2015年03月16日

ご近所、むさしの猫の事情|青春ティーンエイジ・ライオット(たんこぶちんワンマン)

昨日のこと、お昼から出かけて吉祥寺のカフェゼノンの横のスペースで行われた“猫の譲渡会”へ。僕自身猫をもう一匹飼うことに決心がついたわけではないのだけど、譲渡会というものにとても興味があったので(冷やかしなどではなく)目下家族探し中の近藤さんと一緒に武蔵野市で活動している「むさしの地域猫の会」主催の会に初参加。偶然にも通り一本向こうに住むAさん(猫騒動日記参照)ともバッタリで、期せずして「これはこれは」とご近所挨拶。とても和やかな雰囲気で、緊張していた心も猫の可愛らしさにふにゃふにゃと溶けていきました。



5ヶ月くらいの、もう仔猫とは呼べない猫から5歳くらいの大きな猫までいろいろ。また春になったら小さな猫が増えるのだろう。飼っていた方が亡くなったり、ハクビシンに襲われて手負いになっていた猫とか、一番ひどいのはコールタール(アスファルト舗装などで使われる熱い溶剤)をかけられて瀕死のところから蘇った猫もいた。猫の数だけ物語がある。僕も近藤さんも小一時間腰を折り曲げてチュッチュッ猫の気を引こうと猫おじさん化して、はたから見たらバカみたいだっただろう(実際ネコバカなのだ)。帰ろうとしたところで声をかけられて、地域猫の会の会長さんが僕のファンだということが判明。にゃんとまあ、こんなことがあるものだ。いろいろ興味深いお話を聞くことができました。

吉祥寺の混みあう通りから一本離れたカフェでお茶。話すことは猫のことばかりで、日曜日としては完璧な数時間でした。ご近所にこういう時間を共有できる友だちがいるというのはとても楽しい。もう今年で14年になるが、吉祥寺暮らしがどんどん面白くなる。夕方から今度は渋谷へ出かけて唐津のガールズバンドたんこぶちんのレコ発記念ワンマンライブを観させていただく。同郷のよしみで何度もライブを観させていただいているが観るたびに良くなっている。どんどん背の伸びる思春期のような、雨後の竹の子のような。



彼女たちがこだわった“ソールドアウト”が実現した客席はサイリュームが揺れてとてもきれい。お客さんもあたたかいしたんこぶちんもそれに応える。なんだかしみじみした気分で2階からステージとフロアを眺めてしまいました。彼女たちはみんなそろそろ19歳か、僕がGOMES THE HITMANを組んだのは19歳の4月だから、まだ彼女たちの年齢のころには僕は何も成し得ていなかった。羨ましいな、若さよ。まだまだこれからなんでもできるしなんにでもなれる。

ボーカルMADOKAは猫が大好きで、去年の初夏にポチに会いにきて(ポチさま、ポチさま、とヘンテコな呼び方で)遊んだ最後のお客さんでありポチ実ともさっそく運良く対面を果たしたラッキーガールだ。普段はとても小柄な女の子だがステージの上ではもっともっと大きくたくましく見えるし、油断していると荒ぶる5人のバンドサウンドにハッとさせられる。彼女たちがこの春に全員唐津から上京してくるというから大事件である。僕も佐賀から上京してきた23年前の春を思い出して、ひりひりとしてわくわくする。MADOKAが東京で猫を飼うつもりなら一緒に猫の譲渡会に行こう。




Posted by monolog at 11:34│Comments(0)TrackBack(0)

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