遠い記憶の彼方に消えてしまう前に振り返る先週末のこと。まず金曜日、下北沢leteでの定期演奏会の記念すべき10回目。2013年秋から始まって3年越し。ここで演奏するのはいつも緊張感とリラックスとがいいバランス。最近は新曲を試すのもだいたいleteだ。この日はとにかく暑い日だった。leteはステージ側に熱気が溜まりやすく準備の段階で大汗、リハーサルも早々に切り上げる。夏の異常な暑さは死活問題である。2013年の開始から第10回目まですべてチケットは完売御礼。励みになります。夏の歌を集めたパートからライブはスタート。
2015年8月7日(金)@ 下北沢 lete
“夜の科学 in 下北沢 - 小箱のなかの音楽 10”
1.スティーブン・ダフィー的スクラップブック(GTH「rain song ep」)
2.believe in magic in summertime?(GTH『down the river to the sea』)
3.猫町オーケストラ(the loved one)
4.猫のいた暮らし(GTH『weekend』)
5.緑の車(GTH「maybe someday ep」)
6.Qui La Laの夏物語(未CD化楽曲)
7.光と水の関係(GTH『weekend』)
8.目に見えないもの(GTH『mono』)
9.太陽と満月(the loved one)
10.些細なことのように(the loved one)
11.ブックエンドのテーマ(新曲)
12.ポチの子守唄(the loved one)
13.lucky star(新曲)
14.my favorite things(the loved one)
15.光の葡萄(新しい青の時代)
16.月あかりのナイトスイミング(新しい青の時代)
EN
17.memoria(未発表)
18.small good things(the loved one)
この日の開場時のBGMをダフィーとライラック・タイムにして、1曲目は「スティーヴンダフィー的スクラップブック」。夏になると必ず歌いたくなる歌。「believe in magic」はもはや何回りかしてとても新鮮な歌だ。たんこぶちんのカバーバージョンがリリースされたこともあって久しぶりに「Qui La Laの夏物語」、可愛い歌になった。そして『the loved one』全曲と合わせて最新曲「lucky star」と「ブックエンドのテーマ」を。ライブの途中クラッとして、集中力に欠けるところもあったが気持よく歌が歌えました。このふたつはとても評判がよくて、毎回少しずつ変わっているのだけどいい歌に昇華しそうで楽しみだ。
ライブが終わったあとで学生のお客さんが自分の大学の図書館の閉館の放送でサイモン&ガーファンクルの「旧友〜ブックエンドのテーマ」が流れるという話を聞かせてくれたが、なんと洒落た図書館か。「一対のブックエンドのように古い友だち同士が公園のベンチに座っている」というポール・サイモンの詩が浮かび、歌がよみがえる。leteの町野さんとも長い付き合いになってきた。引き続き現在地確認の場所として15回20回と続けていきたいです。また新しい季節に。