2015年01月27日

月あかりのナイトリスニング vol.6 @ 武蔵小山ライブカフェアゲイン(2015年1月26日)

昨日のこと、毎回自分自身が楽しみなイベント“月あかりのナイトリスニング”の6回目。足掛け3年目を迎えました。

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これまで“自分史”や“クリスマス”、“映画音楽”に“猫”などを題材にトークとライブをやってきましたが、今回はなんと“レコードショップ”という漠然としたテーマ。しかしこれが楽しくて楽しくて、僕が去年買ったレコードのなかで一番の収穫を披露して、その値段を言ってみんなにため息をついて呆れられるとか、先日の九州旅で訪れた九州の“民家系”ショップの話とか、レコードハンティングするときに心がけていることなど誰のためにもならない、ただ僕が嬉々として話してみんなが笑っているという楽しい時間でした。

星条旗ジャケットを収集している、という話題のなかで紹介したスティーヴ・ヴァン・ザントの7インチを司会の森陽馬さんから「で、内容はよかったんですか?」と聞かれて「・・・聴いたことなかった!」ということで初聴きの儀式なども含みつつ(遊びにきていた高橋徹也さんには「スティーヴン・ヴァン・ザントのソロを流しながらトークするとかシュール過ぎる」と絶賛をいただきました)これまでのなかで一番熱く盛り上がったんではないか?という内容でした。みんなポカーンとしていたけども。トークを録音してみたのでいい音で録れていたらどこかで公開したいです。そして第二部はライブ。「レコード」をテーマにした歌を選曲しました。

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2015年1月26日(月)@ 武蔵小山ライブカフェアゲイン
“月あかりのナイトリスニング vol.6”


1.スティーブンダフィー的スクラップブック(rain song ep)
2.朝の幸せ(GTH in arpeggio)
3.スミス(未発表)

4.FALL ON ME(R.E.M. カバー)
5.ハイスクールララバイ(イモ欽トリオ カバー)
6.Melody(フィッシュマンズ カバー)

7.RGB(ripple)
8.太陽と満月(new)
9.small good things(new)
10.日向の猫(新しい青の時代)
11.僕らの暮らし(maybe someday ep)


まず「レコード」という単語が出てくる「ダフィ的(レコードの片面分話をして)」と「朝の幸せ(ピアノが弾けそうなレコード)」。そして「パティ・スミスのレコードを誕生日プレゼントに贈る」と英語で歌った、学生時代に書いた英語詞の未発表曲「スミス」。そしてトーク中にも散々その名が出たのでR.E.M.の「FALL ON ME」を初めてカバー。はじレコ(初めて買ったレコード)としてデビュー当時からその名が頻出する「ハイスクールララバイ」も披露(台詞も、「ナー!」も)。フィッシュマンズのカバーは「暗いレゲエのレコードを聴いて感動して作った歌」という佐藤伸治氏のインタビューを憶えていたから。久しぶりに歌った「RGB」は音楽を作る行程を言葉に記した歌。「太陽と満月」「日向の猫」には“猫”も“レコード”も出てくる。そういえばそのふたつの単語はうまく韻を踏むのだな。最後に歌った「僕らの暮らし」は音楽が流れ続ける日々を想い、手を伸ばす歌。レコード愛を語ったあとに歌うとすべてが新鮮で言葉が全部新しい意味を持って聞こえた。

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ライブが終わってタカテツさんとご飯を食べにいった先のお店で流れていた有線放送かなんかでThe Smithsの「Cemetry Gates」がかかって、しばらく無言でお互い聴いて、やわら「おれ、スミスのなかでこの歌が一番好きなんだよ」「わ、おれもそう!」ととても盛り上がった。この日歌った「朝の幸せ」が「Cemetry Gates」からそのアレンジを引用していることをタカテツさんは気づいていたのは流石。タカテツ楽曲でもこの曲からインスパイアされた歌があることを教えてもらった。音楽を聴いてまた次の音楽が生まれるのだな。キーツとイェーツは君の側、でもワイルドは僕のもの。ということで今は『The Queen is Dead』を聴いている。

ご来場ありがとうございました。皆さんが次にレコード屋さんに行くときに違う風景が広がるかもしれませんね。




Posted by monolog at 12:01│Comments(0)TrackBack(0)

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