

昨日のこと。バタバタと予定をこなしたあと、恵比寿リキッドルームでTWEEDYを観た。WILCOのジェフ・トゥイーディが息子のスペンサーと組んだ親子バンド、と少し甘く見ていたかもしれない。予想を越える素晴らしいライブで無理して観にいってよかったなあと思った。ジェフの友人とスペンサーの友人からなるバンドの演奏はとてもリラックスしていて、WILCOの緊張感とは違う楽しさがあった(スペンサーくんのドラムもよかった!)。
途中バンドが引っ込みジェフの弾き語り、これも溜息がでるほど。WILCOの名曲群をギター一本で、フロアから大きなシンガロングや手拍子が響く一幕もあった。僕がWILCOを初めて聴いたのは1999年、21世紀に入ってからのWILCOはある種のリスナー/ミュージシャンにとっては最重要バンドとなった。ジェフ・トゥイーディの歌をリキッドルームくらいのスペースで(頑張って前で観たのでオペラグラスいらずだった)堪能できる幸せを噛み締める。ジェフのもう一人の息子サミーが出てきてビッグスターの「Thirteen」を歌ったのが個人的ハイライト、彼にとって二度目のステージだったそうだ。アンコールでは予想してた通りジム・オルークが登場してルースファーの楽曲で盛り上がった。
一緒に観たハックルベリーフィンのさくちゃんと吉祥寺まで戻って一杯飲んで「いやあ、良い日だったねえ」と締めくくり。毎日が特別な日だ。