




昨日のこと、8月頭に渋谷にオープンしたHMVレ record shopを覗きにいく。思っていたよりこじんまりとしていて、それが往年のレコードショップ的で良いサイズ感。レコードハンティング生活が大きく変わるような衝撃はないけどもお店の選択肢が増えるのはとても嬉しい。アナログメインだけどCDも普通に売っていて、レコメンドのコーナーにはスタッフさんの手描きの看板があり音楽愛を感じた。高野寛さんのコーナーが充実していたのですぐに本人に報告。結局3つのレコード屋をまわり久しぶりにいろいろ買った(久しぶりか?)。渋谷は人がたくさん。夏休みだ。みんなの夏休みが終わったら夏休みしに出かけたい。
夜になって下北沢へ移動してモナレコードでの高橋徹也インストアライブへ。先日京都と大阪でニアミスがあってSOLE CAFEへ飛び入り?という直前までいったのだけどスケジュールがわずかに噛み合わず断念。この日は店長行さんとのトークから始まってリラックスした雰囲気。しかし演奏が始まると途端に緊張と静寂と不穏なヴァイブスが発生するのが高橋徹也ワールド。ちゃんといつもの唸るような世界観のはしっこが見えました。終わってタカテツさんと遅くまでいろんなおしゃべりを。僕はビールを飲んで、タカテツさんはクリーム抹茶ラテを注文、ひとくち飲んで「甘え」とつぶやく。ハードボイルドでスイート、ミステリアスな男である。
帰り道に寄ったスーパーには季節柄お盆のお供え物などの特設コーナーがあって、今まで見向きもしたことがなかったのだけど、愛する猫を亡くしたこの夏はとてもセンシティブになってそういうものに目が向く。ナスやキュウリに棒をさした牛馬のお供え物の存在は知っていたが、買うとは。故人が浄土からのお盆の行き帰りに馬に乗り、牛には荷物を引かせるらしい(帰りは馬で早く帰ってきて戻るときは牛でゆっくり、という地域、説もあるそう)。ポチが馬に乗ってる姿を想像する。牛に引かせる荷物などなにがある?踏み潰されるなよ、ぽっちゃん。自分のなかで確実に生死に関するパラダイムシフトが起きてるなーと実感する夏です。




