2014年07月07日

ベガとアルタイル/織姫と彦星の逢瀬

いよいよ7月7日、今日から『緑の時代』全国のレコード店、WEBショップで販売開始です。去年のこの日は『新しい青の時代』の発売日でした。気づけばラッキー7がふたつ重なる七夕の日を選択する意外とロマンチックな自分がいます。どうぞ愛猫ポチが眠そうに睨む“GREEN”を見つけたら鼻のあたりを人差し指でコチョコチョとなでてあげてください。ささやかな思いを込めた僕の音楽がじわじわと外側へと広がりますように。そして僕のことを知らなかった人が「なにこのネコかわいい」とか言って僕の音楽にばったり出会いますように。

2010年にリリースした『home sweet home』に「クレールとノアール」という曲が収録されていますがこれの歌詞の真意は自分にもまだわからない。クレールとは何か、ノアールとは何か。自分のなかのポール・サイモンを総動員して作った歌ですが、この歌を書くきっかけは七夕に出会うベガとアルタイルのことを考えたことでした。ハーブの名前がいっぱい出てきますが、これはサイモンとガーファンクルの「スカボロー・フェア」とR.E.M.の「Find The River」へのオマージュです。

そして今年、7月の歌を作ろうと思って書いたのが「Qui La Laの夏物語」です。『weekend』15周年の年に「1999年にアルバム収録からもれた幻のGOMES THE HITMAN楽曲が発見された!」という妄想のなかで書いて演奏して歌いました。“今宵は織姫と彦星の逢瀬”、こんな美しい日本語がそれに相応しいメロディと結婚したことに今更ながら感動します。これも毎年七夕になるとみんなに思い出される歌になりますように。たくさん短冊に書く願い事があって困りますね。

今日は下北沢leteで『weekend』全曲ライブです。それぞれの願いを胸に抱いてお越しください。





Posted by monolog at 08:55│Comments(0)TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL