカワアユミ

美術家であり詩人でもあった故・永井宏氏(1951-2011)の遺した作品の中から
1998年に製作・展示された「summer works」を中心に展示。著書や手がけた
冊子の紹介のほか、期間中には縁の人たちによるトークやライブ、ポエトリー
リーディングやワークショップも開催します。

予約は巣巣HPから

等々力 巣巣
〒158-0082 東京都世田谷区等々力8-11-3
TEL: 03-5760-7020 FAX: 03-5760-8020
営業時間 10:30〜18:30ごろ 月曜定休

Posted by monolog at 07:41│Comments(0)TrackBack(0)

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