大阪グルッグでのライブが終了して翌朝、またスタンダードブックストア心斎橋に戻り「ひなたのねこ展」のしばらく在廊。ようやくゆっくり本や雑貨を眺めたり、心斎橋のレコードショップを探ったりできました。お客さんにサインをしたり話をしたり、関東での開催と違い大阪は家から遠いので展示の修正、お客さんとのコミュニケーションなど心配事もありましたが杞憂に終わりました。ここで展示がやれてよかった。お昼すぎから兵庫加古川へ移動。さすがにくたびれて移動中の電車ではずっと寝ていました。加古川駅前のいつもの景色。不況によりヤマトヤシキが経営再建ADRを申請するという報、来年も変わらぬ景色が僕を出迎えてくれたらいいのだけど。
「ただいまー」とチャッツワースに挨拶。今年3回目のライブ、2008年からずっとお世話になっているお店。リハーサルもそこそこに僕は曲順を検討、リクエストを募っていたのでそれも反映させながら。今回のクリスマスライブでは開場前にクリスマスディナーを提供するという試み、とても美味しいプレートを僕もライブ前にいただきました。毎回盛況のチャッツワースでのライブですが、今回はここ数年のなかで一番ぎゅうぎゅうだったんじゃないだろうか。身動きも取れないような満員御礼のなかで「どこへ向かうか」でライブがスタートしました。
加古川は第二の故郷という意味も込めて「home sweet home」はリクエストに応えたもの。賑やかな年末に似つかわしくないかと思ったリクエスト曲「別れの歌」も凛とした響きが冬の空のようでした。クリスマスコーナーでは遊びにきていたははの気まぐれ川本くんを急遽呼び出してパーカッションで参加してもらってリズミカルに。ヒックスヴィル、小沢健二のカバーは大先輩への敬意を込めて。中島愛さんに楽曲提供した歌をリクエストしてくれた人がいたので、少し変化球で「Merry Christmas without You」というマクロスFのために歌詞を書いた歌をぶっつけ本番で。ポチのいない、チャオ(チャッツワース岸本さんの愛猫、10月に天国へ)のいないクリスマスにリンクしてとても意義深く聴こえました。
同じように「日向の猫」はポチとチャオを想いながら祈りのような響き。アンコールではなんと「SING A SONG」のハンドクラップ3回を失敗。こんなに何回もやってる曲なのに!お詫びに予定になかった「月あかりのナイトスイミング」を歌いました。チャッツワースでのライブはいつも最新回がベスト!という感じになるのですが、この日の演奏もこれまでで一番いいライブだったかもしれません。楽しくて終わるのが惜しかった。たくさんの握手とサイン、アンケートもびっしり書いてくれてありがとう。また来年も何回も加古川に来ます。