朝から悲しいさびしい報せ。加古川チャッツワース岸本さんの家の愛猫チャオが16年の命を燃やし尽くした。6月にポチを亡くして間もないときにチャオは柔らかい体を撫でさせてくれた。愛あふれる家庭に生きてチャオは幸せだったね。経堂のギャラリー芝生の展示に顔を出して、追加で「ポチのポチ袋」を追加納品。とてもたくさんのお客さんに来ていただいているそうで嬉しい限り。
そして楽しみにしていた高野寛さんのトリオ編成での日本橋三井ホールでのライブへ。トリビュート盤で「夜の海を走って月を見た」をともに演奏したイトケンさん、sugarbeans佐藤くん、ミックスしてくれた古賀健一くんと一緒に観れたのがとても嬉しかった。25周年記念の季節もクライマックスか、2時間半のコンサートはやはり圧倒的に音楽的で美しく、言葉とメロディを核にして耐久性のある“歌”がズラリと並ぶ壮観なセットリストでした。エレキギターの高野さん、かっこよかった。このバンド編成ライブのためにエレキを猛練習したとTwitterで書かれていたが、僕も7年ぶりのGOMES THE HITMANのために同じようにエレキばかり弾いているのでその指先に注目してしまう(アコースティックギターを弾くのと全然違うのだ)。
「All Over, Starting Over」という曲のなかで「君を傷つけてた思い出が辛くても/時間だけが過去を癒してくれるだろう/笑い合う友達 愛しあう人がいれば/その笑顔のために生きてゆけるのだから」というフレーズがある。つい最近これと同じようなことを考えることがあったのでこの歌は特に心に響いた。曲の終盤には「開け放した窓には/東から届いた見知らぬ風の便り」という歌詞。昨日のリハーサルで歌った「西の窓を開け放てば/南向きのドアが閉じて/テーブルにははらはらとノートが騒ぐ」という言葉と呼応した。
来週末にデビュー15周年のバンドのステージを控えた僕にとってとても刺激的な(そもそも高野さんのライブを観て刺激を受けなかったことなどないのだ)、25周年のキャリア集大成のような素晴らしいコンサートでした。15年なんてまだまだ全然だな。
Posted by monolog at 23:55│
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